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2010/06/27

広島県マツダ宇品工場無差別殺傷事件その3(続報)

続報です。
1)親しい知人に凶行を示唆していたことが、26日分かった。マツダ在籍時の個人的な悩みを打ち明け、「秋葉原のような事件を起こしそう」などと話したという。一方、広島県警の調べには、マツダに対する具体的な恨みについては供述していないらしい。

この親しい知人によると、事件前日の21日深夜、容疑者が訪ねてきて約3時間話し込んだという。
容疑者は「マツダの社員に自分をよく思っていない人がいる」などと打ち明け、「(マツダに)車で突っ込む。車の中に包丁がある」と話し、知人がやめるよう諭すと「そうだよな」と答えたとの事。

2)捜査本部が事件を目撃者した従業員から聞き込みした結果、容疑者が工場敷地内に入る前、従業員らが利用する東正門手前にある駐車場内を暴走していたことが判明。駐車場内で人をはねることはなかったが、そのまま東正門を突破して工場内に侵入した。

工場内ではまず、出入り口付近の歩道に乗り上げながら、従業員2人を後ろからはねた。この直後、勢いあまって停車車両にぶつかったが、その後、再び加速。敷地内に設置された信号機を無視して、減速・停車をせず暴走を続けた。

この間、車を高速で横滑りさせて道を曲がるドリフト走行などの高度な運転技術を使って急な方向転換を繰り返した。工場から出る際は、制止しようとした警備員をはねるそぶりをみせ、強引に門を突破していたという。

関係者によると容疑者は、ドライブテクニックを紹介する雑誌を愛読。犯行に使われた車両のマツダ・ファミリアは、スポーティーな走行も可能なタイプで、日ごろから運転を練習してきたとみられているとの事。

3)事件の1~2日前、広島市内の自動車販売店に犯行に使った乗用車を持ち込み、店員にメンテナンスについて相談していたことが26日分かった。
容疑者が確実に犯行を行うため、事前に車を整備しようとしていた疑いがあり、広島南署捜査本部は詳しい経緯について調べる。

関係者によると、容疑者は今月20日前後の夕方ごろ、犯行に使った青のマツダ製ファミリアに乗って、広島市内のマツダのディーラーを訪問。
車の整備などを担当する店員に対し、ヘッドライトの不具合を訴えるなどし、ライトの角度の調整方法などを尋ねた。容疑者がこの店を利用するのは、このときが初めてで、事前に予約などの連絡はなかったという。

周囲に知られにくいように、これまで利用したことがない店で車を整備し、犯行に備えていた疑いがあるとみているようだ。

4)容疑者が「マツダで働いているときに物を盗まれた」と供述していることが25日分かった。
マツダに勤務していた当時、県警に「誰かが自宅に侵入している」などと相談していたことも判明。
広島南署捜査本部は、事実関係や当時の容疑者の心理状態について慎重に調べているようだ。

捜査関係者やマツダによると、容疑者は今年4月、事件現場のマツダ宇品工場で、期間社員として実質8日間勤務。調べに対し、この時期に「自分のロッカーの中から物が盗まれた」と供述しているとの事。

一方、同時期に自宅近くの警察署に「誰かが自宅に侵入している。盗聴器を仕掛けられた」などと申告。警察官が容疑者宅を訪れたが、被害は確認できなかったという。

5)容疑者(42)が、車を何度も買い替えて多重債務に陥り、自己破産していたことが24日分かった。
広島県警広島南署捜査本部は、派遣社員や期間従業員として働いていた容疑者が、車好きが高じて収入基盤が不安定なまま無理な支出を重ねた可能性があるとみて捜査。
家宅捜索で押収した通帳などを基に、破産した平成20年5月以降の生活実態についても調べている。

近所の住人らによると、容疑者は約7年間にスポーツカーなど車を少なくとも4回は買い替えていたらしい。

さて、こんなところかな。
なぜ、マツダを恨んでいたのか?その理由がとりあえず出てきた。
マツダの社員に自分をよく思っていない人がいる」と言う点ですね。
それから、「自分のロッカーの中から物が盗まれた」との供述もしているようです。
ただ、同時期に「誰かが自宅に侵入している。盗聴器を仕掛けられた」とも警察に訴えているが、この時、被害は確認できなかった。

どうも、メンタル面に問題があった可能性が出てきましたね。
しかし、犯行前の準備や行動は論理的に行われているので責任能力は有りだと思うけれど、判断には精神鑑定が必要のようですね。

借金で自己破産と経済的には相当、追い込まれた生活がしばらくあったんでしょうね。
元厚生次官連続殺傷事件の犯人も経済的に破綻してましたね。
元厚生次官連続殺傷事件では犯行に備えて、ターゲットの住所を調べ、凶器を吟味して犯行直前に身の回りの整理をしていました。

秋葉原通り魔事件では犯行直前まで、携帯サイトに実況中継してました。
犯行の直接のきっかけは工場の作業着がロッカーから無くなっていた事でした。

今回のマツダの事件と秋葉原通り魔事件や元厚生官僚連続殺傷事件では、どことなく、共通点があるように感じます。

同じ自暴自棄になった人間の犯行なので共通点があっても不思議ではないですけどね。

私はこれらの事件の表面上の動機は何でも良かったのではないか?と思っています。
真の理由は生きていてもしょうがないとか、どうせ生きていけないとか、生きる希望が無くなっている状態で心中には不満が渦巻いていた状態だった。あとはそれを爆発させるキッカケが何かあれば、いつでも爆発する状態だったんじゃないかな?

参考リンク
広島県マツダ宇品工場無差別殺傷事件その2(続報)
広島県マツダ宇品工場無差別殺傷事件その4(続報)

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コメント

 被疑者は取調室で、動機・特にマツダの違法解雇の手口を強く言っているはずです。それを捜査陣が「それは、この事件の動機のひとつに過ぎない。」とか「そう言うのを『逆恨み』と言って、裁判の情状に悪く影響するから、調書には書かないでおいてあげるよ。」などと言って、そのような動機についての発言を意図的に調書に記載せず、以て「被疑者は動機について供述していない。」としているのです。
 この意味でも取り調べの全面可視化が要求されるところなのですが。
 警察も、マツダの経営陣の意向に沿って、被疑者の異常性のみによる事件だと強引に持っていこうとしていると思われます。これは検察も同様でしょう。

 ところで、被疑者が自動車を短期間で何台も買い換えたと言われますが、このような短期期間工の再雇用の際に「うちの車を購入することが再雇用の条件」とごり押しされることが少なくありません。今回の場合もこれだと思われます。

投稿: あすなろう | 2010/06/27 13:12

問題は。人生の否定。のふりしちゃってなら、ともかく。
チロの敵討ちの裁判記事も読んでいます。軸足を動かさないあたりは、確信なんだかニヒルなんだか。
人は何ゆえに人生を肯定できるか。仕事ゆえに、もいるし。女房ゆえに、もいる。女房ゆえにって、マジか。たぶん、マジ。きっと、マジ。昔、東洋大学の先生だった人が、そう言っている。

投稿: ナガイ | 2010/06/27 18:54

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