人格障害かもしれない
人格障害かもしれない (光文社新書)
前回読んだ救急精神病棟で取材された千葉の病院では人格障害については入院を認めていないと言うのがありまして、そういえば事件報道などでも「人格障害」と言う言葉を時々耳にする事があるので、この際、人格障害についても調べてみようと思って、書店で入門書を探して見つけたのがこの本です。
この本を読んで驚いた事がいくつかありますが・・・
・「社会的ひきこもり」が人格障害に入る場合がある
・反社会的人格障害は精神科臨床になじまず犯罪精神医学の分野であり、治療は不可能。
それから、実際に起きた事件についても私見が述べられています。
・新潟少女監禁事件
・池田小児童殺傷事件
・オウム事件
・酒鬼薔薇事件
・宮崎勤事件
逆に人格障害と思われる天才達についも取り上げられています。
実際の症例についても具体的に取り上げられていて、入門書としては分かり易い本だと思います。
事件推理にも知識として有効だと思います。
最後に子育てについてですが、子供の性格を歪ませないような環境で育てる事が大切なんだなと感じました。
人格障害は必ずしも環境だけが原因ではないようですが、それでも条件の一つのようですからね。
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