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2010/10/21

兵庫県神戸市高2男子殺害事件その4(あれこれ思う事)

とりあえず続報。
捜査本部によると、ナイフは10日午前に、被害者が襲われた現場の南西約100メートルの側溝で近くの住民が発見。ナイフには目に見える血痕はなく、ごく微量の血液を鑑定した結果、被害者のDNA型と一致したため凶器と断定したとの事。

捜査本部が事件発生の翌日に凶器が発見された側溝などを捜索した際にはナイフは発見できなかった。まとまった雨は8日夕方以降しか降っていないことなどから、男がナイフを犯行後にいったん持ち帰るなどし、血痕をふき取るか、洗い流して捨てた可能性が高いらしい。

凶器をあえて現場に戻って遺棄する理由があるのかな?
極端な話をすれば、もし犯人が捜査線上に浮かばない存在と確信しているなら、凶器を処分する必要もないからね。

以前にも書いたけど犯罪を計画する場合のポイントは二つですね。
・目的の達成
・逮捕されない事

事件によっては逮捕されてもかまわないと言う場合もあるけどね。

この事件の場合、被害者を殺害する事を目的とするのは普通だとしても、「逮捕されない事」はあまり意識されていないように思うんだよね。
それは、一緒にいた女性に顔を見られている点です。
これは致命的と言って良いですね。もし、逮捕されない事を強く意識したのであれば、被害者が一人になった所や顔を見られないように顔を隠して犯行を行う事を選んだと思います。

事件当時、犯人は逮捕される事をそれほど重要視していなかったのかな?と考えています。
それから、一緒に居た女性に顔を見せるのも、変だけどもっと変なのは「被害者にも顔を見せている事」です。
もし、被害者が犯人を知っていて、危険を感じればその場で逃げ出すでしょう。
それでは目的を達成できない。
その意味では被害者は犯人を知らないか、もしくは知っていても身の危険を感じていなかったのだと思います。

そして、今回報道の凶器の遺棄した場所と時期ですが、捜査済みの場所に遺棄すれば、捜査済みの場所は2度捜査しないと言う事を狙ったんでしょうね。

逆に発見させる為に遺棄した?
それなら、凶器の血痕を消す必要は無いでしょう。捜査を撹乱する為の偽装なら、凶器として発見されて欲しいはずですよね。

そう考えれば、この遺棄場所と時期の選定は凶器を発見されない事を狙った物かと思う。
だけど、場所が側溝なので警察が発見しなくても住民が発見するかもしれない。
たとえ発見されたとしても、犯人は自分の手元に置くよりも手放した方が安全と考えたんだろうね。
その意味では、凶器は特殊な物ではないし、入手経路から犯人にたどり着く事は無いと犯人は考えているんだろうな。

犯行時に逮捕される事に無頓着なのは「目的の達成」がより優先順位が高かったと言う事だと考えています。
目的が殺害なら、どうして、凶器は「小型のナイフ」なのか?
これは、具体的な犯行状況を想定していなかったか、または、携帯性を優先した場合だと考えています。
つまり、犯人は誰をいつ何所で殺害するかを決めていなかったのではないかな?

事件発生から2週間以上が過ぎています。
いつ容疑者逮捕の報道があってもおかしくないと思っているのですが・・・・

容疑者逮捕に期待しましょう。

参考リンク
兵庫県神戸市高2男子殺害事件その3(凶器発見)兵庫県神戸市高2男子殺害事件その5(続報)

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コメント

犯人は被害者個人に恨みがあったのではなく、現場周辺に深夜たむろしている不特定な同じ年頃の男性(男子高校生)に怨みがあったのでは?
カツアゲされたとかで。

根拠のない妄想ですが。


投稿: | 2010/10/22 21:21

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