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2009/10/25

千葉大女子大生殺害放火事件

10月22日夜、千葉県松戸市松戸で、5階建てマンションの2階の1室から出火し、焼け跡から女性の遺体が見つかる火災が発生している。

県警松戸署は23日、女性はこの部屋に住む千葉大園芸学部4年、女性(21)と発表した。

ところが遺体の首と胸に刃物によるものとみられる傷があったことが24日、県警捜査1課の調べで分かった。
県警は女性が何者かに殺害され、その後部屋を放火されたとみて同日、松戸署に捜査本部を設置した。26日にも司法解剖して詳しい死因を調べるとの事。

関係者によると、女性は火災2日前の20日夜、友人の女性宅に宿泊しした。
2人は同日午後11時ごろ就寝したが、翌朝、女性が目を覚ますと女性の姿が見えなくなっていたという。女性はその後、携帯メールや電話で連絡を取ろうとしたが、女性から応答はなかったという。

この為、友人女性は22日、自身の交際相手で女性とも親しい会社員男性と一緒に女性宅を訪れるた。
午後8時20分ごろ、先に着いた男性が部屋の窓から火が出ているのを発見したらしい。

捜査本部によると、女性が住むマンションの入口はオートロック式。出火当時、2階にある女性の部屋の玄関は施錠されていたが、ベランダの窓には鍵がかかっていなかった。

女性の首と胸には、刃物でつけられた刺し傷が数カ所あったが、凶器とみられる刃物は残されていなかった遺体の近くにはライターが落ちていたとの事。

とりあえず、時系列情報は
20日   女性友人宅に宿泊する。23時頃就寝
21日朝 被害者は翌朝には部屋にいなかった、その後、携帯電話で連絡がとれず。
22日20時20分頃 被害者自宅を訪れた友人により火災を発見した。

さて、問題は死亡推定時刻と火災のタイミングになるかな。
現在の情報だと、最後の生存確認は20日の夜と言う事になる。
となると、殺害のタイミングは20日23時から22日20時20分までの間になるけど、解剖の結果死亡推定時刻はもっと限定されるだろう。

で気になるのが出火のタイミングだね。
火をつけて燃え広がるまでに24時間もかかるとは思えない。
私の推測でしかないが、火をつけて燃え広がるまでの時間は30分も掛からないだろうと思う。

で死亡時刻と出火のタイミングが気になる所なんだよね。
それはつまり、21日の段階で既に被害者は携帯電話に応答していない事になる。もし21日中に殺害されていたのなら、どうして出火が22日の夜なのか?と言う事なんだよね。

ここで場合分けすると
1)死亡時刻と出火時刻が接近している場合
 21日中に被害者はトラブルに巻き込まれていたが監禁状態で生存していた。
出火の直前に殺害され放火される。この場合の疑問は現場に「凶器が残されていない」点だね。放火して殺害の痕跡を消そうとしているのだから、凶器も現場で発見されてもおかしくないと思うけどな。

2)死亡時刻と出火時刻が離れている場合
 21日中に被害者が殺害されていたとしたら、どうして出火が22日夜なのか?
犯人は遺体と一緒に現場に残っていた?何の為に?
それならば、21日中に現場で被害者を殺害して遺体を残したまま、逃亡するが、遺体が発見されれば犯人にとって都合が悪い事があって、22日の夜になって現場に戻り、放火して事件の隠蔽を狙ったと言う所かな。

あるいは、別の場所で殺害して遺体を部屋に運び、放火して事件の隠蔽を狙ったと言うのもありだと思う。

いずれにしても、21日の朝に家主の友人に声もかけず、メモや書置きも無しに部屋を出ているあたりは、犯人から呼び出しがあった可能性もあるよね。

携帯電話の通信記録や位置情報は警察が既に調べているだろう。

オートロックのマンションなので防犯カメラも設置されているかもしれないね。
映像を分析すれば被害者が帰宅した時刻を特定する事ができるかもしれないし、犯人の映像も残っているかもしれない。

私としては比較的早い時期に容疑者は絞り込まれると思うのだが・・・

続報を待ちましょう。

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