大阪市平野区母娘殺害事件その2(続報)
続報です。
1)犯人が侵入したとみられるベランダや部屋の中から、家族以外の不審な人物の指紋が見つかっていないようだ。
2)現場の近所の人によると、先月以降、現場から約200メートル離れた公園で、毎日のように不審な男が目撃されていたらしい。男は座り込んで一日中携帯電話を操作していた。男は20~30代で、雨の日も傘を差して立っているなど、ほぼ毎日のように公園にいたという。
事件以降は目撃されていないという。また、男がいたのは被害者の家の玄関が見通せる場所だったとの事。
3)24日昼、被害者の家の隣にある空き部屋のベランダで、不審な人物が目撃されている。このベランダの手前にあるマンションのエントランスの屋根からも足跡のようなものが見つかっており、犯人はここから2階に上がり、被害者の部屋に侵入したとみられている。また、マンション1階の裏口には外に向かって進む足跡が残されており、犯人が裏口から逃走した可能性があるらしい。
4)娘の携帯電話がなくなっていることが新たにわかった。娘との関係が発覚しないように、犯人が携帯電話を持ち去った可能性があるとみられるようだ。
5)娘はシフト勤務で、24日は仕事が休みだったため家にいた。犯人は、娘が家にいることを事前に知っていた可能性があるらしい。
6)関係者らによると、近所に住む40代の男性が24日午前9時半ごろ、夜勤明けで帰宅する途中、マンション北側を自転車で走行していて、「ギャー」という女性の悲鳴を聞いた。複数の声が入り交じったようだったらしい。
しばらくマンションの様子をうかがっていると、2階の被害者宅の玄関から出てくる男を目撃。男はマンション西側の階段を下り、南側に歩いていったという。階段付近などでは血痕が見つかっており、犯人の逃走ルートとみられるらしい。
こんなところだね。時系列情報をまとめると
24日 8時ごろ 長女が家を出た時には2人は在宅だった。
24日 8時45分ごろ 周辺住民が物音を聞く。
24日 9時30分ごろ マンション北側で女性の悲鳴が聞かれ、その後、男が目撃される。
24日 昼頃 被害者宅の隣の空き部屋のベランダで不審者が目撃される。
24日21時10分ごろ 帰宅した長女が遺体を発見
さて、問題は2人の不審者が目撃されているけどどちらかが犯人なら、もう片方は無関係な人物と言う事なんだろうな。
9時30分ごろに目撃された人物が犯人なら、その後、隣の部屋からベランダ沿いに再度現場に戻る必要は無いだろうね。
しかし、昼頃のベランダの目撃情報も気になる物ではあるけど・・・・
話は変わるけど、発見者が家に入った時、玄関は施錠されていたのかな?
もし犯人がベランダから侵入したのなら、合鍵を持っていないと言う事になる。
しかし、施錠されていたとしたら、犯人が帰り際に施錠した可能性もある。
このあたりは犯人の性格を考える上で知りたい情報ですね。
あとちょっと気になっているのが死亡推定時刻です。
8時から昼頃と幅を4時間も持たせている理由が知りたいですね。
携帯電話については電話機を持ち去っても、通信記録は電話会社に残っているからあまり意味が無いですね。
ただ、指紋を残さないように犯人が意図して犯行を行ったのなら、犯人は大胆(無頓着)で慎重な面を合わせもつ、少しアンバランスな人物の印象が残りますね。
今の段階ではなんとも言えないけど、メンタルに問題があるタイプの可能性も疑えます。
現場の状況を考えると他にも報道されていない情報がありそうです。
続報を待ちましょう。
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コメント
ASKAさんこんばんは。携帯電話の件は、私も同じことを考えていたんですが、理由は色々考えられます。たとえば、被害者とメールのやり取りをしたことがなくても電話帳に犯人が記載されていて、いずれ捜査の手が伸びるのを避けたとか。しかし、事件直前にはメール爆弾が送られてきたんですよね。まてよ、無数のメールはネットカフェなどのPCから送ったかもしれませんね。そのあたりを隠したかったのかもしれませんね。
投稿: 明智困五郎 | 2011/07/02 00:29
はじめまして。
2人の不審者の目撃時間がずれているのも不思議ですが、8:45の物音と9:30の悲鳴ってのもずれてますよね…。まさか45分間も犯人と格闘はしないでしょうし。
携帯を持って行ったということは自ら知人であると暴露してる気もするんですが、なにか他に理由でもあるんですかね。
投稿: 羆 | 2011/07/02 17:31
お久しぶりです。
携帯電話の件、私もいくつかの場合に分けられると思います。
端末内のメールや電話の内容を隠滅することもそうですし、うっかり付けてしまったかも知れない自分の指紋を消すというのもありです。
携帯を操作して履歴を消去するにも、手袋越しとかでは操作しにくいですし…
またはそうみせかけるための偽装もありえます。
投稿: OZONE | 2011/07/08 03:11
大阪府警平野署捜査本部は7月8日、娘の元交際相手の男の事情聴取を始めた。
捜査関係者によると、男は娘とトラブルになっていたという。娘は5月、出勤途中に何者かに襲われ顔にけがをしたほか、周囲に「知り合いの男に付きまとわれている」と話していたといい、捜査本部は男の関与について慎重に捜査を進めている。
娘は「以前、付き合っていた人からしつこくされている」。友人らによると、娘は事件の数日前、こう打ち明けていた。
男とはすでに別れていたが、娘は何度か復縁を迫られていたという。しかし、娘は断っており、友人らの間では事件後、こうした交際をめぐるトラブルが事件の背景にあるのではないかとささやかれていた。
娘が5月まで働いていた職場で同僚だった知人は「娘さんは『元交際相手から携帯電話の電池がなくなるまでメールを送られた』『別れるために数十万円かかった』などと悩んでいた」と証言する。
大阪府警平野署捜査本部は7月8日、殺人容疑で娘の元同僚の無職男性容疑者(35)=同市生野区新今里=を逮捕した。捜査本部によると、「私は殺していない」と容疑を否認している。
投稿: ASKA | 2011/07/10 13:13
母親(61)と次女(27)は全身を数十カ所刺されて死亡。捜査関係者によると、室内には大きな血だまりや複数の血痕があったが、逃走経路とみられるマンション廊下などに目に見える血痕は残されていなかった。
また、室内から容疑者の指紋が見つかっておらず、事件後に水道が使われた痕跡があった。同容疑者が手袋などを用意して侵入し、返り血を洗い流した可能性があるという。
警察によりますと、マンションの住人が当日の午前8時半ごろに女性の悲鳴を聞いていますが、その前後、付近の複数の防犯カメラに容疑者の姿が映っていたということです。
容疑者(35)=大阪市生野区新今里=の自宅から、犯行時に履いていたとみられる靴を押収していたことが9日分かった。被害者宅などに残っていた足跡と靴底の特徴が一致しており、捜査本部は容疑者の犯行を裏付ける重要な物証とみて、血液が付着していないかなどの鑑定を進める。
捜査本部は同日、殺人容疑で容疑者を送検。容疑者は容疑を否認しており今後、動機の解明を進めるとともに、事件前後の詳しい行動について調べる。
捜査関係者によると、被害者宅のベランダや室内のほか、隣の空き部屋のベランダ、マンションの非常階段などから足跡が見つかり、同一のものだった。
一部の足跡には、血痕もまじっており、犯人は隣室のベランダ伝いに被害者宅に侵入し、靴を履いたまま次女らを殺害した後、玄関から非常階段を使って逃走したとみられていた。
捜査本部が足跡をさらに詳しく調べたところ、広く流通しているスポーツシューズのものと判明。8日に容疑者の自宅を捜索した際、同型のスポーツシューズを発見、押収した。
靴底の減り具合などの特徴も足跡と一致しており、今後、付着物などについて鑑定して調べる。
容疑者(35)(大阪市生野区)に酷似した男が事件前日、現場近くのコンビニエンスストアで軍手を購入していたことが、大阪府警捜査1課の調べでわかった。
現場マンションのベランダや壁には同種の軍手跡が残っており、府警は、容疑者が事前に準備していた可能性があるとみている。
捜査関係者によると、コンビニ店は被害者宅の北約200メートルにあり、事件前日の6月23日、軍手を販売した記録があった。府警が、この時間帯に店内を映した防犯カメラの映像を解析したところ、容疑者によく似た男が購入していたことが確認されたという。
次女は知人らに「春頃にやっと別れられた」と話しており、少なくともその頃には交際を巡ってトラブルになっていたとみられる。
友人男性によると、容疑者は、次女と交際していた今春頃、男性宅を訪れ、「けんかして通話とメールの着信を拒否された。携帯を貸して」と依頼。男性の携帯電話で数時間にわたって「許して」などとメールを送信していたという。
投稿: ASKA | 2011/07/11 00:20