新潟県村上市バラバラ事件その2(続報とあれこれ)
続報です。
1)26日、司法解剖の結果、男性は刃物で刺されたことにより死亡したことが判明、捜査本部は殺人容疑でも捜査を始めた。捜査関係者によると、男性は片刃の刃物で心臓周辺を中心に数カ所刺されていた。
2)切断された胴体と両脚が見つかったのは、村上市蒲萄(ぶどう)の山中を通る国道7号の脇にある「蛇之沢洞門(じゃのさわどうもん)回転場」。冬季に除雪車がUターンするためなどのスペースで、回転場の奥にある側溝(幅・深さとも40センチ)内に沿って置かれていた。
回転場を管理する国土交通省羽越河川国道事務所によると、毎日2回、道路の点検をしているが、回転場の奥までは見ないため、異常は確認できなかったようだ。
付近には交通状況を把握するためのカメラが設置してあるが、記録は残していないという。
3)傷口の形状などから凶器は片刃の刃物とみられるらしい。刃物から身を守る際に負う「防御創」は確認できなかったとの事。死後3~5日経過しているとみられるとの事。
4)男性の体重が推定65~70キロ前後と推定されている。
捜査本部によると、胴体と両脚の重さは計56・7キロ。見つかっていない頭部や両手首と、血の重さを推計して加え、体重を算出した。推定身長は175~180センチ前後で男性は中肉とみられる。血液型はA型。
5)捜査関係者によると、胃の中には消化中の食べ物が残っていたらしい。
6)胴体を包んでいる黄色の布に、胸や腹の傷口から多量の血がしみ出ていたことが分かった。胴体は脚、頭部、両手首が切られているが、切断面からの出血は少ないという。
さて、こんなところだけど、色々と殺害の状況を匂わせる情報が出てきましたね。
ポイントとしては「防御創が無い事」ですね。
通常なら襲われれば、無意識に防御しようとするはずです。
抵抗できない状況で襲われた可能性がありますね。司法解剖をしているし、胃の内容物まで調べられているのだから、何か薬物が使われたのであれば警察はもう掴んでいるでしょうね。
しかし、抵抗できない状況だとしたら、わき腹の刺し傷が問題になります。
抵抗できないのであれば、一度で急所を刺す事ができたはずですからね。
例えばわき腹の傷は拷問の為だったとしても、それなら、全身にアザや傷があったはずです。
この事件の犯人は今の所、無駄な事はしていないように見えます。
つまり、犯人の行動は全て目的を達成する為の物と考えて良いのではないかな?
この事件で犯人の目的を推測すると
A)被害者の殺害
B)遺体の遺棄
C)遺体の身元の隠蔽
この3つかと思います。傷はこの3つの目的の為だと考えると、胸と首付近の傷はA)の殺害する為で、わき腹の傷はB)遺体を遺棄する為に胴体を切断しようとした傷だった可能性はないかな?と疑っています。
その場合、犯人は胴体の切断は断念したんでしょうね。代わりに、膝で両足を切断する事で運搬できるようにした。
しかし、運搬の為だとしたら、膝で切断する方法以外にも方法はあったはずです。
単純に遺体の体を折り曲げればよいのです。
この為、犯人は焦ってそれが思いつかなかったのか?あるいは、遺体を折り曲げる事が出来なかったのか?(死後硬直中だったかな?)
このあたりは可能性としてあるでしょうね。
それから、遺体を包んでいた布に大量の血液が付着していたのは、殺害直後か殺害直前に被害者の体を布に包んでいたからでしょう。
その意味では計画的な犯行の可能性がありますね。
最後に手首を切断した事が気になります。
首を切断したのは顔を隠す為だったり歯型を隠す為だったりするでしょうが、遺体自体が発見されているのでDNAは隠せません。
犯人がDNA鑑定では被害者の身元を特定できないと自信があるのだとしたら、それは比較用のDNAサンプルが入手できない場合だと言う事でしょうね。
しかし、それなら、指紋掌紋も同じで比較サンプルがなければ、身元を特定する事ができないので、手首を切断する必要がありません。
それを考えると、被害者の身元は指紋掌紋で特定できると犯人が考えていたと思えます。
つまり被害者の指紋情報は公的機関に保存されている可能性があるのかな?
まとまりなくあれこれ書いてしまいましたが、続報を待ちましょう。
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