山陽道高速バス横転殺人未遂事件
2月26日午前0時過ぎ、東広島市河内町入野(にゅうの)の山陽自動車道下り線で、バスが横転したと110番通報する事件が起きている。
県警高速隊や東広島市消防局などによると、乗員2人、乗客10人のうち計11人が東広島市内の病院に運ばれたようだ。
いずれも命に別条はないという。県警東広島署は運転手からハンドルを奪って運転を妨害したとして、乗客の男(22)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕したらしい。同署が動機などを調べているとの事。
県警などによると、横転したのは南国交通(鹿児島市)の長距離高速バスで、大阪から鹿児島へ向かっていた。同社によると、午前0時1分に、バスの控えの乗務員から「乗客が降ろせ、と騒いでいる」と電話で連絡があった。4分後には、車内でかなりもめていて、通話にならない状態のまま電話が切れた。
同0時9分には「路肩に乗り上げた」と電話があり、その後、「男にハンドルを奪われた」と知らせてきたらしい。
この事故で、山陽道下り線は河内インターチェンジ-高屋ジャンクション間で通行止めになった。
殺人未遂容疑で乗客だった鹿児島大3年、男性容疑者(22)=鹿児島市荒田=を現行犯逮捕した。調べに対し「自殺したかった」と供述しているらしい。この事故で、乗客10人と乗員2人の計12人全員がけがをした。
逮捕容疑は、容疑者が運転手に「バスを降りたい」と要求したが断られたため、運転手を押しのけてハンドルを切り、バスを横転させたらしい。
交代要員として同乗していた別の運転手が制止したが、容疑者は振り切ってハンドルをつかみ、左に切ったため、バスは路肩に乗り上げて横転したようだ。
同署によると、ほかの乗客9人と乗員2人は大阪、兵庫、鹿児島3府県の14~69歳の男女でいずれも軽傷だった。容疑者も背中に軽いけがをしたらしい。
調べに対し、容疑者は「自殺したかった」「他の客も乗っているのは知っていた」などと供述している。
同署によると、容疑者は阪急梅田駅のバスターミナル(大阪市北区)から1人で乗車。高速バスが休憩で立ち寄ったサービスエリアを出発した後、容疑者が後方の席から立ち上がり車内を徘徊(はいかい)。客席との仕切り扉を開けて乗務員席に侵入し、運転手に「降ろせ」と要求したという。
容疑者は背広などを着ており、同署は就職活動で大阪から帰宅途中だった可能性もあるとみて事情を聴いている。
前から3列目に座っていた乗客(38)は、後方から運転席に向かうスーツ姿の容疑者を目撃したらしい。
消灯されて真っ暗な車内で、「降ろしてほしい」という声が聞こえた。やがて容疑者は「殺してくれ、俺は殺される」などと叫んでドアをけり始めたらしい。
自殺騒動なのかな?
目撃証言の「殺してくれ、俺は殺される」ってのがどうも気になります。
まさか、「急性期症状」なのでは?と思ったりもしますが、逮捕後の取り調べでは問題なさそうなので、考えすぎかな。
続報を待ちましょう。
2011/05/17追記
殺人未遂容疑で逮捕された鹿児島大の男子学生(22)について、広島地検は17日、心神喪失状態だったとして不起訴処分にした。広島地裁は同日、鑑定入院命令を出した。
地検によると、3月から約2カ月間の精神鑑定で「精神障害による強度の不安を伴う被害妄想に支配された犯行」などとする結果が出たという。
地検によると、男子学生は2月25日深夜、東広島市内の山陽自動車道を走行中の高速バスのハンドルを奪って横転させた。この事故で運転手や乗客計11人にけがをさせ、自分も負傷した。
やはり、病気だったようですね。
鑑定入院命令ってのは何かな?
最終的に対象者を入院させるか、通院させるか、特別な処遇はしないかを判断するため、裁判官は原則として対象者を入院させて鑑定または医療的観察を命じなければなりません(34条1項)。この対象者を一定期間入院させる命令が鑑定入院命令です。
と言う事らしい。
2011/05/18追記
弁護士によると、男子学生は「接見した際も、まともな受け答えができないような状態だった」といい、「当初から何らかの問題があることは明らかだった」と指摘する。
そのうえで「起訴前に精神鑑定が行われたとはいえ、取り調べが続けられたのは問題だ」と述べ、被疑者の精神面に問題が見られる場合、早い段階で精神鑑定を行うような態勢づくりが必要との考えを示した。


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