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2011/02/19

東京都目黒区夫婦殺傷事件その7(容疑者の供述3)

1)容疑者(65)が事件後、知人から借金をしていたことがわかった。

容疑者は事件前の昨年秋にも、同じ知人から「韓国にいる難病の娘の治療費」などとして数百万円を借りており、同庁はまとまった金が必要だった容疑者が、被害者から金を奪うことができなかったため、再び借金をした可能性が高いとみて調べている。

2)容疑者(65)が、福島県いわき市の自宅で暮らす家族以外に、韓国にいる女性との間に子供をもうけ、生活を続けていたとみられることが14日分かった。
容疑者は韓国-福島間を頻繁に往復していた。警視庁目黒署捜査本部は、娘の入院費以外に日韓の二重生活が困窮の背景にあるとみて調べるとの事。

知人は「同容疑者から韓国に娘がいると聞いた」と話しており、同容疑者が「ソウルにいる娘の治療費が必要だった」と供述した内容と一致しているらしい。

3)事件数日前の1月上旬、容疑者宅近くのホームセンターの防犯カメラに、容疑者とみられる男の姿が写っていたことが判明したらしい。捜査本部は同時期に凶器と同型の果物ナイフが販売されたことを確認しており、容疑者がこの時期に犯行を決意し、購入したとみているとの事。

4)容疑者は「殺すつもりはなかった」と供述しており、警視庁目黒署捜査本部は金を取ろうと押し入って抵抗され、殺害したとみる一方、不自然な点もあり、詳しく調べるとの事。

5)容疑者(65)が、10年以上前から韓国に渡航していたことがわかったらしい。
容疑者は韓国の女性に10年以上前から年に数回送金をしていて、その総額が数百万円にのぼることが分かりました。「韓国に女と娘が2人いる」と話しているらしい。

容疑者は一度に20万円ほどを送金していたとみられていますが、度々、知人から借金をしていたらしい。

6)容疑者は平成9年ごろ、韓国・ソウル在住の当時30代前半だった女性と内縁関係になった。家族と暮らす福島県いわき市の自宅を生活拠点にしたまま、頻繁に福島-ソウル間を往復する二重生活が始まったらしい。

その後、韓国人女性との間に2人の女児をもうけた容疑者。年に数回、生活費名目で数十万円を送金していたらしい。韓国を訪れた際に手渡すこともあり、年間100万円以上に上ることもあったらしい。

さらに韓国にいる女児の入院費用が必要となった。容疑者は昨年秋、知人から数百万円を借りたほか、事件後にも入院費名目で借金を申し入れている。捜査本部は韓国への送金に当てるためだったとみている。

二重生活にもゆがみが出始める。不景気のあおりを受けて、産業廃棄物処理を仲介する仕事の受注はここ1、2年で激減したらしい。
主な収入は2カ月に1度支給される年金だけとなっていたようだ。
逮捕前日の2月9日、容疑者の口座には現金300万円が振り込まれていたらしい。
知人からの借金とみられるが、家族はそれを知らなかったとの事。

容疑者は妻と次女との3人暮らし。家族は捜査本部に「会話はあまりしなかった」と説明しているといい、家族関係は冷え切っていた様子だ。犯行当日、容疑者は同居する家族らに「仕事に行ってくる」とだけ伝え、いわき湯本から高速バスで東京に向かった。事件後の容疑者の様子について家族は「特に変わった様子はなかった」と話したが、捜査幹部は「もともと夫に関心がなかったのかもしれない」とみているらしい。

7)捜査本部は、中目黒駅や恵比寿駅のほか、周辺のターミナル駅などから事件発生前後に使われた切符を回収。その中の切符から検出した指紋が、容疑者の指紋と一致したらしい。

8)捜査関係者によると、1月10日午後4時半前、容疑者とみられる男が中目黒駅の改札を出た後、券売機に向かう様子が防犯カメラに写っていたらしい。映像では、犯行後の午後4時50分ごろ、この男が券売機に寄らずそのまま改札に入り、トイレに向かっていたらしい。

容疑者は「駅のトイレで数時間隠れていた」と供述。トイレでボストンバッグの中に入れていた上着やズボン、靴を着替え、ニット帽をかぶり、約5時間半後に駅を出る様子が防犯カメラに写っていたらしい。

また駅を出た後の足取りについて、「タクシーに乗って東京駅に向かい、午後11時ごろの高速バスに飛び乗った」と説明。捜査本部は都内のタクシー会社に協力を依頼、容疑者を乗せた車両の特定を進めるようだ。

9)捜査関係者によると、同容疑者は先月10日午後4時40分ごろ、大手老舗百貨店を名乗り、応対した被害者を果物ナイフで襲った。
妻や助けに入った男性らは、馬乗りになった同容疑者が「殺すぞ」とだけ言うのを聞いていた。
容疑者は被害者に短い言葉で金品を要求したとの趣旨の供述をしているらしい、捜査本部は被害者が要求に応じずに抵抗し、殺害されたとみている。 

さてと・・・黒い報告書に取り上げられそうな事件になってきました。
今の段階では裏付けも固められていないので、不確定な情報ではありますが、韓国にも女性と子供がいるとは・・・どんな経緯でそんな事になったのか?知りたいですね。

容疑者の年齢を考えると、国内で既に婚姻状態で子供もいたのではなかったのかな?

ただ、動機が金目当てであったとしても、私からみたら不自然な点が多い。
コメントにも書きましたが、顔を隠さずに犯行しカメラにも無頓着、高速バスの乗客名簿には実名とあまりにも捜査に対して無防備です。

通常、犯人の行動指針は二つ。
A)目的の達成(この場合は強盗の成功だね)
B)逮捕されない事

計画的犯行ならば、当然この二つは計画時に考えているはず。
ところが、この事件では、最大の目的である強盗の成功に対する計画もずさんで、「目についた家」を襲ったと話している。それは計画とは言えないね。
自分自身の腕力や武器の攻撃力に相当の自信があれば別だけど、この事件ではそれは期待できないでしょう。

次に逮捕されない点についても既に書いたように無防備です。

で私としては、容疑者は正常な判断力が無かったのではないか?と考えているわけですが、しかし、全てが計画だったと言う可能性もあります。
その場合は今、容疑者が話している事件の概要とは別の計画になるかもしれないですね。

あとは、容疑者自身も意識せずに「この面倒な人生を終わらせたい」とか考えていたのかもしれないね。
そう考えると、計画や犯行がズサンだったのも説明できると思う。

続報を待ちましょう。

参考リンク
東京都目黒区夫婦殺傷事件その6(容疑者の供述2)

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コメント

 自信を持って予想したら大はずれでした。陳謝。ブログ主の言うように、随分あやしい事件でした。ビックリ。
 それにしても、今回大活躍したというビデオ解析技術で、従来野放しだったコンビニ強盗や、窃盗も今後はバンバン検挙出来るんだろうな?そうでなかったらつじつまが合わないぞ。
 ところで、犯人の顔写真が全く公開されないのは何故だろう?犯人の顔をしっかり見た近所の住民の方に、ちゃんと面通しして確認して貰っているのか?

投稿: あすな郎 | 2011/02/27 12:39

>犯人の顔写真が全く公開されないのは何故

本当にその点が不思議です。

それと、その後が全く報道されないのも。

投稿: ROM専門 | 2011/04/06 21:53

報道が少ないのは地震の影響が大きいのでしょう。

この事件に限らず他の事件の報道も少ないし、あっても少しだけですから・・・

ニュージーランドの地震や中東情勢も、地震以来めっきり減りましたし・・・

投稿: ながぴー | 2011/04/08 21:51

東京都目黒区で今年1月、(当時87歳)夫妻が自宅で殺傷された事件で、強盗殺人などの罪に問われた無職男性被告(66)の裁判員裁判の判決が11月18日、東京地裁であった。

裁判長は「韓国にいる不倫相手と子供に送金するための身勝手な犯行で、百貨店の配達員を装って民家に侵入した凶行が社会に与えた衝撃は大きい」と述べ、求刑通り無期懲役を言い渡した。

被告側は公判で、「被害者ともみ合いになって倒れた際にナイフが腹部に刺さった」と被害者への殺意を否定し、強盗致死罪の適用を主張した。判決は、傷の深さがナイフの刃よりも長い約14センチに達していたことや、腹部以外にも複数の傷があったことなどを指摘し、殺意を認定した。

投稿: ASKA | 2011/11/19 09:41

1審東京地裁の裁判員裁判で無期懲役判決を受けた無職、男性被告(66)が控訴を取り下げたことが2月10日、分かった。取り下げは1月18日付で、無期懲役判決が確定した。

被告は「殺すつもりはなかった」と被害者への殺意を否認していた。

昨年11月の東京地裁判決は「被告は死の結果発生を認識していた」として殺意を認定。「韓国の妻子に送る金を得る目的で安易に強盗に及んでおり、動機は短絡的かつ身勝手」として、被告に求刑通り無期懲役を言い渡した。

投稿: ASKA | 2012/02/10 20:44

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