兵庫県尼崎市小4男児傷害事件
7月26日兵庫県警尼崎北署は、小学4年の長男(9)に9時間にわたり暴行したとして、父親の尼崎市塚口町3、会社員、男性容疑者(34)と、母親のパート従業員、女性容疑者(31)を傷害容疑で逮捕する事件が起きている。
2人は容疑を認めている。長男は病院に搬送されたが、意識不明の重体との事。
容疑は、25日午後3時半ごろ~翌26日午前0時40分ごろまでの間、男性容疑者の財布から現金数万円がなくなっていることを問いただすため、長男の顔を殴るなどの暴行を加えたとしている。2人は長男が「ゲーム機を買った」と言ったため、「どこにあるのか」と問いただしたという。
同署によると、容疑者宅は両親と長男、長女(6)の4人家族。2人は長男がぐったりしていたため、同県伊丹市の病院に車で運ぼうとしたが病院が閉鎖されていたため、女性容疑者が携帯電話で119番通報した。
2人は調べに「顔を平手で殴り、体もけった」などと供述。同署は2人が代わる代わる長男に暴行を加えていたとみており、日常的な虐待がなかったかも追及する。2人はいったん離婚したが、現在は同居中で、内縁関係にある。
長男の同級生によると、長男が食べ物を残したり、学校に忘れ物をして帰ってくると、女性容疑者から大声でしかられていたという。長男から「お母さんから『妹の食べ残しを食べろ』と言われた」という話や、「お母さんにたたかれたので、金属バットで殴り返した」という話を聞いているらしい。
近所の話によると、昨年、指に包帯を巻いていた長男が「お母さんにたたかれて、(骨に)ひびが入った」と話していた。男性容疑者が長男に「出て行け」と怒鳴る声も聞こえたらしい。
とこんなところですが、骨にヒビが入ったり、金属バットで殴り返したりと親子関係は破綻していないのかな?
2010/08/15追記
尼崎区検は13日、母親の女性容疑者(31)=同市塚口町3=について、「暴行への加担の程度が低い」として、暴行罪で尼崎簡裁に略式起訴した。同簡裁は罰金10万円の略式命令を出し、即日納付された。また、父親の男性容疑者(34)については、神戸地検尼崎支部が同日、傷害罪で神戸地裁尼崎支部に起訴した。
県警尼崎北署によると、男児は意識が戻り、簡単な会話や車椅子での移動ができるようになっているとの事。
2010/10/22追記
傷害罪に問われた父親の同市塚口町3、会社員、男性被告(34)の判決公判が22日、神戸地裁尼崎支部であった。裁判官は「発育途中の子どもへの暴行は常軌を逸しているが、反省している」と述べ、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役4年)を言い渡した。
判決によると被告は7月25日午後2時15分ごろから翌26日午前0時45分ごろまで、自宅で男児の頭部を殴り、鉄棒で尻をたたくなどの暴行を加え、急性硬膜下血腫、全身打撲のけがをさせた。
母親(31)は8月に暴行罪で略式起訴され、尼崎簡裁が罰金10万円の略式命令を出している。被告代理人の弁護士によると、男児は入院中だが、日常会話ができる程度まで回復したという。
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コメント
一人一人の高い意識とニュース等で子供たちの苦しみを知り周りにアンテナをはる事で救える命があると確信しています
その一つに通報 電話
という事もあります
投稿: | 2010/09/06 13:13