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2011/03/19

千葉東金市女児殺害事件その38(被告側控訴)

千葉県東金市で2008年9月、保育園児の女児(当時5歳)が殺害された事件で、殺人、死体遺棄、未成年者略取の罪に問われ、千葉地裁で懲役15年の実刑判決を受けた同市、無職男性(24)が、東京高裁に控訴したらしい。

公判で弁護側は、被告には裁判手続きを理解できる「訴訟能力」がないとして公判停止を求め、殺人罪についても心神耗弱状態だったと主張したが、1審判決は、被告の訴訟能力と犯行時の完全責任能力を認定していた。

さて、控訴する事自体は被告側の権利なので、何も言う事は無いけれど・・・
ちょっと違和感を感じる。
被告側、弁護側は何が望みなんだろう?
被告側は一審公判で起訴内容を認めているんですよね。

私はてっきり罪を償う為に公判前に主張していた無罪、他に真犯人が居ると言う主張を翻して起訴内容を認めたのだと考えていました。

で有罪判決となったけれども、今度はそれにたいして控訴している。
弁護側は訴訟能力がないので公判停止、殺人罪に対して心神耗弱状態と言うのが主張ですよね。

それって、責任能力がないし訴訟能力が無いから公判を停止、結局は「罪を償いたくない」と言う主張なんだろうか?

やった事は認める、けれど、罪は償いたくないと言うのは違和感があります。
それとも、責任能力が無いと言う判決が出たところで、別の法律で病院や施設に入ると言う事なんだろうか?

被告側がこれからどうしたいのか?と言うのが分からなくなってきました。

控訴審の行方に注目しましょう。

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コメント

どうもリンク先によると弁護側は
お金がなくボランティア状態らしいです。
また、「弁護団からの報告」を読んでみますと、
思ってた程に弁護側は、まだ無実説を
ひっこめてないようにも思えます。
推測ですが、弁護側が現状で心神耗弱を
訴えってるのはそれが一番、ハズレが
少ない行為だからではないでしょうか?

無実を訴えるとしたらそれを証明するのに
あまりにも資金不足で動けないのでは?
(無実を主張しそれを証明しようとしたら、
時間も人手も鑑定などにも多大なお金がいるでしょう)

限られた資金と時間で一番効果があるのが
心神耗弱を訴えるという手だったのでは
ないかとも思います。

http://chi-ikuseikai.com/news-feets/17-topics/63-2010-09-28-04-35-34.html
>現時点で検察官が請求してきている有罪の証拠で主だったものは、
>亡くなった方の洋服が入っていたレジ袋についていた彼の指紋、
>それから二つ落ちていたもう一つのビニール袋に入っていた髪の毛が、
>被告人の母親のものと一致したということ。略取現場近くの店の防犯カメラに、
>検察官いわく、略取の場面が映っている。時刻は午前11時39分。

↑「検察官いわく」とあるので、少なくとも
この時点では弁護側はカメラ映像を見せてもらってなさそうです。
(どの程度根拠ある映像だったかはちょっと気になります)

>指紋について、弁護人側は一致していないという意見を
>出していて、このまま公判に持ち込まれれば、
>結果を大きく左右することになる。指紋以外のことでは、
>本人の特性について責任能力や運動能力の鑑定を5人に依頼し、
>鑑定書として出した

>本人の障害は軽度だが、相手が何を期待するのかを基準に
>会話をする特性がある。早い段階で、弁護人接見も行くが、
>本人と信頼関係のある人や専門性のある人が
>事実を聞くという作業をしないと、保全ができない。
>その点で、この事件は典型的に難しい事例かもしれない。

>容疑者やご家族の経済状況から必要経費すら
>捻出することが難しい状況にあり、
>弁護団の活動は現在、ほとんどボランティアで行なっています。
>今後に必要な活動を行うために100万円ほどの費用が
>必要ですが収入の見込みがありません。

投稿: 神秘の格闘技バリツ | 2011/03/20 02:04

女児殺害、勝木被告に賠償命令=被害者母が申し立て―千葉地裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110419-00000085-jij-soci
時事通信 4月19日(火)18時11分配信
千葉県東金市で2008年9月、保育園児成田幸満ちゃん=当時(5)=が殺害された事件で、殺人罪などで懲役15年の判決を受けた無職勝木諒被告(24)=控訴中=に対し、千葉地裁(栃木力裁判長)が慰謝料3000万円を幸満ちゃんの母多恵子さん(40)に支払うよう命じる決定をしたことが19日、分かった。決定は3月30日付。異議申し立てはなく、今月14日に確定した。遺族側代理人の安福謙二弁護士が明らかにした。

投稿: ケロ | 2011/04/21 06:40

障がい者と向き合ったことがありますか? 
検察が繰り返す質問と、自分の記憶をまぜこぜにしてしまう。障がい者に不慣れな検察はそれをいいことにどんどん都合のいいようにストーリーを作り上げていった可能性が濃厚。

指紋・掌紋を再鑑定した齋藤保さんのホームページです。参考までに。
http://www.kanshiki.com/example/togane.html

投稿: RB | 2011/05/18 17:04

RBさん、こんばんは
そうですね、実際に宇都宮の冤罪事件もありますからそのような事はあると思います。
ですが、無実ならばやはり無実を主張するべきだったのではないかと思います。

ホントに指紋掌紋が違うのであれば、かなり強力な証拠になったはずだし・・・
そもそも、他に真犯人がいるなら、真犯人を逮捕するチャンスがなくなってしまいますからね。

本人が認めるといっても弁護人もこういう話はしたと思うのですが・・・

投稿: ASKA | 2011/05/19 00:10

噂話にもとづく推測ですが・・・。

知的障害者だから、赤子の手をひねるように、どうにでも、警察・検察の求めるような調書をとれます。東金事件は、被疑者の好きな甘い物を与えて、取り調べをしたそうです。

最初の無罪を主張した主任弁護士が辞めたのは、弁護費用が不足したのか、被疑者から解任するよう仕向けたのか?

被疑者の親は、「知的障害者だから、犯行を認めても、大した罪に問われない。それより、認めないと、息子さんは、このままずっと数十年も拘束されたまま。早く開放されたかったら、・・・」と警察や検察に言葉巧みに騙されて、罪を認めたけど、判決は厳しいものに・・・。その上、損害賠償まで請求され、被疑者の親は、被害者の親以上に悲しく辛い思いをしているのでは?

それにしても、知的障害者は、簡単に犯人に仕立てられるし、無罪を主張したりしないし、裁判官はアホで検察とグルだから、検察のすることを否定するようなことは、よほどのことがないとしない。早く事件を解決して点数を上げるには、知的障害者を捕まえるのが楽ですね。だから、日本の刑務所の囚人は、異様に知的障害者が多いそうです。

投稿: | 2011/06/05 22:01

↓冤罪が決定的のような言い方ですが、本当に犯行に及んでいる可能性だってあるんですよ。
障害者=冤罪ではありません。

投稿: | 2011/06/05 22:21

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