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2009/04/09

舞鶴市女子高生殺害事件その22-1

逮捕後にいきなり報道が増えたので整理しておきます。

1)容疑者(60)(窃盗罪で実刑判決を受け服役中)が所持する複数の自転車が事件後に塗り替えられていたことが7日、わかった。

捜査関係者らによると、事件当夜、現場周辺の防犯カメラに被害者と一緒に映っていた「自転車の男」が押していた自転車とよく似た自転車数台を中容疑者も、自宅に所有。自転車のフレームのすきまに長さ約40~60センチのバールを載せ、側溝に落ちたものを拾うために使っていたという。

昨年11~12月に殺人、死体遺棄容疑で容疑者宅を捜索し、自転車数台を押収。事件後に複数の自転車の色が塗り替えられていたほか、容疑者は自転車にバールを載せなくなったことも判明した。犯行に使われた凶器は頭部の傷跡からバールのようなものとみられ、府警は押収したバールを含む多数の工具類で血液反応を調べたが、凶器とみられるものは見つからなかった。

2)事件直前の昨年5月7日午前3時過ぎ、容疑者とみられる人物が自転車を押して被害者と一緒にいるのが目撃されたのは、遺体発見現場の北約200メートルの路上だったことがわかった。2人は帽子をかぶり、並んで歩いていたという。

3)周辺の聞き込み捜査から、捜査本部は容疑者の供述に矛盾があり、アリバイが成立しないとみているという。
捜査本部などによると、容疑者は昨年5月6日夜、舞鶴市内の飲食店に自転車で来店。翌7日未明に2軒目の飲食店を出たという。

自宅は遺体発見現場近くで、同本部は帰宅までの足取りが、被害者が歩いたルートに合うとしている。
一方、捜査関係者によると、容疑者は逮捕前の任意聴取で、6日夜の行動について「家にいた」「(同容疑者が行ったと捜査本部がみている2軒の飲食店とは)別の飲食店にいた」などと話し、複数のアリバイを主張したという。

しかし、捜査本部は、容疑者が訪れたとしている飲食店には、同夜来店していないことを確認したとしており、現場周辺にある複数の防犯カメラの映像や目撃情報などの状況証拠で、容疑を立証する方針。 

4)容疑者(60)と被害者との間に、事件前には直接の面識はなかった可能性が高いことが8日、舞鶴署捜査本部の調べでわかった。

5)容疑者が事件前、夜間に自転車に乗って日常的に人目がつかない山沿いの茂みなどにごみを捨てに行く姿を目撃されていたことも判明。捜査本部は、容疑者がごみ捨て場を探す目的で、事前に遺体遺棄現場に立ち寄っていた可能性もあるとみている。

6)容疑者(60)の行動が、事件の前後で変わっていたことが府警の調べでわかった。

被害者と歩く「自転車の男」が映った防犯カメラが設置された府道を避け、なじみの居酒屋に行く回数も減っていたほか、よく着ていた黒っぽい服も、事件後は白やピンク色へと一転していた。府警は、事件が容疑者の心理に影響を与えたとみている。

捜査関係者らによると、容疑者は自転車で市街地へ向かう際は、府道を通っていたが、昨年5月の事件後、近くの住民らは、府道を通っている容疑者の姿を見かけなくなったと話している。

7)被害者と一緒に歩く「自転車の男」を目撃した1人が、府警舞鶴署の捜査本部の事情聴取で、この男を無職容疑者(60)(逮捕)と写真で特定していたことがわかった

遺体発見現場付近までの間にあった複数の目撃情報のうち、容疑者と確認した唯一の証言で、容疑者は事件当夜、「家で寝ていた」と話しているが、府警は、容疑者を逮捕する有力な根拠となったとしている。

捜査関係者によると、目撃者は、事件当夜の昨年5月7日午前1時過ぎ、府道を車で通りかかり、被害者と男を見かけ、2人の年齢差を不審に思って十数キロまで減速、間近で男の顔などを見ていた。事件後、府警が示した複数の顔写真から中容疑者を選び、目撃した男と証言したという。

被害者と「自転車の男」の姿は、この目撃と同じ頃に近くの防犯カメラに映って以降、現場の北約200メートルまでの複数の場所で、目撃されていた。いずれも男は黒っぽい服装で体格が酷似し、時間経過も歩いて移動して矛盾がないことから、府警は、この男が容疑者で、被害者と事件直前まで一緒にいたと判断した。

こんな所だね。
しかし、結局は状況証拠しか無いと言う事だね。
事件前に府道を被害者と歩いていた男との証言は確かに強力な証言だと思うけど・・・
jokerさんのコメントにもありますが、それだけでは容疑者の犯行を立証できないんじゃないかな?

凶器が見つからなかった事件としては川崎通り魔事件があるけど、あちらは、刺された被害者自身が1mの距離で犯人の顔を見てその場に他に誰もいなかったと言う証言があったからね。

こちらの場合は事件前に一緒に歩いていたと証明できても、その後に容疑者が事件を起こしたと言う説明にはちょっと説得力が無いと思うな。なにしろ、最後の目撃場所は遺体発見現場から200mも離れていて、容疑者の目撃から2時間も経過しているからね。

こう一度に出てくるとマスコミ報道もなんだかな?と思ってしまうが・・・それは置いといて・・・

遺体発見現場から容疑者のDNAとかは出てないんだろうね。
首に巻いた植物のツルとか、殺害時に振り上げただろうバールなんかを考えると、毛髪とか汗とかあってもよさそうな気がするけどね。
そんなのが出てたら12月の窃盗容疑の時に照合しているだろうな。

捜査の行方に注目しましょう。

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コメント

>事件前に一緒に歩いていたと証明できても

仮に証明できたら。その場合の論点は。なぜ、ご本人が否定したのかということに?いやあ、忘れてましたねん、すんまへんどした。で済めばみやこです。

投稿: ナガイ | 2009/04/10 04:24

状況証拠を積み重ねて被疑者の犯行を立証するのですか。

公判が始まって、弁護人に「自転車男=被疑者」の図式を崩されたら、検察は苦しくなりますね。

投稿: joker | 2009/04/10 09:11

検察側としては突っ込み所ですね。
でも、容疑者は事件前に飲酒もしていたようですし、「覚えていない」と言う言い訳ができそうですね。

友人に、「実はあの日、被害者と歩いていたのは自分だ」なんて事を漏らしていれば、良いのですが・・・

でも、直接犯行に結びつく情報でも無いので、やはり、遺体か遺体発見現場、被害者の持ち物などから容疑者に繋がる情報が欲しいですね。

あるいは、容疑者側の押収物から被害者に繋がる情報が出てくるとかね。

今ある情報だと「疑わしい」の域を超えない印象です。

投稿: ASKA | 2009/04/11 12:02

ASKAさん、ひさしぶりです。

自転車の男=中容疑者については特定済とする警察発表に
従えば、きわめて人通りの少ない土地柄ですから、被害者
と接触しえたのは中容疑者以外にないとする警察の推論も
現実味をもちます。

しかし、まずその特定に関して、警察は少なくとも動画と
して防犯ビデオ映像を公開すべきではないかと思います。
公表されているのは動画の一部を静止画に切り取ったもの
だけですが、あの画像から個人を特定できるとは誰にも信
じられません。27コマ/秒で連続する動画なら、多少なり
とも情報量は増えるのではないかと思います。
ひとりの人間の名誉を犠牲にしつつ世間に向けて犯人扱い
するのですから、誰もが納得できる逮捕経緯の示し方とい
うものがあると思います。

投稿: ちゅ | 2009/04/14 11:52

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