島根県立大女子大生バラバラ殺害事件その30(今考える犯人像)
今回は私が現在考えている犯人像について考えてみたい。
とは言え、犯人に繋がるような情報が殆ど無いこの事件ですから、いつも以上に根拠の薄い妄想です。(そして矛盾に突き当たるんですよね)
まず考えたいのは
1)この事件は快楽殺人か?
遺体の酷い損壊状態から考えると快楽殺人の可能性は有ると思います。私自身、この事件の発覚当初は快楽殺人の可能性を強く疑っていました。
しかし、時間が経過するに従い、この可能性は低くなっていると言うのが現在の私の印象です。
その理由は過去の日本国内の快楽殺人事件の例から考えると快楽殺人の場合、比較的短期間に犯行を重ねる事が多いと言う点です。
その点でこの事件は事件発生から1年半が経過する中で同様の事件や失踪事件が発生していないようです。
もちろん、快楽殺人で犯人が国外に出ていて犯行は外国で行っていると言う場合も考えられますが、とりあえず、今回は犯人は国内に潜伏していると言う過程で話しを進めます。
(それ以外にも別件で服役しているとか入院しているなんて可能性もありますけどね)
2)快楽殺人で無いなら遺体の損壊の理由は何か?
一般的なバラバラ事件の理由の一つの「運搬する為」はこの事件では可能性が低いだろうと思っています。
遺棄現場の距離や地形を考えると犯人は車やバイクを使っているでしょう。まーバイクの場合は運搬する為に解体する可能性もあると思いますが、拉致するには車が必要でしょう。
正直な所、理由は分からないのだけど、しかし、一つの理由は考えられる。
それは「逮捕されない為の行動だった」と言う理由です。
逆に言うと、そうしなければ「犯人自身が疑われる可能性がある」と考えたのではないか?
と言う所なんですけどね・・・・
普通に考えると、犯人像をミスリードする為の偽装と言う事になるのですが、ここに一つの矛盾があります。
3)遺体が発見されるように遺棄した理由は何か?
遺体は臥竜山と言う、結構有名なスポットだし、キノコ、山菜とりなどに人が多く出入りする場所です。なので犯人は遺体が発見される事、事件が発覚する事は覚悟の上で臥竜山に遺棄したのだろうと考えています。
しかし、その場合は犯人は事件が捜査されても自分に捜査は及ばない自信があると言う事ではないのだろうか?
事件が発覚して捜査されて、犯人に都合が悪いなら遺体は隠すでしょうね。
それをしなかったのは、犯人は事件が発覚しても疑われない自信があるか、逮捕されない自信があると考えています。
そう考えると2)の犯人像をミスリードする為の偽装の理由と矛盾するわけです。
そう、疑われないのなら、そんな偽装をする理由がありません。
4)矛盾を解決する方法はあるのか?
今の所、この矛盾を解決する方法を一つ見つけました。
この二つの理由は同時に独立しているのではなく、じつは、依存関係にあるのではないか?と考えました。
つまり、偽装する事によって、犯人が疑われない存在になる場合です。
遺体の損壊が偽装ならば、それはやはり、動機を隠す為だろうと思います。
それは逆に言うと、犯人は動機から捜査される可能性があると自覚しているのではないか?と考えています。
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