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2010/08/01

大阪府寝屋川市中3長男殺人未遂事件

大阪府寝屋川市で今年5月、中学3年の長男(14)の背中にオイルをかけ、点火して大やけどを負わせたとして、大阪府警は28日、父親の無職、男性容疑者(42)=同市黒原新町=を殺人未遂の疑いで逮捕する事件が起きている。

「オイルはかけたが火はつけていない。何で燃えたのか覚えていない」と否認しているという。府警は、容疑者が長男だけでなく、小学5年の長女(11)にも日常的に虐待を繰り返していたとみており、動機などを追及するとの事。

逮捕容疑は5月20日夜、自宅で長男の背中に、衣服の上からライター用のオイルをかけてライターで火をつけ、背中全体や右腕に全治約40日の大やけどを負わせた、としている。長男は熱傷2度と診断され、10日間、入院したが、快方に向かっているらしい。

捜査1課によると、容疑者は妻(37)と長男、長女の4人暮らし。長男が午後6時半の門限を約30分遅れて帰ったことや仏壇に手を合わせなかったことに腹を立て、火をつけたとみられる。長男はすぐ浴室に駆け込み、自分で水をかけて火を消した。容疑者と妻は庭で育てている植物を「アロエだから効く」と言って、その汁を長男の傷に塗るなどしたが、病院には連れて行かなかった

4日後の5月24日、長男が学校で友人に「父親に火をつけられた」と告げて発覚した。学校から連絡を受けた府中央子ども家庭センター(同市八坂町)が同日、長男を病院に入院させ、長女も保護した。長男だけでなく、長女も「普段から父親に殴られたり、けられたりした」と話しているらしい。

一家は生活保護で暮らしているため、医療費は無料だが、皮膚がただれるほどの大やけどを負った長男を、病院へ連れて行くことはなかった。医療関係者によると、細菌感染すれば死亡していた可能性もあったという。

さて、こんな事件ですが、病院に連れていかなったのは病院から虐待の可能性を疑われるのを嫌ったのかもしれませんね。
児童虐待事件ではよくある事です。

2011/02/18追記
傷害罪に問われた父親の無職、被告(43)に対し、大阪地裁は17日、懲役2年10月(求刑・懲役4年)の実刑判決を言い渡した。裁判長は「命の危険もあり、長男の苦痛は想像を絶する」と批判したとの事。

裁判長は、被告がしつけとして暴力を振るった背景に、被告自身が父親から殴られて育ったことがある可能性を指摘したらしい。

判決によると、被告は昨年5月、長男の生活態度を注意していた際、長男の聞く態度がふまじめだとして立腹して、Tシャツに火をつけ、全治約1カ月半の大やけどを負わせた。このほか、07年7月には長女(当時8歳)の顔を拳で殴り、同じように08年2月には長男を暴行し、それぞれ全治約1週間のけがをさせたようだ。

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