« 北海道大雪山系遭難事故 | トップページ | 千葉市花見川区母親殺害次女連れ去り事件その2 »

2009/07/20

千葉市花見川区母親殺害次女連れ去り事件

7月18日午前9時20分ごろ、千葉市花見川区花見川の団地で「女性が血まみれで倒れている」と団地の住人から110番通報する事件が起きている。

千葉県警千葉北署員が現場に駆けつけたところ、団地に住む店員女性(61)があおむけで倒れており、その後、死亡が確認された。首を刃物で切られ殺害されたとみられ、同署は殺人事件とみて捜査を開始した。

同署の調べによると、被害者が倒れていたのは団地2階の踊り場付近。110番通報した住民は、発見する直前、踊り場付近で、大声で叫ぶ声を聞いたという。

事件直後に若い女性を連れて、車で逃走する若い男が目撃されており、同署は男が関与した可能性があるとみて行方を追っている。

同署によると、被害者は首など数カ所を切られており、凶器とみられる刃物が団地敷地内で見つかっていた。被害者は次女(22)と2人暮らしで、事件後、次女と連絡がつかなくなっているという。次女は今月、同署を訪れ、顔見知りの男からのストーカー被害を相談していた
事件直後から行方が分からなくなっている次女(22)が、今月上旬、顔見知りの男に約1週間にわたって連れ回された後、愛知県内で保護されていたことが19日、千葉北署への取材で分かった。

現場の隣の棟の住民によると、「助けて。まだ生きています」という女性の悲鳴が聞こえ、その直後、若い男が若い女性を連れて階段を駆け下り走り去ったという。男は背が高くやせ形で、30歳くらい。女性はピンクのシャツに短パン姿だったという。別の住民は、約10分にわたってドアをドンドンたたく音や男性の怒鳴り声を聞いたという。

被害者方の近くの棟で、洗濯物を干していた60代の無職女性は、午前9時20分ごろ、若い男が女性を羽交い締めにし、引きずるようにゆっくりと団地内の駐車場方向に歩いていくのを見かけた。2人の周囲には数人の男が立ち、手を振っていたという。女性に抵抗する様子はなく、声も出していなかったことから、女性は「友達同士がふざけあっているのかな」と、特に不審には感じなかったという。

現場は京成線八千代台駅の南約1・5キロ。

県警はこの男が再び次女を連れ去った可能性が強まったとして、逮捕監禁容疑で逮捕状を取った。母親の殺害にも関与したとの見方を強め、行方を捜している。

県警によると、男は事件直後、愛知県への連れ去り時にも使用したシルバー色のセダン型乗用車に次女を乗せて現場から走り去ったという。また、現場近くの駐車場そばの林から、血の付いた刃物(刃渡り21センチ)が見つかり、母おやの殺害に使われた凶器とみて、鑑定を進めている。

 

千葉北署は20日、次女の氏名と写真を公開した。

逮捕監禁容疑で逮捕状をとった、元交際相手で住所不定、無職の男(28)についても、逮捕監禁容疑で指名手配する方針。

18日正午頃には、東北自動車道の栃木県・佐野藤岡インター付近で元交際相手の男の車が確認されているが、その後の足取りは途絶えている。

次女は身長約1メートル52で、当時はTシャツを着ていた。情報提供は千葉北署(043・286・0110)まで。

こんな事件ですね。
東北自動車道 佐野藤岡IC付近の地図
をみると、逃亡先は微妙な感じですね。北へ進めば栃木県内、東に進めば茨城県、西に進めば群馬県。

もし、指名手配されている容疑者がホントに次女を連れ去ったとしたら?その目的は何か?気になるよね。

母親を昼間にめった刺しにして放置している時点で犯行の発覚は覚悟の行動だろう。
その上、仲間を使って次女を拉致誘拐・・・逃げ切れるもんじゃないだろう。
仲間は金で雇った人間かもしれないので、一緒に逃亡しているかどうかはわからない。

だけど破滅を覚悟した行動のようにも思えます。次女の無事救出を祈ります。

・・・なぜ?東北道を使い、なぜ?栃木県内で降りたのか?目的地はどこか?
しかし、前回の連れ去り事件では愛知県に逃げているね・・・栃木周辺に土地勘があるのか?
なにか、二人の思い出の場所でもあるのか?

とにかく、栃木、茨城、群馬、埼玉周辺で不審な若い男女が乗ったシルバーの車を見かけたら、要注意ですね。

捜査の進展、次女救出に期待しましょう。

参考リンク
千葉市花見川区母親殺害次女連れ去り事件その2

|

« 北海道大雪山系遭難事故 | トップページ | 千葉市花見川区母親殺害次女連れ去り事件その2 »

コメント

 推理ではなく感想ですが、亡くなったお母さんがお気の毒です。今、拉致されている被害者も無事帰るよう祈りますが、反省も必要。相手の男とは出会い系サイトで知り合ったそうだ。火遊びのつもりだろうが、無防備すぎないだろうか?せめて、自宅住所を知られないようにするべきで、軽率と思えます。それと警察は二度目の拉致ということもあり、責任重大。桶川事件の教訓が全く生かされていないというか、それとは話が違うと思っているのでは?一度拉致されているのに逮捕しない。殺人でも起こらなければ動かない。呑気ですな、最近の日本の警察は。

投稿: 明智 | 2009/07/20 21:49

娘さんの安否が気がかりです。階段のあたりでお母さんが倒れていたようですね。羽交い絞めで連れ出されながら瀕死のお母さんを勿論見ていたのでしょう。衝撃で声も出せず、抵抗も出来ず、又自身も、もしかしたら刃物などで脅されながら拉致されたのかもしれない。今の時代、本当に何が起きるかわからない毎日です。何かが実際に起きないように、まずリスクは出来るだけ回避しながら生活をすることくらいしか思いつきません。常に危機感を持ち警戒心を怠らずに生きていかなくてはならない時代になってしまいました。どうか無事に保護されますように。

投稿: けい| | 2009/07/20 22:49

追伸です。被害届を出さなかったのではなく、出せなかったのでしょう。私事ですが過去に約四年に渡りストーカー被害に遭ってきました。警察沙汰になることでビビりおとなしくなるのもいれば、中には逆上し何をしでかすのか判らない人間もいます。最悪、殺人事件にまで発展するケースもある。その恐れを感じ私は、ただただ日々を怯え暗い毎日を送り、早く私を忘れてと時間の経過を待つだけでした。その間、親、弟、友人を巻き込み思い返すのも辛いです。相手からの一方的な思い込みでしたが、やはり自分にも落ち度がありました。顔も見たこともない相手からの被害ならば、残念ながら不可抗力でしょうが、それ以外ならば、スト-カーに至るまでに回避できる方法はたくさんあるはずです。好意を感じながらも、どこそこ変だとピンときたら即座に、最良の対処をすべきです。事が起きたらさあ警察では遅い。まず事が極力起きないように、自身を律し自身を守る為にリスク管理をすべきです。それが一番大事なことです、今回、被害届を出したことで、母親殺害、拉致は起きなくても釈放された時点で、新たな事件を生み出したことでしょう。犯人が数日の拘留で反省し心を入れ替える訳がない。事件を自身に招かない慎重さを持っていてほしかった。

投稿: けい | 2009/07/21 12:11

男には女ストーカーの怖さが分っても。男ストーカーの怖さ・憂鬱さが分らないか。
そんなことはないでしょ。うっかり関わってしまって、憂鬱な思いをしたことがある方はいらっしゃると思います。電話、証明付き文書、頻繁な来訪、外を歩けばついてくる。派手は街宣車。果ては拳銃まで。何も世界観が違う方々でなくても。営業や何かの勧誘に熱心な方でタイプの方も。あの調子でオレの女になれと熱狂されたら。それはたまらんでしょう。
女ストーカーと男ストーカーはどこに違いがあるか。男ストーカーは畢竟顔という問題なのだろうなあ。顔をつぶされた汚された。はー、おさまらない。それに共感した者がまた義理だとかで自分の顔を賭けてしまう。
思慕の情から影を追うような人なら説得が効くと思います。将来を心配した助言だとか、急所をついて分らせるとか。顔の問題でとなると。相応の成果が得られなければ引かないだろうなあ。刑務所にぶちこまれても顔の維持をという意地。意地を引かせるというのは難しいことだから、手を出せないようにするという法律になったのだと思うし。
それにしても。殺人をしてもまだ顔が立たず続けるって、どういうことなのだろ……

投稿: ナガイ | 2009/07/22 02:13

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 北海道大雪山系遭難事故 | トップページ | 千葉市花見川区母親殺害次女連れ去り事件その2 »