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2009/05/26

中央大学教授刺殺事件その12

続報です。
1)容疑者(28)が警視庁富坂署捜査本部の調べに「無言でいきなり襲った」と供述しているようだ。さらに「無我夢中だった」とも話しているようだ。

2)容疑者は「事件の2、3カ月前に(凶器の)高枝ばさみを買った後、何回か大学に行き、先生の講義日程や行動を確認していた」と供述していることが分かった。
教授の大学での日程を把握した上で、事件当日はバッグに凶器を入れて同大に向かったという。

3)容疑者(28)の自宅から、事件当日に着ていたとみられる衣服の一部を押収していたことが分かった。

4)捜査本部は当初、容疑者は1人暮らしとみていたが、父方のおじと同居していたことが判明。おじは事件には気付かなかったという。

5)容疑者のアルバイト先のホームセンターによると、時給は830円で1カ月のバイト代は約4万円。捜査幹部によると、山本容疑者に借金はなく堅実で、口座に数十万円の貯金があったという。

6)容疑者は凶器の高枝ばさみについて「2、3カ月前に自宅近くの店で買った」と供述していたが、新たに「同じ時期に別の店で凶器以外にも、犯行に使うものを買った」と供述したことも判明した。

7)自宅の家宅捜索で、2階の部屋から微量の血液反応が出たという。

8)新卒で東証1部上場(当時、現在は上場廃止)の大手食品製造会社に入社。同社幹部は「勤務態度は普通だった。製造の作業員として配属される予定だった」と話す。ところが、5月には「希望の仕事じゃない」との理由で自主退職した。

9)都内の電子機器関連会社によると、その年の春、試用期間中の容疑者が本採用になる直前、「仕事が難しいから辞めたい」と辞表を提出。その後、母親から会社に「仕事を続けさせてほしい」と電話があり、母親に説得された本人も辞表を撤回したが、撤回は認められなかった。

こんなところだね。

しかし、8)と9)がどうもね。

8)で一部上場企業に就職できたのに、「希望の仕事じゃない」と辞めたが、その後の電子機器関連会社では「仕事が難しいと」辞めている。

この理由が本音かどうか分からないけど、技術職で「仕事が難しい」から辞めるってのは相当本人のプライドは傷ついたと思うな。
以前の報道ではこの食品会社を辞めた事で人生が狂ったとか後悔しているような報道もあったし、けれど、洋菓子工場でバイトしていたが、容疑者は昨年6月、「パソコンが得意なのでその道に進みたい」という理由で辞めている。

容疑者の気持ちが分かるとは言わないが、悩んでいたとは思うな。
特に仕事が難しいから辞めるってのは、これまでの彼の人生を否定しかねない。
そういう仕事をする為に大学に進んだんでしょ?
いざ、仕事をしてみれば、自分のレベルでは出来ないと思ってしまったら、そりゃ挫折だろうな。

ただね、開発とか設計の仕事で新人がいきなりバリバリ仕事ができるなんて事はまずないでしょ?
普通は先輩なり上司が本人の実力や、やる気をみて仕事を与えるものだよね。
それで分からない所や上手くいかない所があれば指導するってのが普通だと思うんだよね。

ここでも、職場の人間関係が上手に築けなかったとしたら、あり得るかもしれない。
先輩や上司に分からない事を聞けなくて、何もできないまま時間が過ぎてしまえば、上司としては「大学出て何やってんだ!」ぐらいの雷は落としそうだからね。

最後にちと、今回の報道で気になる点がある。
2)のバッグに凶器を入れてと言う事なんだけど、この事件のただ一つの目撃情報に「バッグ」なんて言葉は無かったと思うのだが・・・
あの留学生が見た人物ってこの容疑者だったのかな?

続報を待ちましょう。

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コメント

ちがうんだな。と、ぼくは思います。
設計とか、創作や創造とか。企画なども。こういう分野を目指した若者は、いきなりバリバリやるものだと信じている。そうはいかないのは当たり前ですが、その場合、二通りに分かれますか。上司や指導者がなっていないと思うか。我流(蛇に怖じず)を押し出して暴れまくるか。前者が当然の場合は同情論、後者で生き抜いた人々は冷たい論。かな?・・前者も悪いわけではないですよ。個人の資質や情念に頼っていたのでは、歩留まりが悪いでしょうから。ただし、今の中小企業は金銭的に余裕が無いので、百日の計ぐらいしか考えないとは思いますが。

というような床屋談義(いや、今の床屋さんの情報はもっとすごいか)は横に置くとして。容疑者さん書くの好きだね。なら、綴ったものや、手紙などがあっても良さそうなのに。年賀状もなしか。大学の先生は講義や会合が多いから、電話で連絡とるというのはたいへんで、メールでしょうか。そのメールさえ痕跡がないとなると。その場合に浮かび上がるものは。ちょっと怖いかな。

投稿: ナガイ | 2009/05/26 02:38

聞いた話なので、確かだとは言えませんが、
被害者は携帯電話を持ってなかったそうです。

それで、被害者の交友関係の捜査に時間がかかったとも‥。

投稿: Marple | 2009/05/26 08:49

TV報道では、電子機器の企業では、試用期間が終わっても
「採用されなかった」とか。コミュニケーション能力がなく
「使えない」と判断されたとか、技術畑では当然でしょう。
チームで何かを作り上げるには。人間関係を築かなくては、
何一つ「出来ない」と、、、

投稿: あんぐらー | 2009/05/26 21:09

企業で「使えない」というのは。まず第一は技術力だと思うんだ。これは遠投がなんm、50m走が何秒、健康診断ABCDE、というような観点でいいんだと思います。次は、続くかどうか(勤続)。そこのところは、企業側ばかりでなく、推薦する先生の方も関心が高いでしょ。自分が推薦するからには、何年かは勤続して貰わないと(ね、全国の先生様!)。
何年どころか何週間でやめる。これは先生の顔にべたっべたーっと泥を塗った。先生も稼業じゃないですか。やくざでなくても、学生にナメられたらやっていけない。企業になめられたらやっていけない。世間も学生も光に対しては何でも皇帝的もとい肯定的に見るけど、影は糞か小便か。という悩ましさ。そこへ来た、かれ。

投稿: ナガイ | 2009/05/27 02:50

確かに、最初の食品会社に対して教授が推薦書を書いていたら、教授は結構困ったでしょうね。
学生は毎年卒業するのに、次にその食品会社へ推薦書を書き難くなってしまいますからね。

でもそうすると、食品会社への就職の経緯が気になりますね。推薦書を書いていれば、「なぜこの会社を選んだの?」ぐらいの話が出てもおかしくないと思いますが・・・そうなら、「この会社へ行っても開発とかできないよ」となりそうな気がしますよね。

投稿: ASKA | 2009/05/27 07:03

結局、単なる個人の怨恨に帰結するのでしょうか。大学は学士の士たるを説かずに、本学は近くに警察署があるので安全な環境ですと言うようになりましたですか。
職業訓練校じゃあるまいし。学問を学ぶにはその態度から入り、学問を何に生かすかを説いて終わるべきでしょう。学生も大学とはそういうところだと知るべきでした。半端で野に放たれてしまった。そうそうある例ではない、と言ってしまえば、幕は下ろせますが。

投稿: ナガイ | 2009/05/28 03:17

彼の動機も不可解でしょ?
他の理由があるはずです。
なぜ、トイレで襲ったのか?個室の女子トイレから教授が来るのを待った・・・包丁ではなくハサミ・・何かおかしいでしょ ひょっとしたら、昔飼っていたペットが教授にいじめれたのが動機だったりして ところで、ある別の事件で、成城の駅前で目撃された若者はいずこに・・・
2連立方程式が3連立方程式であることを誤解しておりました。・・・意味不明でしょ・・でも 解る人は解るはず。

投稿: korekoma | 2009/05/29 19:10

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