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2009/04/07

舞鶴市女子高生殺害事件その21

4月7日殺人と死体遺棄容疑で、服役中の同市朝来(あせく)西の無職、60歳男性容疑者を逮捕し、身柄を京都刑務所から山科署に移送した。

捜査では、遺体発見現場近くで事件発生直前、容疑者とみられる人物が被害者と一緒にいるのが目撃されていたことも新たに判明した。
犯行を裏付ける直接的な物証は見つからなかったが、捜査本部は、目撃証言や防犯ビデオの分析などから、被害者が最後に行動をともにした人物が容疑者だったと判断した。

容疑者は、被害者が殺害されたとみられる7日未明、殺害現場に向かう通りに設置された防犯ビデオに被害者と一緒に写っていた「自転車の男」と、身体的特徴や服装などが酷似していた。
さらに、容疑者が6日夜から市内の行きつけの飲食店などに訪れた後、被害者とほぼ同じルートで遺体発見現場方面に向かった可能性が高いこともわかった。

府警はこうした状況証拠に加え、現場近くで同7日午前3時ごろに2人らしき人物が一緒にいたという目撃証言も得て、容疑者が被害者と最後に居合わせたと断定したようだ。

舞鶴署捜査本部は7日、府警本部で記者会見した。捜査一課長は、逮捕について「証拠を固めた」と述べたが、根拠となった証拠を一切示さなかった。

課長は逮捕に至った証拠について、「(逮捕の)決め手は捜査上支障があるため、コメントを控えたい」と返答。
物的証拠か状況証拠かどうかも「詳細は控える」と繰り返した。
否認しているという容疑者の供述内容は、「全体としてまとめれば『知らない』ということ」と述べるにとどまった。動機についても「今後解明していく」とした。

容疑者は5月6日、舞鶴港近くの飲食店に自転車で立ち寄り午前一時頃店を出ている。
この後、被害者と一緒の所を防犯カメラに写っていたと思われているわけだね。

さて、逮捕なんですが、なんともすっきりしない逮捕です。
警察の会見でも逮捕の根拠は出されていないので、ホントに裁判で検察は勝てるのか?
少々疑問です。

とりあえず起訴しちゃおうと言う事か?それとも、隠し球的な決め手があるのか?
新たな目撃情報と言ってもね・・・11ヶ月経って新たな目撃情報が出てくるとは思えないんだよね。

新たな目撃情報と言うのは新たに発表した目撃情報で、情報自体はずっと以前に警察は入手していたんじゃないのかな?
ではどうして、このタイミングなのか?なんだけど・・・
最近起きた事と言えば、最近でも無いが12月にあった容疑者宅の家宅捜索かな。

2000点におよぶ押収品の分析が終わったのかな?
・・・しかし、もし物証であるならば、公表しない理由が無いと思うんだけどな。

私が一つ気になっているのが、防犯ビデオの映像なんだけどね。
例の自衛隊のカメラなんだけどさ。一般のカメラに比べて解像度が高いのでは?と言われていたが、その映像はこれまで出てきてない。(と思うんだけど、間違いだったらごめんなさい)

もし、自衛隊がその映像の公開を許可したとしたら?
現場近くでの目撃情報を補強するだけの説得力があるんじゃないかな?

でも、この場合も公表しなり理由が無いと思うが・・・裁判員制度で無い公判であれば、傍聴人に証拠写真を見せる必要が無いから、一般に防衛上の機密を公表しなくて良いが、しかし、マスコミが騒ぐのは避けたい?・・・なんて考えすぎだろうな。

あいかわらず全くの憶測、妄想です。

続報を待ちましょう。

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コメント

少なくとも、被疑者の犯罪事実を立証するには、凶器の発見は必項ですな。

まぁ、被疑者に否認された時点で、検察(警察)に隠し球は無いでしょうね。

東金の事件と同様に、状況証拠は揃ってるみたいですね。

投稿: joker | 2009/04/08 01:37

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