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2009/06/13

中央大学教授刺殺事件その14

遅ればせながら続報です。
1)容疑者(28)が警視庁富坂署捜査本部に「卒業前の忘年会で被害者に話しかけられず、寂しかった。疎外されていると感じた」と供述していることが8日、警視庁への取材で分かった。容疑者はさらに「卒業するときに希望する電気関係の仕事につけなかった」とも供述しているという。

捜査本部によると、忘年会は平成15年12月ごろに開かれ、容疑者は「自分は会場のすみに座り、先生に話しかけられなかった。疎外、敬遠されていると感じた」と説明している。

2)容疑者は卒業直後の16年4月、大手食品製造会社に就職したが翌5月に退職。退職直後やその約1年後に、退職を報告するために被害者と会ったと説明している。殺意を持ち始めた時期については「昨年春すぎ」と話している。

3)地検は8日、責任能力の有無を調べるために、鑑定留置を東京地裁に請求し、認められた。留置期間は約3カ月半後の9月下旬まで。

4)容疑者(28)が警視庁富坂署捜査本部の調べに「最初から大学で襲うつもりだった。廊下は人が来るので、トイレを選んだ」と供述しているらしい。

5)捜査関係者によると、同容疑者は「先生を頼りにしていたが冷たくされ、許せないと思った」との趣旨の話もしている。
当初、動機を話さなかった理由に関しては「理解してもらえないと思った」との趣旨の話をしたという。 

こんなところですね。
公判ではもう少し情報が整理されてくるかな。

でも、この事件を防ぐ事が出来たか?と考えると、かなり難しいなと思う。
情報が少ないので憶測でしかないけど、被害者の行動に何か大きな問題があったとは思えない。

就職の件については、容疑者自身が「どんな仕事をしたいのか?」と言う事を明確な答えを出せないまま、就職活動をしていたように思うんだよね。
自分自身がどうしたいのか?将来どうなりたいのか?その部分が整理できていれば、専門外の食品会社を選ぶ事も無かったろう。

これから社会に出ようとしている人間には難しいだろけど、「自分の実力」と言うのも自分自身で理解する必要はあると思う。

好きな事をやる事と、好きな事で生活する事は似ているが全然違うんだよね。
極端な例だけど、野球が好きな人は日本中に沢山いるだろう、けれど、プロ野球の選手に成れるのは一握りの限られた人だけでしょ?
でも、実際にはその「見極め」に時間は掛かるけどね。
この事件について言えば、大学の5年間である程度判断できたと思うけどな。

私が思うに、被害者はこの点を考えてあえて専門外の食品会社を勧めたんじゃないのかな?

事実がどうだったのか?はもう分からないだろうけどね。

09/09/30追記
殺人容疑で逮捕され精神鑑定を受けていた教え子のアルバイト店員、男性容疑者(28)について、事件当時の責任能力に問題はないとする鑑定結果が出たことが分かった。東京地検は拘置期限の10月2日、殺人罪で起訴する見通し。起訴されれば裁判員裁判の対象になる。

地検は6月8日、東京地裁に約3カ月半の鑑定留置を請求し、認められていた。

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中央大学教授刺殺事件その13

2010/12/18追記
被告(29)の裁判員裁判で、東京地裁は12月2日、懲役18年(求刑・懲役20年)の判決を言い渡した。裁判長は被告が事件当時、強い思い込みが現れる「妄想性障害」で心神耗弱状態だったと認めたうえで「妄想がなければ事件はなかったが、落ち度の全くない教授を殺害した行為は理不尽で、結果は重大だ」と述べた。

被告が公判で「教授は自分に嫌がらせする『団体』の中心人物だと思った」と述べた点について、判決は「妄想の影響が非常に大きい」と認定。一方で、凶器を作製したり現場を何度も下見して準備した点などは「一度決めたらやり遂げる被告の性格の表れで、妄想の影響は限られていた」と指摘した。

11月29日、東京地裁で開かれた裁判員裁判の公判で「教授は自分に嫌がらせをする『団体』の首謀者と確信していた。死に値すると思った」と動機を説明した。

現在の心境については「教授は首謀者ではなく勘違いかもしれないと思う」と供述。「嫌がらせする団体に関与していないとしたら申し訳ない」と謝罪した。その後、精神鑑定医が「被告は当時、さまざまな出来事を悪意あるものと思い込む妄想性障害で、犯行動機に大きな影響を与えた」と述べた

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