奈良公園鹿ボーガン事件
3月13日午前10時10分ごろ、奈良市の奈良公園内にある春日大社の表参道で、ボーガン(洋弓)の矢が刺さった雌ジカがいるのを参拝客の男性が発見した。シカは保護され、麻酔をして矢は抜かれたが重傷との事。
同署によると、被害にあったシカは10歳ほどで、体長約130センチ、約44キロ。矢は鉄製で、全長約52センチのうち約24センチが左腹に刺さっていた。
報道では03年にボーガン、08年には漁具のヤスが刺さったシカが見つかっているらしい。
犯人はボーガンを持っている、今回は鹿だったけど、それが子供や老人、女性などに向けられる前に逮捕してあげるべきだと思います。
2010/04/14追記
奈良県警は13日、津市の飲食店経営、男性容疑者(39)を文化財保護法違反(天然記念物のき損)容疑で逮捕し、自宅を家宅捜索したとの事。
逮捕容疑は、3月12日夜~13日未明、奈良公園内にある春日大社境内で、シカにボーガンで矢(長さ約52センチ)を放ち、死なせた疑い。県警によると「シカに向けて撃ったが、当たったかは分からない」などと供述しているという。現場にはボーガンの矢3本が残されていた。容疑者は「シカを撃った」と知人に話していたといい、県警は奈良市のコンビニエンスストアの防犯カメラに容疑者の所有とみられる軽トラックが映っているのを確認したようだ。
県警によると、事件直後「シカ肉を食べないか」と話している男がいるとの情報を得て捜査。3月12日夜、奈良市内のコンビニエンスストアや現場近くの防犯カメラに、容疑者の姿や所有する軽トラックが映っているのを確認した。奈良県天川村猟友会の副会長によると、野生シカの肉は1キロ5000円前後で売れるらしい。
容疑者(39)が「金に困っていた。シカを売れば金になると聞いた」と供述していることが13日、奈良県警への取材で分かった。シカは食用での需要が増えており県警は捕獲しやすい奈良公園のシカを狙ったとみて調べている。
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