世田谷一家殺害事件再考その97(2010年年末情報)
今年も年末の報道がありました。
1)犯人の遺留品のすべてが神奈川県厚木市内で購入できることが新たにわかりました。
捜査本部によると、小田急線本厚木駅周辺の厚木市内では、販売場所が特定されていないマフラー以外の遺留品を買いそろえることができ、同相模大野駅周辺ではトレーナーとマフラー以外の販売が確認されたようだ。
2)捜査本部がここ数年着目しているのは、犯人の遺留品から見つかった3種類の染料だ。捜査本部は犯人が染料を専門的に扱う工業関係者だった可能性を視野に、これらの染料の製造でトップシェアを占めるドイツの化学メーカーにも捜査員を派遣するなどして、流通ルートをたどっているようだ。
染料は、犯人が現場に残したヒップバッグの中から3種類、トレーナーの胸付近から、2種類を検出。宮沢さん方の車庫にある木製の収納家具からも3種類の染料が見つかっているが、犯行時はシャッターが閉まったままで犯人が出入りした形跡はなかった。犯人は、事件前に宮沢さん方に出入りしていた顔見知りの可能性もあるようだ。
3)犯人が宮沢みきおさん=当時(44)=らを殺害後、居間のソファで仮眠した疑いがあることが23日分かった。捜査関係者によると、2階居間にあったソファの端にはクッションが置かれ、頭が乗せられたようにくぼんだ跡が残っていた。
宮沢さん夫婦はきちょうめんな性格とされ、整頓しないで放置したとは考えにくく、捜査本部は犯人が仮眠した疑いがあるとみている。
4)パソコンを操作し、トラックの音で慌てて電源を切った可能性もあるという。
犯人は同日午前1時18分と同10時、宮沢さんのパソコンを短時間操作した後、電源を切断した。
10時ごろには、トラックが向かいの家に宅配をするため、宮沢さん宅前までバックの警告音を鳴らしながら近づいており、犯人は音を聞いて慌てて操作をやめた可能性がある。
5)道路に面した窓のカーテンには外を確認したように隅をめくり上げた跡もあったという。
6)トイレには大便が一部残っており、鑑定したところ、野菜のごまあえが見つかった。一家の食事や胃の内容物とは異なり、犯人が用を足したとみられる。
7)遺留品のヒップバッグの中から、短い毛髪が見つかっていたことが19日分かった。毛髪のDNA型を鑑定したところ、現場に残された犯人のものと一致した。
捜査関係者によると、毛髪は長さ数センチで色は黒く、2階の居間に残されたヒップバッグから見つかった。
8)現場には犯人が宮沢さん方を訪れるまで着用していたとみられるクラッシャーハットが残されており、逃走時には頭に何もかぶっていなかった可能性が高い。
9)一方、現場から行方が分からなくなっていた12年正月に届いた宮沢さん一家宛ての年賀状は、捜査員が聞き込み捜査のために持ち出していたことが判明。捜査本部はこれまで、犯人が宮沢さん一家との接点を隠すために処分したとみていたが、初期段階での捜査が混乱していたことを浮き彫りにした。
捜査関係者によると、事件発生直後に宮沢さん一家の交友関係を調べるため、聞き込みを担当した捜査員が「翌日までに返す」との約束で年賀状を持ち出したが、そのまま返却されなかったという。
10)現場に残されたトレーナーにシリコーンオイルという化合物の成分が付いていたことが新たに分かった。シリコーンオイルは潤滑油や化粧品の原料などとして幅広く利用されているが、染料の色むらを無くしたり、演劇の舞台装置を作る際などの発泡スチロールの加工にも使われている。被害者が事件当時、企業のシンボルカラーを決める仕事をしており、また学生時代には演劇活動をしていたことからその関連性や、シリコーンオイルや蛍光染料を仕事などで扱う人物が事件に関わっている疑いもあるとみて捜査をしている。
11)4人の発見時、服や布団が掛けられるなどして、顔が見えない状態だったことが25日分かった。
室内には色彩の専門書があったことも判明した。
事件は発生から間もなく10年。顔を隠すのは犯人が顔見知りだった場合の特徴との指摘もあり、警視庁成城署捜査本部は宮沢さんの交友関係などを改めて捜査している。
捜査関係者によると、宮沢さんは1階の階段付近、妻泰子さん=当時(41)=と長女にいなちゃん=同(8)=は2階踊り場、長男礼君=同(6)=は2階寝室で発見された。
泰子さんの顔にはたんすから物色されたとみられる洋服がかぶせられていた。礼君はベッド上で頭から布団が掛けられ、宮沢さんには机の引き出しが乗せられていた。にいなちゃんは泰子さんの脇でうずくまるように顔を下に向けていた。
4人とも顔が隠れた状態で、犯人が見えないようにした疑いがあるという。
2010/12/31追記
12)犯人の遺留品であるジャンパーに擦った跡がないことが26日分かった。
警視庁成城署捜査本部は犯人が浴室窓から侵入した可能性が高いとみる一方、ジャンパーの鑑定を踏まえ、玄関から入ったとの指摘も出ている。
捜査関係者によると、宮沢さん宅の2階浴室には縦約50センチ、横約40センチの換気用小窓が地上から約3メートルの高さにあった。
遺留品のサイズやヒップバッグのベルトの長さなどから体格を推定し、同様の人物で再現実験したところ、窓の下に建つフェンスを伝って侵入可能と判断した。
室内から見つかったスニーカー足跡の鑑定で、付着した土の量は2階廊下が一番多く、浴室窓から侵入した疑いを裏付ける根拠の一つとなった。
こんな所ですね。
9)のハガキの件は前向きに考えましょう。
いままで考え抜いても結論の出なかった謎があっさりと解決したのです。私はこの点は心から嬉しいです。
しかも、事件は少しシンプルな方向へ傾いていますね。犯人が持ち去った物は現金と逃走に必要な衣類だけになったのです。(これまで報道されている情報では)。明確に偽装工作と思われる行動は無くなったと思います。
3)の仮眠の件は以前から予測されてましたね。
4)の10時のトラックの音の件は興味深いですね。5)と合わせて一度考えてみようと思います。
7)の毛髪のDNAが血液のDNAと一致したのは当然と言えば当然なんだけど、DNA鑑定の誤りや偽装の可能性が低くなったと思います。
10)のシリコーンオイルも新たな物証ですね。これも一度考えてみようと思います。
11)は微妙な感じですが、いずれ考えてみましょう。
2010/12/31
12)は以前に侵入したと思われる風呂の窓に繊維が付着していなかった事の補足情報でしょうね。
ジャンパーにも窓にも擦った跡が無い事になりますね。
玄関侵入と考えると、足跡の泥の件が矛盾しますよね。ここをどう説明するか?が問題ですね。
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コメント
こんばんは。
この時期の小出し情報は警察の風物詩となりました。
9については、前向きにですか・・・そうですね。
色々な憶測(宗教がらみの殺人とまで)があったのですが警察が頑なに「物盗りの犯行」と断定していたのがなんとなくわかりました。
TVのニュース速報が流れると
この犯人逮捕か?と期待して10年経ちました。
まだ警察力を信用しております。
来年に期待します。
投稿: gaga | 2010/12/26 22:06
ASKAさん。
今回の警察発表(厚木周辺で遺留品が揃う)は、今更なにを...ですね。
トレーナー(ラグラン)130着(現M/X販売。都内10着)以外量産品。
帽子(現M/Xで販売)3465個。ジャンパー(エアテック)82000着。
手袋(エドウィン製)10755双。靴(スラセンジャー韓国製)4530足。
(サイズ28cm日本未発売)ヒップバッグ(大阪の業者製造)2850個。
柳刃庖丁(関孫六・銀寿)1500本。ハンカチ 66500枚。その他。。。
マルフル(現M/X)店舗があれば、だいたいの遺留品は揃うはずです。
(現場付近店舗)聖蹟桜ヶ丘オーパ店 聖蹟桜ヶ丘オーパ4F
八王子京王SC店 京王八王子ショッピングセンター4F
神奈川 厚木店 厚木市林 5-23-5
おそらく、日本に売ってない「スラセンジャー」が鍵なんでしょうね。
厚木周辺にある、米軍基地で「入手可能」ってことなんでしょうかね?
吉祥寺の周辺でも「ほとんどの遺留品は揃う」という情報もあります。
捜査に行き詰まり「犯人は米軍関係者」とにおわせてる気がしますね。
明言しないのは。犯人の異常な残虐性を「戦場帰り」で説明できても。
戦場からの帰還兵が、世田谷区の祖師谷に現れる蓋然性がまるでない。
ジャンバーのポケットにあった「三浦半島の砂」(馬堀,下浦)なら、
夏に海水浴が出来る、砂地の遠浅海岸です。投げ釣りやボート釣りの
名所ですが 11月発売のエアテックを「夏に着られるわけもない」ので。
横須賀基地からイシモチ狙いで「ボート釣り」でもしたのでしょうか?
馬堀にも下浦三浦にも、釣り客目当ての《貸しボート屋》があります。
ヒップバッグには染料の他。アメリカ西海岸・モハーヴェ砂漠の砂が
見つかっていると従来から発表されてます。ヒップバッグは日本発売。
日本でヒップバッグを購入。アメリカなど外国に持って行ったものか?
染料は、外国(アメリカなど)で購入したと、考えてるんでしょうか?
外国メーカー(ドイツ)から、染料を輸入したと想定してるいるのか?
まさか《砂漠の砂+蛍光染料=蛍光色の砂時計》なんてオチじゃ(笑)
とにかく...
犯人が宮沢さんの関係者なら、なぜ指紋その他の照合が出来ないのか?
窃盗犯、異常者、元軍人など「流し」の犯行なら、なぜ祖師谷なのか?
...というのが、相変らずの《ナゾ》なんでしょうね、
投稿: あんぐらー | 2010/12/27 20:57
ASUKAさんこんばんは。
私は、世田谷一家殺人事件ほど、気になっている事件はありません。これまでに 世田谷一家についてだされている本も読んで来ました。
当時私たち家族は、宮沢さん一家の住んでいる駅に程近い小田急線沿線に住んでいましたので、事件後に警察官がやってきたことを覚えています。小田急線はとても、停車駅が長く、東京、神奈川を入り組んでいますよね。
あの日、不信な怪我をした男が電車に乗り越んで来たという目撃情報もなく、本当に謎だらけです。
日本も、住民票に指紋を添えるような形をとるべきですね。
来年こそは、新たなる発見、展開に期待します。
投稿: 彩澄 | 2010/12/28 00:05
お久しぶりです。
今年の年末情報は、絞り込みの意図が感じられますね。
シリコーンについては、専門的な考察はおいといて、日用品から考えると
ティッシュペーパー、リンス、柔軟仕上げ剤が代表例だとWikipediaに書いてあります。
シャツに残留するとしたら、柔軟仕上げ剤でしょうか。
ローダミンも年賀状の謎のようにサクッと解決すればよいのですが・・・。
ゴルフ関係などを書いてきましたが、車庫からも発見されたことは、やはり謎です。
宮沢さんは模型(ガレージキット)の趣味などあったのでしょうか。
今、『ろーだみん色素マミレ雑記帳』なるものを読んでいます。
投稿: アヒル | 2010/12/28 00:32
11)は犯人が顔見知りっていう場合が......
これについてみなさんどうお考えなのでしょう?
犯人が長居するので単に見たくない、としてやったのか
良く言う顔見知り故だからなのか?
投稿: | 2010/12/28 11:18
確かな情報ではありませんが、吉祥寺で包丁を買った
男の顔が特定できるかも?ルパン三世 醤油顔 鼻ひげ
あごひげ 長い顔
投稿: | 2010/12/28 13:05
初動の混乱がネックになりそうですね。
学者の河合氏も研究結果から、犯罪の殆どは
友人・知人・親族・顔見知りです。
まずはここから疑って検証に入るべきでした。
11は事件発生後、誰でも想像付く事案です。
一番損傷の酷い傷を受けた人+顔を見えないようにする
というのは、真の犯人のターゲットであったとの証左
でしょう。
写真しか見たことのないプロの殺し屋がターゲット
を殺すときは、一撃必殺で死体などゴミのように
ポイ捨てです。マフィアの対立する抗争での殺人
の現場写真を見たらよく分かります。
投稿: わんこ | 2010/12/28 16:30
シリコンオイルの用途は広範なので、特定できそうはないですね。
https://cs216.xbit.jp/~w049168/guide_fld.html
基本「潤滑性」のようなので、スケボーや自転車の潤滑油にとか、
染料(接着剤を加えて塗料)との関係では、塗料添加もあるけど、
いろいろな製品の製造過程では、普通に介在する物質みたいです。
用途が広いだけ、製品数が多く、成分も違うはずで、出し惜しみw
犯人、少なくとも「殺害犯は顔見知りではない」ものと思えます。
遺留品に残った、DNA、血液・指紋などで個人特定は可能ですが
それがない。殺人依頼を想定すれば、可能性は排除できませんが。
その場合「顔見知りの犯行には、遺体の顔を隠す傾向がある」も、
あてはまらないことになります。違う《隠す》理由があったのか。
何かの理由で、犯人が《知り合いリストから漏れている》かです。
例えば「怨恨はあるが、既に、死んでいる人」とされているとか。
私見ですが。死者の顔を隠したのは、長時間居続けたことと併せ。
殺したはずの「血まみれの母娘が、生きて逃げようとした」こと。
感情のない殺人鬼でも《死者が蘇ってくる》恐怖を感じと思える。
さすがに「死者の顔を見ながらでは、居られなかった」んではと...
私の《印象》では。犯人の遺留品は《ビンボー臭い感じ》がします。
凶器の柳刃庖丁は、ヒップバッグに収まらず。ハンカチを卷いて
目だたないように細工してる。リッチなら、そんなことしないで
ファッションに合わせ。リックにサバイバルナイフでも調達する。
スラセンジャー28cmで、ユニクロ・エアテックLサイズですか?
靴が28cm、身長170後半の人なら、ちっちゃくありませんかね?
この当時のユニクロでも、エアテック(XL)はあったはずです。
それに12月30日〜大晦日。冬です。頑健な男でも 寒いはずです。
ラグランの実質はロングTシャツ。ウインドブレーカーのような
エアテックを羽織っても。帽子・マフラー・手袋では寒いでしょ?
シャツとジャンパーの間に、毛糸のセーターやボア製品が欲しい。
遺留品の他に、もっと暖かい、何かを着ていたんでしょうかね?
ま,以上の「ビンボー臭さ」からも《拾い物説》が出たんですがw
投稿: あんぐらー | 2010/12/29 14:58
11)の「室内には色彩の専門書があったことも判明した。」が
なにげに気になりますね…。
パソコンの操作もそうなんですが…
↓wikipediaから
>接続先は被害者の会社のサイトから、
>大学の研究室のサイトや科学技術庁のサイトなど
>専門色の強いサイトまで含まれていた。
たぶん被害者の“お気に入り”から辿ったと思うのですが
あるいは犯人と被害者の知識的なつながりが
意外と深い接点なのかも知れません。
(あわてて、PCを強制終了した跡があるあたりも
閲覧していたものが犯人自身に関わる知識なのか?)
前にも書きましたが、やはり染料(あるいは色や科学的な演出に
かかわる何か)を探していたんじゃないでしょうか?
もちろん、カードや金銭も目的だったんでしょうが。
ヒップバッグの中が染料で割りと派手に
汚れていたあたりも、
染料が犯人の仕事と関係が深いとみるべきか…?
ヒップバッグもラグランも
犯人が普段から仕事着に着用しているもので
仕事後にそのままの姿で被害者宅に
やって来たようにも見えます。
印刷工だと、返ってそこが(私服なのが)おかしいかな…?
むしろ、本人が芸術家で、私服で仕事するタイプかも?
投稿: 神秘の格闘技バリツ | 2010/12/30 01:07
私見ですが、どうも警察はスケボーをするナウなヤング像より
専門(印刷?)的な仕事を持つ人物に切り替えた気がします。
前者は学生のイメージですが
後者はそれなりに年季がありそうに思えます。
(長髪の可能性はプロファイリングにあったと思うのですが)
長髪のが落ちやすいでしょうから、黒い短髪しか見つかって
ないなら、髪はすべて黒の短髪と見ていいと思います。
このあたりも堅気の仕事っぽい。
スケボーをする印刷工…絶対いないとも言えませんが
ちょっとイメージがブラつきます。
スケボーに関わってるとしても、趣味でなく仕事かも?
あと、ちょっと思いついたんですけど
(思いついただけなんで、本当に根拠はないです)
もしズボンが血で汚れていたとしても
それほど派手に汚れてた訳でないなら
いっそ染料で汚してしまうのも手ですね。
パッと見、おしゃれに見えるかも。
乗り物に乗ったらバレるかもしれませんが
歩いてる分には案外、血は気づかれない気がします。
青とか紺とか血を目立たなくさせる色で
ちょっと臭いがきつい方がごまかせるかも…。
本人がそういった染料を持ってたか
被害者宅のどこかにあったかの場合…ですけど。
投稿: 神秘の格闘技バリツ | 2010/12/30 01:21
…と、そういえばすごく当たり前の事を忘れてました。
犯人は免許の生年月日などから
カードの暗証番号を解こうとしてた訳ですが。
当然、まず最初に探したものは
暗証番号そのもののメモだったはずなんですよね。
(その手の重要な数字を忘れないように
どこかに書いて保管してる例は多いでしょう)
犯人はまずそういったメモを探した上で
…それが見つからなかったから免許などから
割り出そうとしたと思います。
最初から免許を探した訳ではないんでしょうね。
「暗証番号(と書いてあるかも知れない)」メモを探して、
見つからず、次に免許を読み解こうとした…
そういった行動の流れからも「漢字が読み分けられる人物」って
根拠なのかも知れません。
投稿: 神秘の格闘技バリツ | 2010/12/30 01:23
>ヒップバッグの中が染料で割りと派手に >汚れていたあたりも、 >染料が犯人の仕事と関係が深いとみるべきか…?
仕事関係の割にはあまりにも捜査線上に上がって来なさすぎかと。。。
以前に車庫に侵入、染料まみれの何かを盗み、味をしめ
再度侵入を試みた?とも思えます。
私は染料が宮沢さんから犯人へと移動したと考えるように
最近なりましたので、専門書の存在は興味深いです。
ですが三浦半島の砂という
接点ともとれる物もありますし、知り合い、流し……どっちとも考えられてしまう
厄介な物証である事への終止符は今年の発表でもうたれませんでした。
>もしズボンが血で汚れていたとしても
>……(略)……… >被害者宅のどこかにあったかの場合…ですけど。
血液で汚れたパンツを履き替えず(家主の物を使わなかった)にいたのは
何か訳があったのだろうかと。
相当量の返り血を浴びていそうですので、例え乾いていてもそのまま電車に乗ったりするのは
普通は抵抗ありそうです。そうすると徒歩圏あるいは自転車移動??では。
※今年の年賀状の件も含め、毎年小出しにされる発表。もしかして
後に、犯人はズボンを洗濯して乾燥機までも使った形跡が....なんて発表があったりして、
などと思ってしまいます。
投稿: | 2010/12/30 13:33
蛍光塗料といえば、世紀末。チカチカ蛍光色で輝いてた街がありました。
ビルに下がった「蛍光色文字タレマク」や、店員の「蛍光色ハッピ」...。
東京に住んでいた人なら記憶があるでしょうが。秋葉原の電気街です。
偶然でしょうか?オウムショップ・マハーポーシャが 1995年に閉店。
代わって、Trisal(トライサル)The Graceful(ザ・グレイスフル)PC
Bank(ピーシーバンク)などオウム系3ショップが秋葉原で営業開始。
( http://ja.wikipedia.org/wiki/マハーポーシャ ウィキ参照 )
1997年にはNet Bank(ネットバンク)まで秋葉原に再登場してます。
そこそこ流行っていたようですが、どういうわけか 2000年1月までに
全ての店が撤退したようです。世田谷事件は 2000年末に起きています。
「オウム信者の従業員」は、2000年頭から烏山に新拠点が出来るまで、
どうしていたんでしょうか?その消息に繋がる「事件」もありました。
忘れていたのですが、ちょうどこの時期。防衛庁、警視庁など、主要な
官庁の「システム開発」などに、オウム関連企業が関与していたことが
2000年2月29日〜3月10日の主要各紙の報道などで、発覚しています。
( http://www.asyura2.com/sora/bd6/msg/207.html MacFan )
民間企業のシステム開発にも、オウム関係者が関与したようですので
顧客に含まれていた官庁・企業のウェブサイトは、正規のアクセスは
当然のこと。システム開発者(オウム)の特権で「バックドア」からも
容易に侵入できることを意味します。世田谷事件の犯人は、一家殺害後
どういうわけか二度も、数分程度の「ネット接続をしていたようです。
犯人の閲覧した諸官庁サイトなどや。チケットをとろうとしたという、
劇団四季サイトに「バックドア」があれば、私の妄想を裏付けますが、
まさかそんなことはないでしょうね?犯人が巡回した官公庁サイトが
オウムのシステム開発企業で作られたサイトだったとかも...。まさかね、
投稿: あんぐらー | 2010/12/30 15:14
顔を隠してあった、についてですが。
死者に対する尊厳的感情がない印象をうけないでしょうか。
引き出しを使うなんて、とりあえず顔を見たくない、という感情が犯人を支配していたような。
しばらく居座ると決めたからか、決まっていたかは不明ですが
仮眠までしてますので遺体と同じ空間にいるのは気持ちが落ち着かないから
顔を隠したと。
ただし知り合いか、そうでないかを更に解りにくくしているように感じます。
犯人が意図的にしたわけではないでしょうが。
怨恨の場合、知り合い(一方的でも)と考えますが
自分の感情優先の人間であるならば被せるものなんてなんでもいい。
それで適当なものを被せたので知り合いではない?と思わせるような感じもうけてしまいます。
犯人のしたこの行為、バリツさんがいかがお考えかとても興味あります。
投稿: | 2010/12/30 16:23
シリコンオイルですが、特殊なようでいてどこの家にもあるものです。商品名で言うとCRC-556等ですね。
投稿: クレア | 2010/12/31 07:49
う~ん、だいたい「顔見知り」路線って感じになったようですね。
「被害者遺体の顔を隠していた」あたりは、いままで秘匿していた情報ですね。
ドイツ出張は、この手の科学調査手法の進展を狙ってのことかな。
昨年テレ朝で、何人かの顔写真を持って捜査員が動いてるという報道があったけれど、それとは繋がってるのかな?
ま、知人関係ということになると、「警察が手を触れられないゾーン」もあって、それはそれでややこしそうだ。
投稿: 迷探偵にゃんこ | 2010/12/31 21:25
にゃんこさん、こんばんは。「顔見知り」説に傾く?
それはないと思いますよ。顔見知り説の大きな根拠は
2000年頭の年賀状を犯人が持ち去ったことでしたが、
これが、捜査員の証拠「持ち出し」というお粗末です。
少なくとも犯人が「宮沢さんの知人」の可能性は薄い。
捜査で「血液・指紋・DNAが一致しない」理由がない。
人違いを含めて、犯人が宮沢さんを知っていたという
逆の「顔見知り」ケースの可能性はありそうですがね。
警察にも面子があるし、時効も廃止され、10年経った。
「触れられないゾーン」があっても、考え難いですね。
事件解決の手がかりもないまま。今年も暮れて行きます。
このままでは、もう一度、捜査をやり直すべきでしょう。
証拠品持ち出しには、がっかりです。皆様、よいお年を。
投稿: あんぐらー | 2010/12/31 23:59
年が明けました。あけましておめでとう!
投稿: あんぐらー | 2011/01/01 00:00
>あんぐらーさん
>警視庁成城署捜査本部は宮沢さんの交友関係などを改めて捜査している。
エントリーに↑のように書いてありますよ。
ま、「新聞の解釈が間違ってる」とか、いろいろ難癖はつけられると思いますが、私は別に関係者でも警察でもなく、特殊な事情を知るものではないので、ここではエントリーの内容を受けて、そのまま書いてるだけです。
貴方の解釈は、私のコメントとは無関係にどうぞ、ご自由に。
投稿: 迷探偵にゃんこ | 2011/01/01 01:55
コメントはコメントですから。そのまま受けとめれば、いいと思いますよ。
私の言いたいことは、殺害現場に、指紋・血液・DNA・遺留品、その他。
数多くの「犯人が誰と特定できる、物証が残っている」ということです。
交友関係を調べ直すのは、これら《犯人特定の物証と、照合し直す》ことを
含んでいると思います。各自の推理は《論理》で、捜査本部の《意向》でも
《多数決》でもないんですから。各自《論理を展開すれば良い》だけです。
結論の導き方が「論理的でない」というだけで「難癖」とかではありません。
「論理的な」にゃんこさんらしくない、コメントのような気がしますが?
投稿: あんぐらー | 2011/01/02 12:12
どちらさまも。あけまして。
献花と家事は江戸の華。墓参と掃除の季節でございました。
前に浴槽の写真は本物か?と書かせて頂きやした。うそに決まってるだろが。本物じゃないの。両方のご意見がありました。
(ついでながら。インゲンは与太だというおコメもあったと記憶します。年賀状はいかがだったでしょか。)
浴槽の写真がどうした。つまりねえ、その水漬けの種なんですが。名刺らしいものが見える。
顔見知りだとして(すぐ顔見知らずになったとしても)、名刺はどうなってんの?という疑問なのですが。いや、探し物は名刺じゃないの?って申しているわけではありません。名刺が残っていないとしたら、どういう関係なの?と…
投稿: ナガイ | 2011/01/02 12:52
実在しないキャラクターを出しても仕方ないですが・・・
デスノートのL、相棒の杉下右京なら、どう推理するんだろうか・・・
こんなに証拠があっても・・・漫画やドラマの様に解決はしないんだな~。
ただのくだらない一人言です、ごめんなさい。
投稿: ながぴー | 2011/01/04 18:29
この事件に関しては(年末の情報を全て踏まえても)、「顔見知り」、「通り魔」どっちもまだあり得るとおもいます。
この事件に関しては・・・いろんな推理がありますよね。
とあるコミュニティには、オウムの逃亡犯が生活費を稼ぐ為に犯行に及んだとか、いろんな推理が飛び交ってます(全然、論理的と感じませんでしたが・・・)
投稿: ながぴー | 2011/01/04 18:36
さすが、よくまとまってはりまんな~
かなり初期の捜査で伏せや誤魔化しがあったにせよ
きちんと判ればいいんですね
投稿: | 2011/01/08 15:14
ナガイさん、アケオメです。
名刺ねぇ…考えなかったな。
まあ、ここで繰り返しやってる展開だけど、自分の名刺だけ抜き出して、でも名刺だけ散乱させているとバレる可能性あるから、他の名刺と一緒に書類もぶちまけて…
って「話」はできるけど。
まぁ、被害者の所持していた名刺の筋はすべて洗ってるでしょう。そんなもんは昔からの警察の伝統芸ですから。
あとは名刺に現れない人間関係ってことになりますねぇ。プライベートかな?
投稿: 迷探偵にゃんこ | 2011/01/09 22:37
葉書が解決して良かったですね。ASKAさんの仰る通りです。
でもこれに誰も追記反論ないんですね。
事件の糸口を探るのみの観点としては良いけど、
これだけ初期捜査員が某検事真っ青の捜査結果捏造三昧した事が事件解決を遠ざけた事実は変わりません。
再捜査。
一見素晴らしい決断に見えますが、また同じ人間の勤務中に、
舐めた口調でズカズカ入り込み、大勢の前で質問され、過去の指紋採取から再度採取する特別な理由を何一つ説明もせずされます。
再捜査というのは予算維持と署長のメンツの為にシロと複数出ている者の勤務中に勤務先で取り調べと指紋採取して回るドサ回りなんです。
韓国米国で本当に指紋誰とも一致しなかった事を誰が物理的に証明しましたか?
このサイトで弁護士の力を借りて異常なまでの名誉毀損侮辱かまかけ取り調べは訴えるべきだと複数の回答を戴き心底有り難く思いました。
改めて云々と署長の「過去の捜査を改めて洗い直す」なる決起コメントを聞いてゾッとしました。
この事件の解決出来ない、捜査側の要因を全くご存知ない。洗い直すの対象を替えないと駄目でしょ、署長さん(笑)
新年会は仕事柄警察関係の方ともご一緒しますが。
ASKAさんのまとめサイトは大変重宝しております。引き続きお願い致します。
投稿: 世田谷東金世田谷浜田 | 2011/01/13 00:58
>2010/12/31追記
>12)犯人の遺留品であるジャンパーに
>擦った跡がないことが26日分かった。
(中略)
>室内から見つかったスニーカー足跡の鑑定で、
>付着した土の量は2階廊下が一番多く、
>浴室窓から侵入した疑いを裏付ける根拠の
>一つとなった。
>2010/12/31
>12)は以前に侵入したと思われる風呂の
>窓に繊維が付着していなかった
>事の補足情報でしょうね。
>ジャンパーにも窓にも擦った跡が
>無い事になりますね。玄関侵入と考えると、
>足跡の泥の件が矛盾しますよね。
>ここをどう説明するか?が問題ですね。
かなり重要な情報ですね。
窓とジャンバーの証拠がそろった事で
玄関説の信憑性がかなり高まったと思います。
なにより、窓の繊維痕は文春だけの情報でしたが
ジャンバーからのは警察発表でしょう。
>足跡の泥の件
玄関説では以前から言われてましたが
旦那さん殺害後に靴を履いたと考えれば
いいわけです。
…ただ、以前は靴を玄関に戻って
そこで履きなおしたと考えてたのですが。
靴の泥を厳密に考えると
どうも、靴を抱えて、2階に上がってから
履いたと考えると、すごくぴったり来ます。
http://www.wa-dan.com/backstage/setagaya/img002_large.gif
↑間取りをみても、矛盾ありません。
1階と2階をつなぐ階段を上がると、
ちょうど、浴室の入り口に当たります。
そこで靴を履いたんでしょう。
浴室侵入説の侵入ルートとも重なるので
ここで靴を履いたのなら警察が
まず、浴室侵入説をとったのは納得です。
(たぶん、警察の浴室侵入説では、
浴室内で落ちた泥は後で犯人が床を
洗い流したから見つからなかったと
解釈してたんでしょう)
問題は、犯人はなぜ2階にあがってから
靴を履いたのか?…ですね。
思うに、2階の状況がわからなくて
靴をおちおち履く暇もおかず、急いで
持って上がったんじゃないでしょうか?
2階に上がって、まだ余裕がある事がわかり
(奥さんが1階の状況に気付いた気配がない)
あらためて靴を履きはじめたんじゃないでしょうか?
これで矛盾はないと思います。
個人的に、玄関説はもう確定で
いいんじゃないかとすら思いました。
投稿: 神秘の格闘技バリツ | 2011/01/13 03:02
玄関説だと・・・
一番に殺害されたのは御主人になりますよね?
すると血が手などに付くとおもいます。
しかし、長男は首を絞められてにも関わらず、長男自身、長男の部屋の物や布団に血痕が無いという矛盾点が気にはなりますね・・・。
投稿: ながぴー | 2011/01/14 14:27
>12)犯人の遺留品であるジャンパーに
>擦った跡がないことが26日分かった。
ジャンパーを着用して侵入したとは限らないし
ジャンパーは犯行後(逃走時等)のために用意し
持ち込んだものかもしれない
投稿: | 2011/01/14 22:59
以前、あの家を見に行ったのですが、風呂場の窓はごく小さいものでした。あそこから、果たして人が侵入出来るものなのか、疑問に思うほどでした。
ましてや、嵩張るエアテック・ジャンパーなどを着ていては、到底無理なのではないかと。
リュックにでも詰めて、自分の体とは別に押し込んだりしない限りは、ジャンパーを窓から持ち込むのは、難しいのではないかと感じました。
投稿: 森 | 2011/01/15 00:04
http://www.wa-dan.com/backstage/post-2.php
>犯人は3階のロフトから2階の廊下、
>子供部屋、居間などに血液が付着した足跡を
>ベタベタと20個以上、残した。
http://www.wa-dan.com/backstage/setagaya-3.php
>礼君が一番に殺害されたという説の根拠は、
>ベッドの周囲に血痕が付着していなかったことにある。
どうも子供部屋に血痕がついてなかった訳では
ないようなんですよね。
血痕がなかったのは、あくまでベッド周辺なだけで、
血のついた足跡などは子供部屋にもあったようです。
殺害に時間差がなければ
たしかにベッドに血がついたでしょうが
逆に時間差を想定すれば矛盾はないと思います。
旦那さん、奥さん、長女を殺害後に
台所に包丁を置き、ラグランシャツを脱ぎ、
手を荒い、止血し、その後に子供部屋の
長男の存在に気付き、殺害したとすれば、
ベッドに血がついてなくてもおかしくありません。
そうすると、なぜ長男だけ殺害方法が
違うかもわかります。包丁は2本とも
台所にあり、両方ともすでに壊れていました。
凶器が手元にないのですから素手で
絞殺したのは自然な流れです。
http://www.wa-dan.com/backstage/setagaya-3.php
>流し台の上に凶器である先端が欠けた
>関孫六の柳刃包丁と刃体がぐにゃりと
>曲がった洋包丁を置いたとされる
http://www.wa-dan.com/backstage/post.php
>廊下には犯人が脱ぎ捨てた黒い手袋があったが、
>中はA型の血痕がこびり付いていたという。
絞殺する際、手袋をはめてた可能性もあります。
犯人は右手に怪我をおっていました。
手袋は刺殺時に使われた形跡がありません。
手袋の内側に血がついてたのなら
刺殺後に一度、右手にはめたはずです。
血がにじんできたので、はずしたのでしょう。
犯人が長男の存在を知らなかったか
興奮してすっかり忘れてたのなら
矛盾はないと思います。
投稿: 神秘の格闘技バリツ | 2011/01/15 02:39
あ、↑は長男はずっと寝ていたという前提です。
犯人が1階で旦那さんを殺害後、
靴を持って、急いで2階に
駆け上がったのが真実だとすれば…
もしかしたら家の間取りを把握していて
2階の浴室窓からなら、いざとなれば
逃げられると知ってたのかも。
奥さん達がそこから逃げることを懸念して
脱出ルートを先にふさいだとか?
それでいて靴下だと、廊下が滑りやすいから
靴を履いた方がいいとかも知っていた…とか?
…あくまで想像ですが。
投稿: 神秘の格闘技バリツ | 2011/01/15 02:51
なるほど。2階はすべるから靴を履いた。3人を殺害後長男へ。血痕がなくても矛盾なし。バリツさんの推理もあり得ますね。もし宮沢さんが知人と1階にいたなら、知人ならばですよ、大きな音=異変と階上で捉えるかはわからないですよね。なんか落とした?で気にも止めないかもしんないし。微妙ですよね、ここが。携帯で警察呼ばれたらアウトだし…。
ただ警察は少なくとも家内に侵入したのは1人だと考えてますね。外で待機した共犯者は視野に入れてるとしても。
あとバリツさんの左手不自由説に立てば、なるほどハサミの使用も頷ける訳ですね。この説は必ずしも現在左手不自由である必要はないですしね。事件の決行は止められない状況で怪我したとかね。そうなれば左手の怪我の通院歴が逮捕に繋がる…なんてないですね。
投稿: 名無し | 2011/01/15 22:58