« 東京都葛飾区1歳女児虐待死事件 | トップページ | 島根県立大女子大生バラバラ殺害事件その9 »

2009/11/28

大阪府阪南市老夫婦殺害ドラム缶遺棄事件

11月25日午前11時ごろ、大阪府阪南市新町の駐車場で、ドラム缶に入った成人男女の遺体が発見される事件が起きている。

駐車場の管理人の男性(58)から「駐車場に見慣れない車があるので来てほしい」と府警泉南署に通報があったらしい。

署員が駆けつけたところ、シャッターで閉じられた屋根付き駐車場の中に車が止められ、そばにドラム缶2本があり、中からそれぞれ成人の男女とみられる遺体が見つかったとの事。

府警捜査1課は26日、5年前に行方不明になった大阪府和泉市府中町の元繊維製品販売会社社長の男性、当時(74)と妻当時(73)と確認した。

殺人・死体遺棄事件として泉南署に捜査本部を設置。捜査本部は被害者の乗用車を盗んだとする窃盗容疑で、知人だった建設作業員の男(42)を逮捕した。

男は被害者夫婦の家出人捜索願が出された3日後、車庫の賃貸契約をしており、男から当時の経緯を詳しく聴いている

捜査本部によると、男は被害者夫婦の失跡が発覚した平成16年12月4日ごろに、夫婦の自宅にあった乗用車を盗んだ疑いが持たれている。この乗用車は遺体が発見された阪南市新町の車庫に放置されているのが見つかった。

26日に行われた司法解剖で、歯の治療記録から身元を確認。
死因はともに鈍器で頭部を強打されたことによる脳挫傷との事。
被害男性は頭蓋骨(ずがいこつ)が砕けるほど殴られ、妻は頭蓋骨だけでなく、肋骨(ろっこつ)を数カ所、右大腿(だいたい)部の骨も折れていた
死亡推定時期は平成16年12月ごろだったようだ。

捜査本部などによると、被害者の長男が16年12月4日に、被害者宅を訪ねたところ、妻とともに姿が見えず、隣接する事務所には数カ所に血痕があったため、和泉署に家出人捜索願を提出したとの事。

この3日後の12月7日には、遺体が見つかった阪南市新町の車庫の管理人宅に、知人の男が「車庫を借りたい」と事前に電話してきたうえで訪問したようだ。
保証金と1カ月分の賃料計6万2千円を支払い、車庫のかぎを受け取ったという。男はその後、賃料を支払うことなく連絡が取れなくなった。鍵も返さなかったらしい。

この車庫は今月になって新たな借り手が見つかったため、管理人らが中を調べたところ、見慣れない乗用車とドラム缶を発見したようだ。
府警が25日、ドラム缶から砂とともに詰められた男女の遺体を発見。中身が3分の2ほど残った砂袋も車庫にあったとの事。

この車は被害者の所有で、車内で血痕を確認した。
夫婦が行方不明となった直後の16年12月4日には、この車が自宅付近から国道26号を南下し、阪南市へ向かう形跡があったことが確認されていたようだ。
捜査本部は夫婦が自宅わきの会社事務所で激しく殴打された後、車で運ばれ、遺体を車庫内でドラム缶に詰められ遺棄されたとみているとの事。

変わった事件ですね。
変わっていると思うのは、犯人の行動です。
今の段階では容疑者が犯行を行ったかどうかは分かりません。

犯行を行った人間は、被害者を殺害後、有料駐車場に遺体を被害者の車で運び、そこでドラム缶にそれぞれの遺体を詰めた。

問題はここで、遺体の遺棄場所が有料駐車場と言うのが私は気になっています。
遅かれ早かれいずれ、遺体は発見されるのにどうして、そんな場所に遺棄したのだろうか?

車自体は被害者の物が使えたのに、どうして別の場所に遺棄しなかったのか?

もし、逮捕された容疑者の犯行であるならば、実名で有料駐車場も契約しているしね。
容疑者にもいつか、遺体が発見されれば逮捕される事は予想できたと思うけどね。

それから、妻の暴行が激しいね。肋骨や大腿骨まで骨折とは、怨恨の矛先は妻だったのかな。

そのあたりの事情はこれからの供述を待つしかないね。

09/11/29追記
捜査関係者によると、妻の遺体の胸や肋骨(ろっこつ)には、生前に殴られるなどして、できたとみられる多数の骨折が確認された。司法解剖の結果、夫妻はいずれも頭部を鈍器で殴られたことによる脳挫傷が死因とされているが、夫は頭部以外に大きな傷はなかった。

また、夫妻の殺害現場は血痕が見つかっている自宅横の会社事務所とみられているが、2人の血痕の場所などから、夫は2階で、妻は1階で襲われた可能性が高いという。

捜査本部は28日午前、ガレージ内にあった夫妻の乗用車や高級腕時計を盗んだとして、窃盗容疑で逮捕した堺市西区、建設作業員、男性容疑者(42)を大阪地検堺支部に送検した。容疑者は「盗んでいない」と容疑を否認している。

捜査関係者によると、同府和泉市の元会社社長・男性(当時74歳)と妻のきよさん(同73歳)は2004年12月3日夜から行方不明になったが、同7日、親族の携帯電話に、男性の携帯から「しばらく休むが、心配しないで」という内容のメールが届いた。親族が男性に電話をかけ直したが、「運転中で電話に出られません」とのアナウンスが流れ、連絡は取れないままだったという。この状態は少なくとも12月下旬まで続き、その後、電源が切れた。男性の携帯は見つかっていない。

09/12/03追記
捜査本部によると、大阪府和泉市の夫婦が行方不明になった平成16年12月当時、自宅からは高級腕時計2個や妻名義の乗用車のほか、通帳などもなくなっていた。

一方、容疑者が借りていた阪南市新町の車庫で見つかった妻の乗用車の車内には通帳やカードが入ったかばんが置いてあったことが判明。
ともに金を引き出されたり、使用されたりした形跡はなかったという。容疑者は車を車庫まで運転したことや腕時計を質入れしたことについて、「知り合いに頼まれた」と説明しているが、盗み自体は否認している。

|

« 東京都葛飾区1歳女児虐待死事件 | トップページ | 島根県立大女子大生バラバラ殺害事件その9 »

コメント

 なんかこの事件、出来すぎていませんか?
容疑者は被害者の家を修繕したため、犯行前に出入りしていたとのこと(朝日新聞)。でも、駐車場を実名で借りたのならいぜれはバレますよね。誰かにはめられたりはしていなのでしょうか?この凶暴さは長岡京のワラビ取り殺人事件を連想しました。
 

投稿: 明智困五郎 | 2009/11/28 02:05

大阪府阪南市のガレージで平成21年、ドラム缶から元会社社長夫婦の遺体が見つかった事件で、夫婦を殺害して腕時計などを奪ったとして強盗殺人などの罪に問われた元建築作業員、男性被告(46)の裁判員裁判の判決公判が26日、大阪地裁堺支部で開かれ、裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は即日控訴したとの事。

夫婦を殺害したことを直接示す証拠はなかったが、裁判員は間接証拠から被告が単独で関与したと判断し、強盗殺人罪の成立を認めたとの事。

判決は、被告が
(1)夫婦の遺体を遺棄した
(2)300万円の借金返済のため夫婦の腕時計を質店で換金した

と指摘、犯人性を示す重要な間接証拠と評価した。そして、「遺体遺棄の方法は凄惨(せいさん)で犯人でなければしない手口だ。被告が犯人でないという説明は、もはやできない」として、被告が殺害に関与したと認定した。

遺体を遺棄した死体遺棄罪(3年の公訴時効が成立)を認める一方、夫婦を殺害したヤミ金融業者の男2人から遺体の処理を強要されたとする被告の主張も一蹴した。判決は「男2人は見つからなかった。架空の人物だ」と断定したとの事。

そして、「鈍器で殴って即死させ、遺体をドラム缶に隠匿し、約5年間、平然と生活していた。反省せず、更生の可能性もない」と批判した。そのうえで、「極刑を望む遺族の心情は尊重されるべきだ。犠牲者2人以上の強盗殺人の裁判では、残虐性などの事情があれば極刑が選択されており、今回もこれに相当する」と結論付けた。

弁護側はこれまでの公判で「凶器が見つかっておらず、犯人とする証拠はない」と指摘。第三者の犯行の可能性を挙げた上で、府警が失踪当時に夫婦宅で採取した毛髪や血痕などを紛失した点を「真犯人の手がかりが失われた」と批判した。被告は最終意見陳述で「遺体の損壊、遺棄には関与した」と述べ、殺害については「絶対にしていない」と否定していたとの事。

2人を殺害して強盗ですから、死刑が出てもおかしくないですね。

証拠が少なく、難しい事件だったと思います。

投稿: ASKA | 2013/06/27 12:04

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 東京都葛飾区1歳女児虐待死事件 | トップページ | 島根県立大女子大生バラバラ殺害事件その9 »