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2009/03/17

香川3人不明事件その12

殺人、死体遺棄罪などに問われた無職男性被告(63)の判決が16日、高松地裁であった。

裁判長は「泣き叫ぶ孫姉妹を躊躇(ちゅうちょ)なく殺害しており、人間性のかけらもない」と述べ、求刑通り死刑を言い渡した。

弁護側は量刑不当として、即日控訴した。

公判では被告の刑事責任能力の程度が最大の争点となった。
裁判長は「事前に遺体を埋める穴を掘るなど周到かつ綿密な準備をしており、犯行隠蔽行為も行った」と指摘。

医師2人の精神鑑定結果などを検討し、完全責任能力があったと認定。「知的能力が低く心神耗弱状態だった」とする弁護側の主張を退けた。

判決後に会見した姉妹の父(44)は涙を浮かべながら、「やっと、ばあちゃんと子供らに報告できる。『死刑が言い渡されて良かったのう。悪いことをした人間は、きちっと罰せられる』と報告します」と胸の内を語ったようだ。

とこんな所ですね。
幼い姉妹を含めて3人を殺害ですから、普通に死刑は当確でしょう。
少々気になったのは弁護側の「心神耗弱状態だった」の主張なんだけど・・・

第4回公判が3月11日、高松地裁(裁判長)で開かれた。
同被告の精神鑑定を行った医師2人が証人出廷し、責任能力を認める趣旨の証言をした。
検察側の推薦で鑑定を行った医師は「怒りや憎しみから殺害を決意したという動機は正常心理で了解可能」と指摘。
弁護側の医師も「特記すべき精神障害は認められない」と証言した。

と言う事から考えるとかなり難しい主張だったと思うのだが・・・それでも刑を軽くするには主張するしかなかったのかな?

参考リンク
香川3人不明事件その11
香川3人不明事件その13

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コメント

事実認定で争いがなく、弁護側が死刑を回避するのであれば、心身耗弱か心身喪失を主張するより他に方法がなく、これはもう、弁護側のパターン化された行動ですよね。
そして、とにかく控訴して、最終的には最高裁で棄却。この件も、おそらくこんな流れになるでしょう

投稿: ヒロシ | 2009/03/18 08:54

疲れちゃって。
なにか原因があって疲れちゃっても誰も助けてくれないは仕方ないとして。疲れが原因ですよと言うだけ言ってくれる人もいなかったら、人は疲れちゃってという弁解も許されないわけで。だからと言って許されるかどうかは別ごとでしょうが、疲れちゃって・・・と言ってもいけないですか。

投稿: ナガイ | 2009/03/19 03:21

みなさん、こんにちは
ナガイさんへ

なるほど、そう考えると自然な流れかもしれませんね。
被告人が「疲れていた」事を事件の理由の一つにした。

ところが、弁護人はそれをそのまま法廷で主張するのは「まずい」と考えて、法廷用語の「心神耗弱」に置き換えた。

しかし、その結果「精神鑑定」と言う望まない物も付いてきた。と言う感じかな。

法廷で弁護人が具体的にどんな主張をしたのか分かりませんが、このあたりは裁判員制度ではなかなか理解できないかもしれないですね。

投稿: ASKA | 2009/03/20 12:08

ASKAさん
>弁護人~中略~という感じかな。

私は、検察側の立証は完璧だったと思うのです。
弁護人には、被告人の利益を追及する義務がある以上、鑑定結果に関係なく責任能力を争点にするしかなかったと…
弁護側の鑑定結果で「責任能力なし」の結果が出なかった事が一番の誤算でしょうか。

投稿: joker | 2009/03/21 17:53

jokerさん、おはようございます。
>弁護人には、被告人の利益を追及する義務がある・・・

なるほど、確かにその通りですね。

投稿: ASKA | 2009/03/22 09:40

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