« 私じゃありません。 | トップページ | 愛知蟹江町男性殺害事件その6 »

2009/05/07

岡山児童虐待死事件その2

この事件についてKSB瀬戸内海放送の特集番組がありましたので、その内容をメモしておきます。

この情報はenzaixさんにコメントで教えていただきました。
私自身は報道された内容を元に記事を書いていますが、今までの報道とは方向が違うようです。以前の報道はこちら岡山市児童虐待死事件

最初にポイントを書くと、児童虐待と言われているこの事件は事故死ではないか?と言う事です。

詳細は唐辛子を口に入れたのは誰か?を参照してください。

私の気になる点としては
1)裁判で鑑定した3人の医師の鑑定では2人は口を手で押さえた結果窒息した、1人は強く息を吸っていた時ならば口を手で押さえなくても窒息する。
この鑑定結果から裁判長は裁判長は、「4才児が自らの口の中に七味唐辛子を入れたとは、医学的にも常識的にも到底認められない」。と言う判決理由になったんだろうね。

しかし、男児が抵抗した跡が無いと言うのが弁護側の主張。

2)胸腺の大きさから男児は日常的にストレスを受けておらず、日常的な虐待は無いと思われる。裁判では、鑑定にあたった医師二人が、遺体の状況から「日常的な虐待を受けていた形跡は見られない」と証言したのです。

鑑定結果を重視した場合、有罪と言う事になるんでしょうね。
これが逆だったら判決も変わっていたかもしれません。
このあたり、純粋に医学的な問題なので、専門家の意見をいろいろ聞いてみたいですね。

もう一つが2)の「日常的な虐待が無かった」と言う事なんですよね。
実はこちらが、かなり気になっています。と言うのも、以前の報道だと
「容疑者は男児と二人暮らしだった。長男もいるが2004年、同容疑者の虐待を理由に兄弟二人が一時保護され、長男は児童養護施設に入所した。」

とか、通報が年間6件あったとかあるんです。この点が裁判中の日常的虐待は無かったと言う鑑定と正反対の情報になりますよね。

何しろ、事件は密室での出来事で証拠もなし、事実を知っているのは被告人だけと言う難しい事件です。

控訴しているとの事なので、次の控訴審に注目しましょう。

09/06/10追記
控訴審判決が10日、広島高裁岡山支部であった。裁判長は懲役4年6月とした1審岡山地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。被告側は即日上告した

2010/01/27追記
傷害致死罪などに問われた母親で無職、女性被告(34)の上告審で、最高裁第1小法廷は、被告側の上告を棄却する決定をした。懲役4年6月とした1、2審判決が確定する。決定は25日付。

|

« 私じゃありません。 | トップページ | 愛知蟹江町男性殺害事件その6 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 私じゃありません。 | トップページ | 愛知蟹江町男性殺害事件その6 »