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2009/06/19

大阪富田林市高1男子殺害事件その3

続報です。
1)少年は11日夕に富田林市内のホームセンターで凶器の木づちとあわせて買ったライターについて、「返り血を浴びた衣服を焼こうとした」と説明。ともに木製の木づちとバットを選んだのも「犯行後に焼くためだった」と供述している。

しかし、バットには焦げた跡があっただけ。血をウエットティッシュでふき取ってその場に捨てたという。自宅近くに捨てられていたシャツには、焼いた跡はなかった。

2)少年は現場のコンクリート製護岸に座っていた被害者を、言葉巧みに目を閉じさせて、最初にバッグから取り出した木づちで殴打。護岸から浅瀬にけり落とした際、被害者はまだ意識があったが、木製バットが2つに折れるほど強く殴って殺害したという。
折れた木製バットの先端部分が現場近くの用水路で見つかっている。

3)少年は今年4月、被害者と交際していた女子高生と知り合った。少年は「女子高生から被害者のことで相談を受けるうちに好きになった」と供述。翌月に交際を申し込んだが断られたという。

少年と同級生の男子生徒(18)は「約1カ月前に告白して振られたけれど、しつこくつきまとったために、被害者から『いい加減にしろ』と怒られていた」と話す。

少年は女子高生から「もうかかわらないでほしい」とのメールを受け取ったが、事件2日前の9日に逆に少年が被害者に「彼女を束縛するな」と抗議。少年と被害者はこのとき初めて顔を合わせたという。

4)少年は犯行後、被害者の携帯電話2台を持ち去っていた。

・・・これは、一般に言う「勘違い野朗」って事かな?
少年のメンタルに問題は無いのか?精神鑑定の話が出そうだね。

09/07/27追記
殺人の非行事実で送致された公立高校3年の少年(18)の第1回少年審判が27日、大阪家裁で開かれた。裁判長は「強固な殺意のもとに実行された執拗(しつよう)かつ残忍な犯行」として、少年を検察官送致(逆送)とする決定をした。大阪地検は10日以内に処分を決めるが、殺人罪で起訴されると少年は成人と同様、裁判員裁判で審理される。

裁判長は決定理由で、今回の事件が少年法の原則逆送事件に該当することを説明したうえで、「遺族の処罰感情は峻烈で学校関係者や地域社会に与えた衝撃、影響は大きい」と指摘した。

さらに、少年が過去に家裁から処分を受ける事件を起こしていないことを考慮しても、「調査の結果認められる少年の性格や環境になど照らせば、犯行の悪質性を減ずる特段の事情は認められない」とした。

少年の付添人弁護士は、少年が女子高生との交際をめぐるトラブルを動機に挙げている点を「不可解で飛躍がある」として、決定前の精神鑑定を求めていたが、認められなかった。

2011/02/11追記
少年(19)の判決公判が10日、大阪地裁堺支部で開かれ、裁判長は「残虐で極めて凶悪」として求刑通り懲役5年以上10年以下の不定期刑を言い渡した。

一方で裁判長は「少年法は狭い範囲の不定期刑しか認めておらず、刑期は十分でない。本件を機に議論が高まり、適切な改正がされるよう望まれる」と極めて異例の言及を行った。

公判では少年の責任能力が争点となった。裁判長は「(少年に言い渡すことのできる)無期懲役には躊躇(ちゅうちょ)せざるを得ず、有期懲役刑を選択せざるを得ない」とした。

ただし少年法では通常、有期懲役刑で最も重いものは5年以上10年以下の不定期刑となり、裁判長は「5年で刑執行終了となる可能性がある点でも、10年を超えては服役させられない点でもとても十分とはいえない」と、少年法の“不備”を指摘した。

参考リンク
大阪富田林市高1男子殺害事件その2

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コメント

今日初めて殺害現場に行きました。普段なら川の音がする静かなサイクルロードなのですが、そこは墓場の様に花や飲み物や線香が置かれていました。私も水を買って御供えしてきました。被害者の彼はどんな思いで息を引き取ったのでしょう。最後に何を考えて亡くなったのでしょう。
一人で誰かに見つけてもらうまで淋しかったでしょうね。もう痛い思いしなくて良いよ。って、手を合わせながら彼に伝えてあげて来ました。

投稿: chi | 2009/06/21 22:33

この事件があった後も、殺害されて尊い命を失っている若者が沢山おります。一体何人殺せば気が済むのでしょうか…
人の命を何んだと思っているのでしょうか…悲しい世の中になってしまいました。

投稿: cyu- | 2009/06/23 00:50

遺族が加害少年とその両親を相手取り、約3億6千万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁堺支部に起こしていたことが17日、分かった。加害少年は少年への有期刑の上限である懲役5年以上10年以下の不定期刑が確定。遺族側は刑が軽すぎるとして少年法の問題も訴えており、25日に第1回口頭弁論が開かれる。

遺族側は「遺族への慰謝料は死亡慰謝料に付随するのではなく、遺族自身の精神的苦痛に対する慰謝として独立して評価されるべきだ」と主張。被害者への慰謝料1億円に加え、従来、同様の訴訟では数百万円程度しか認められていない両親と兄への慰謝料を5千万円ずつ請求した。「15歳で人生を奪われた被害者の無念、同様に人生を奪われた遺族の現実を司法が理解し、正当な評価を与えてほしい」としているとの事

投稿: ASKA | 2012/05/18 20:31

殺人罪に問われた少年は、少年法での最高刑にあたる懲役5年以上10年以下の判決を受け、被害者の遺族は、少年と少年の両親を相手に損害賠償を求める裁判を起こしていた。

6日の判決で、大阪地裁堺支部は、少年の両親の監督義務違反は認めなかったものの、少年に対し、慰謝料など計1億800万円の賠償を命じたとの事。

被害者の遺族は、今後、少年事件の厳罰化を求める活動に参加したいと話しているとの事。

2012年5月の第1回口頭弁論の後の経過が分からないけど、最初の金額は3億6千万円でしたね。
その内、被害者への慰謝料が1億円だから、被害者以外への分は800万円になったと言う事かな。

刑事裁判の方では、「軽すぎる」と裁判長が言ってますし、損害賠償の請求はありだと思います。
と言うか、他に法的手段が無いとも言えるのかな。

とは言え、問題はそれが実行されるのか?ですよね。

偶然かもしれませんが、少年法の厳罰化の方向で動き出しましたね。
政府は7日午前の閣議で、少年犯罪の厳罰化を柱とする少年法改正案を決定した。

殺人など成人の無期刑に相当する場合、犯行時18歳未満の少年に適用される有期刑の上限を15年から20年に引き上げる。判決時20歳未満の少年に言い渡す刑期に幅がある不定期刑の上限も、10年から15年に改める。改正案は同日午後、国会に提出される。

こんな事件が増える中では、少年法の厳罰化の動きは止むを得ないでしょうね。

投稿: ASKA | 2014/02/07 20:07

大阪府富田林市の河川敷で平成21年、バットで撲殺された私立高校1年、男性=当時(15)=の遺族らが、加害者で広汎性発達障害の元少年(23)=殺人罪で不定期刑確定=とその両親に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が8月28日、大阪高裁であった。

裁判長は元少年のみに計約1億800万円の賠償を命じた1審大阪地裁堺支部判決を支持。両親にも監督義務違反があったと主張する遺族側の控訴を棄却した。

裁判長は判決理由で、両親は事件後の精神鑑定で初めて元少年の障害を認識したと指摘。「両親には障害に配慮した対応をとるべき義務があったとはいえない」とした。

判決は妥当だとは思うけど・・・実際に支払われるのか?が問題でしょうね。

投稿: ASKA | 2014/08/29 00:30

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