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2009/05/24

中央大学教授刺殺事件その11

続報です。
1)捜査本部が押収したメモにはほかに、「しっかり自分が頑張らなければいけない」「前向きに生きたい」「親ともっと連絡を取り合って相談しないといけない」などの内容が書かれていた。日付はないが、前後のメモから、容疑者が卒業後から事件前までに書きためたものだったとみられる。

別の報道では
容疑者が事件前に記したノートが自宅から押収された。「マイナス思考ばかりでは駄目だ。前向きに頑張っていこう」という趣旨の記述があったほか、人とのコミュニケーションがうまく取れないことに悩み「性格を変えていかないと」と自分に言い聞かせるような言葉もつづられていたという。

2)被害者は昨年5月、学生に「(容疑者が)来たら教えてくれ」と話していたが、その学生に「(容疑者は)問題のある男だ」という趣旨の話をしていたことも判明した。

3)容疑者は「高枝ばさみを事前に購入し、分解して凶器にした」と供述しているという。購入時期は事件の2、3カ月前で、容疑者が遅くとも昨年12月から明確な殺意を持って犯行を準備していたとみられる。

4)警視庁富坂署捜査本部の調べに対し「大学を卒業後、就職した東証1部上場の大手食品メーカーを辞めてから人生が狂った」という内容の供述をしていることが分かった。

5)捜査本部の調べにも「1か所の職場になかなか落ち着くことができない」と供述しているという。

6)容疑者の母親が親しい知人に「息子に社交性がなく、悩んでいる」と話していたことも判明。実家近くに住む20代知人女性によると、母親は「息子は友達がいないようだ」「大学で1人で弁当を食べているようだ」「仕事が決まってもすぐ辞めてしまう」などと打ち明けたという。

こんなところかな。
メモなどの内容を見ると、どうやら、仕事が上手くいかない事や長続きしない事は容疑者自身に問題があると認識していたようだね。
ところが、いつしか被害者への殺意へすり替わってしまったのかな?

誰でも自分が努力しても状況が変わらないのであれば、他に原因があるのでは?と考えたくなるもんだけどね。
このあたりは、まだ良く分からないので続報を待ちましょう。

そして、凶器が変わっているね。
「高枝バサミ」を分解して凶器を作ったか・・・ポルポルさんのコメントにもありましたが、殺人の為の凶器としては普通は連想できない物ですよね。

計画的な殺人事件の場合、凶器にこだわる容疑者は多いと思う。
元厚生官僚殺害事件の容疑者は事前に複数の刃物を購入して、一番切れ味の良い物を凶器に選んでいるし。
秋葉原連続殺傷事件の容疑者はダガーナイフと言う戦闘用のナイフを選んでいる。

結局の所、殺人と言う目的の為に一番殺傷力が高い物を選ぼうとする場合が普通かと思う。相手が女性や子供、老人などなら状況は変わるだろうけどさ。

容疑者は自作の凶器の方がナイフや包丁よりも殺傷力が高いと考えたのかな?
しかし、実際には加工の問題とかあるし、想定通りに出来上がるか分からない、容疑者にその方面の職歴などあれば可能性はあるけどさ。

機能以外に凶器の理由があるとしたら?と妄想してみると・・・
高枝バサミってもともとの機能は「手の届かない高い木の枝や実を切り落とす」って事だよね。
自信ないけど、容疑者にとって被害者は「手の届かない場所の人」とか「住む世界が違う人」と言うイメージを持っていたのかもしれないね。

最後に4)警視庁富坂署捜査本部の調べに対し「大学を卒業後、就職した東証1部上場の大手食品メーカーを辞めてから人生が狂った」という内容の供述をしていることが分かった。

これなんだけどね。この話だと、食品メーカーに就職した事は容疑者にとっては正解だったと言う事のように受け取れるんだけど・・・・そうなると、容疑者は専門職にこだわっていたと言うわけではなさそうだね。
つまり現実派で、生きる為に専門外の仕事も良しと受け入れているように思える。

だとすると、この点では被害者を恨む理由はなさそうだね。
逆にこの食品会社を辞めた理由が気になるんだけど・・・それが、1)の自分の問題と言う所に繋がると思うんだよね。

しかし、5月中旬に退職しているんだよね。多分、一部上場企業だと4月1日入社後に新人研修となり、ゴールデンウィーク明けに配属と言う流れだと思うんだけどさ。
つまり、職場が配属になった直後に辞めていると言う事だと思う。

仕事が気に入らなかった?
でも、当然、就職の面接時にはどんな仕事を希望しているかの確認はあるでしょ?
特に食品会社では、エンジニアの職場は限られているはずだからね。

はやり人間関係だったのかな?
でも、社会人で人間関係に悩まない人はいないと思う。悩んだら誰かに相談しましょうね。
同期入社の人間とかいるだろうし、会社以外の同年代の友達もいるでしょ?

・・・ここで6)が絡んでくるのか?
友達がいなくて、自分の中に閉じ込めてしまったのかな?

とりとめもなく書いてしまいました。
まだ、分からない事が多いです。続報を待ちましょう。

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コメント

動機は怨み?出てくる話は自分への憾みばかり。先生様から不利益を受けた事実は(定量・定性的内容は別にしても)発見できないみたいですねえ。
では、二人だけの関係の中での事件でしょうか。容疑者さんは内省的な性格のようです。こういう人は一時の激情で思い切った行動をすることはあると思いますが、暮らしている空間が異なりますから、松の廊下のようにキーッ!となって数秒で斬り付けられるわけじゃないですからねえ。駆けつけるだけでも2時間以上はかかるわけで、そうなると内省的な性格が故に道中での持続増幅は難しいのではと思うのでございますよ。
じゃあ、なんなのということですが。頼まれた?口封じ?愛憎の精算?よほど惨めな思いをした?因果の証明を間違えている?・・・?先生様のご自宅の付近まで行ったことはないのでしょうかね。教職に就かれている方々の参考までにも、動機はご本人の語りばかりでなく解明されることが望まれます。

投稿: ナガイ | 2009/05/24 13:39

凶器の件ですが、
バイト先のホームセンターで入手、
もともとは自宅の庭木の手入れのために購入したが、
経験者であればご存知の通り、高枝バサミはどれもほとんど実用にならず、
(構造的に、遠くのハサミをワイヤーで操作してもうまく力が入らないし、適切な角度で刃をあてられない)
加工して凶器に転用することを思いついた、
という仮説はどうでしょうか?

それにしても、
加工の仕方にもよるかもしれませんが、
先端部が尖っていない剪定用はさみが果たして凶器となりえるのか、
疑問が残ります。

投稿: ポルポル | 2009/05/24 15:24

彼の動機も謎ですね?でも、真相が解明されれば、教授に対する逆恨みでない別の動機が存在するとおもいます。これは、小泉容疑者の本当の動機と同じかもしれません。妄想ですけど・・・

投稿: korekoma | 2009/05/24 17:30

自宅に残されたメモは、本人の言葉なんでしょうかね。
高窪教授にアドバイスされたことを書き留めたのではないのかなぁ。
40箇所以上も刺したのは、そのアドバイスの一つ一つを思い出しながら、『どれも、これもできないじゃないか』って、刺してたり。

殺人に至るまでの経緯がわからないけれど、高窪教授を亡くしたことは、大学にも、この日本にも大きな損失だと、いろんな報道の高窪教授の功績などを見て思いました。
こんな事件で亡くなった高窪教授も、ご家族も本当に気の毒です。

投稿: Marple | 2009/05/24 21:11

 動機の解明が待たれますが、教授とご家族ががお気の毒なことは明らかです。しかし、今回の犯人をかわいそうにも思えます。ノートに頑張らねばと書くほど思いつめていた。励ましてくれる友人もなし。親もそばにいない。ひとりで思いつめてしまうと、とんでもない方向に考えが及びだす。やったことは到底許されることではない。もし、償えるチャンスがあるならば、償ってほしい。2つの仕事を掛け持ちして頑張っていたのに、なぜ、何があったのだろうか?

投稿: 明智 | 2009/05/24 23:47

凶器に関しては「高枝切りばさみ」という報道と「枝切りばさみ」という報道がありますね。
枝切りばさみだと植木職人の使う長い柄のついた大きなはさみを指すと思いますが、どうなんでしょうかね?
刃渡りも20cm近くあるので分解して凶器にするとかなりな殺傷力が期待できるかと。
高枝~だとポルポル氏のおっしゃるようにバネなどの不必要な部分が多いですし、凶器にするには刃渡りも短いので考えにくいと思います。
それにホームセンターでは高枝~と枝切り~は同じコーナーに置かれていますから、枝切り~を選ぶのが自然でしょう。

投稿: ひろ | 2009/05/25 00:06

URLを貼り忘れました。枝切りばさみの例です。

ところでこの容疑者、状況があの秋葉原通り魔事件の犯人に似てませんか?

投稿: ひろ | 2009/05/25 00:16

木の柄がついた鋏。刈り込み鋏。刃は15cmぐらい。支点はボルト。だから、ばらせる。柄には目釘留め。凶器として使うのなら、ミニ槍かミニ薙刀か。携行性を考慮して柄をグリップ分だけ残して切るというのは。ちょっと難しそう。というのは、柄に割り込みだから。木は排除して鉄のとこだけ取り出すと。柄巻きしないと使えない。以上、ながなが。たいへん恐縮でした。組み合わせて・・・という自供説明と一致しないなあ、というだけのことです。
柄がアルミ製の枝切りもあります。でも、枝きりは機能上、刃は短く、柄は長く。刃は鋭そうに見えるけど、結構分厚い。石にぶつけたぐらいで、ぱきん、ぽろっ、はー、あるかなあ・
なんか、へん。腕に覚えがあるわけでもない青瓢箪が手製のいい加減な凶器を持参して人生終わりの場へ自らの意志で赴くものか。毒殺とか改造銃で撃つとかなら、容易に納得できるのですが。なんではるか東方かなたの戦争に抗議して女が死ななければならないのか。という例もあることですから、人生いろいろ!・・・かもしれませんが。

投稿: ナガイ | 2009/05/25 01:40

秋葉の犯人に?似てない!
この人は現役で大学に合格していたし、地元の進学校から
唯一専門学校みたいなとこに行っちゃった秋葉の犯人に、そこから
して似ていない!負荷が違うでしょう。
この人は一人っ子で、幼少時からバイオリンとピアノを習って
いらして… 兄弟と差をつけられてもいない、似てない!
枝切り鋏を分解しましたというのが本当かどうかは
刃渡りの問題などもあって、どうなんだろう…
普通、人殺しに使う刃物を新しく購入するにあたり、それだけを買うと
怪しまれるのでは?ということで、いりもしない俎板やザルなどを一緒に
買うというのはありがちですが、そういった融通も利かない人だったって
だけかも知れないです。

投稿: ぷり | 2009/05/25 05:00

今ひとつ犯人の動機がはっきりして来ませんね。
ただ、30分も殺意を持ったままじっとトイレの個室に潜んでいたとは、ものすごい憎悪のエネルギーを感じます。
犯人逮捕以前の報道で、教授の自宅付近の電柱に書かれていた落書きは、犯人が書いたものではないのでは…?と言われてましたが、もしかしたら本当はこの容疑者が書いたのではないかとさえ思えて来ました。

投稿: a | 2009/05/25 12:32

このタイプの人は。帆立貝さんかな。一見どころか百見でも静かな二枚貝にしか見えないんだよね。ところが、帆を揚げてビューン。潜航艇やるって、ちょっと想像つかない。雑談でも、事実関係は些細な違いにもこだわるし、ちょっと冗談を差し挟んでも気色ばんで否定反論するし。それが彼だ彼女だと受け取っちゃうんだけど、あるとき耳にした噂話にひっくり返りそうになったり。控えめ中の控えめさんかというと、自尊心が並外れていたり。誰かさんがいやで会社をやめるのだろうと理由を訊ねると、その人は尊敬していると言ったり。中小企業の部長さん専務さんなら、いるなーとなりますかな。帆を揚げてビューンを見るには。むずかしそー。

ケロちゃん、オーバーユースかな。車の。

投稿: ナガイ | 2009/05/25 18:46

危険なあまのじゃく。

理工学あまのじゃく。

殺害準備で、沢山刺せるように、深く刺せるように「枝切り鋏」考えるあまのじゃく。

です。

小さい出刃包丁みたいな刃が二つ付いている「枝きり鋏」ありました。

投稿: ケロ | 2009/05/25 18:59

友達がいない
自分の環境を人のせいにする
この二点は秋葉原の犯人と似ていると思います。

投稿: | 2009/05/25 22:41

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