世田谷一家殺害事件再考その85
続報です。
1)犯人が遺留したジャンパーの中にあった砂は三浦半島の海岸のものである可能性が高いことが警視庁成城署捜査本部の調べで分かった。
ジャンパーに残された砂は、三浦半島の三浦海岸、北下浦海岸、馬堀海岸のいずれかのもの。ジャンパーは事件の2カ月前から販売されていたことから、捜査本部は犯人が事件直前に三浦半島付近に立ち寄った可能性があるとみている。
2)ヒップバッグの中から検出された砂は米国カリフォルニア州のモハーベ砂漠の砂と酷似していることも判明。
3)以前の報道の蛍光材とは蛍光染料の事だった。
捜査本部が公開したのは、ローダミンの
Basic Red 1
Basic Red 1:1
Basic Violet 10
の3種類の成分。2階の居間で犯人が脱ぎ捨てたとみられるトレーナーの胸など前面部分から2種類、ヒップバッグの裏地に3種類が付着していた。ローダミンは大阪市淀川区のメーカーの商品名だが、都内の会社も製造している。
塗料メーカーによると、ローダミンは赤茶色の粉末で、水に溶かすとピンク色に発色する。主に中国とインドから年間数トンが輸入され、国内メーカーが印刷用インキや道路標識用ペンキ、看板に使う蛍光顔料に加工して販売している。一般の人が入手することは困難で、捜査本部は3種類ものローダミンを扱うのは研究施設や染色工場、インキ製造業者、舞台用の造形物制作関係者などに限定されるとみている。
捜査本部が昨年8月ごろに宮沢さん方1階の車庫を調べたところ、車庫内の木製の収納物に、同じ3種類の染料が付着しているのが確認された。捜査関係者によると、事件当時、車庫はシャッターが閉まったままで犯人が出入りした形跡はなかった。
宮沢さんはCI(企業のイメージ戦略)などを手掛ける会社に勤務。仕事で蛍光染料を使うことはなかったが、大学時代に演劇サークルに所属していた。捜査本部は犯人が宮沢さんと蛍光染料を使って演劇の造形物を制作するなど、顔見知りだった可能性もあるとみて調べている。
4)捜査本部は、犯人が脱ぎ捨てたジャンパーのポケットから見つかった木の葉の破片はケヤキと柳だったと発表。柳はしだれ柳とは別種だが、特定されていないという。
こんな所ですね。
蛍光材は蛍光染料だった・・・そして、3種類の蛍光染料だった。
トレーナーの前面部分から2種類
ヒップバックの裏地から3種類
車庫内の木箱の収容物から3種類
どうして、トレーナーからは2種類しか出なかったのかな?
しかも、前面だけね。もし染料を使って作業したのなら、手元の袖口にも付着していそうだけどね。
ヒップバックの裏地から3種類と車庫内の木箱の収容物の3種類は、単純に考えると、木箱の中の収容物をヒップバックに入れていたから・・・
とも考えられるけどな・・・
木箱の中の収容物とは何だったんだろうな?
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コメント
染料がトレーナーの胸部分から検出された理由は、およそ・・
作業着や白衣等の上着を着用していたため、トレーナーの他の部分には付着せず上着に付着した、
ということではないでしょうか。
投稿: | 2009/12/19 01:18
名無しさんこんばんは
ありがとうございます。
白衣や作業着を着ていたと考えれば、矛盾はありませんね。
投稿: ASKA | 2009/12/20 20:03
本日TBSで
「世田谷一家殺害事件、新たな事実」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4314634.html
を特集していました。
投稿: サンタ | 2009/12/22 23:23
テレビのニュース番組の中で12月下旬にかなりやってましたね。
三浦半島は被害者も行事宿泊的に行っていたこと、
該当する砂のある海岸が3つに絞られ、
その宿泊したのが正にその海岸の1つであることなんかは、
かなり興味深い情報ですね。
投稿: 世田谷&東金 | 2010/01/09 12:42