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2011/06/18

大阪府高槻市淀川女性殺害事件その7(全容解明へあと一歩)

被害者殺害の詳しい経緯が、SK被告の供述や府警捜査1課の調べで明らかになった。同課はUH被告夫婦が、殺害して生命保険金を得るために被害者に近づいた可能性が高いとみているらしい。

「被害者が死んだら保険金が入ってくる。よかったらやってみいひんか」

昨年2月、SK被告はUH被告の夫から、被害者との養子縁組の証人になるよう促されて書類にサインした。この際、夫から「UHも知っているし、言い出しっぺはUHや」とも言われ、初めて被害者殺害を持ちかけられた。被害者については「古い友人」と聞かされていたとらしい。

3月中旬にも夫から「UHと被害者が仲が悪くてうっとうしいんや。殺してくれへんか」と頼まれ、UH被告からも「この前の(夫の)話、考えてくれへん?」と催促されたらしい。
SK被告は断ったが、犯行の数日前には夫から200万円の報酬を提示されたとの事。

SK被告は「自分への依頼をあきらめさせよう」として100万円を上乗せして300万円を要求したが夫はその場にいたUH被告に、被害者の保険金の額を確認したうえで了承したとの事。
その後、SK被告に「ここまで聞いたら断れないぞ」と迫ったらしい。

殺害方法について、夫は「頭どついて首絞めたらええんや」と指示したらしい。
UH被告は「睡眠薬飲ませたらええ」といい、睡眠導入剤「ハルシオン」の錠剤を渡し、飲み物に混ぜて飲ませるように助言したとの事。

錠剤は、別の交通保険金詐欺事件にかかわった仲間の女(45)=詐欺罪で有罪判決=が4月下旬、UH被告に郵送したものとみられる。女は捜査1課に対し、「UH被告から電話で頼まれて送った」と証言しているとの事。

SK被告は指示通り殺害を実行したが、殺人事件として捜査されたため保険金が下りず、報酬は得られなかった。

大阪地検は6月14日、被害者殺害を指示したなどとして、殺人罪と、処分保留としていた死体遺棄罪でUH容疑者を起訴した。

地検や捜査関係者によると、UH被告は起訴内容を否認し、これまで供述調書の作成にも応じていないという。しかし地検は、UH被告が事前にハルシオンを入手していることや、被害者の遺体からハルシオンの成分が検出されたことなどから、SK被告の供述の信憑性は高いと判断したようだ。

府警捜査1課は、UHの夫についても殺人容疑で容疑者死亡のまま書類送検した。

養母のUH容疑者(36)=殺人容疑で逮捕=の夫=自殺、当時(39)=に被害者殺害を依頼された男(53)が、「被害者の友人に顔を見られたので殺せなかった」と夫に嘘の報告をしたところ、UH容疑者が被害者に電話をかけ、「なぜ友人を連れてくるのか」と叱責していたことが25日、分かった。

捜査関係者によると、男は、UH容疑者夫婦が関わった交通保険金詐欺グループの中心メンバーで、同課の調べに「夫から仕事のふりをして被害者を呼び出し、殺害するよう頼まれた」と供述したらしい。

男は被害者に依頼されたことを伝え、逃げるように忠告する一方、夫には「被害者が仕事場に友人を連れてきたので、できなかった」と報告したとの事。

被害者はその後、ブログなどで、UH容疑者から電話があり、「なぜ仕事場に友人を連れてくるのか」などと叱られたことを明かしていたらしい。

同年4月中旬、UHの夫の知人男性から「命を狙われている」などと教えられ、夫婦宅を逃げだし、大阪市内の実父宅に避難。同月下旬までの間、警察や区役所などに「勝手に養子縁組され、保険をかけられた」などと相談していた。

このころ、被害者は知人にメールを送信。「死んだら裸で発見される」などと訴え、UH容疑者と夫の名前を挙げて「要注意」と記していた。同時期には、ブログに「殺されるかもしれない」などとの書き込みもしていたらしい。

こんなところですね。
・・・しかし、被害者は助ける事ができたかもしれませんね。
具体的に殺害を依頼された人間から殺害計画を聞いているわけで、それを警察や周囲の人間にも話しているしブログにまで書いている。

SOSは発信していたのだけど、受け取る人間が居なかったと言う事なのかな?
周囲に一人でも関心を示す人間がいれば結果は変わっていたのかもしれないね。
警察への通報と言うか連絡も、1度ではなく、もっと具体的に何度も相談していたかもしれないし・・・

何気ない日常、生きる事に忙殺されて見落としてしまう大切な事もあるって事、お互いに気をつけたいですね。

参考リンク
大阪府高槻市淀川女性殺害事件その6(死体遺棄で容疑者逮捕)

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コメント

この事件、許しがたいです。死亡した被疑者の妻は、かなりの鬼悪党のようですね。死をもって償ってもらいましょう。哀れな被害者にあの世で恨まれればよい。

投稿: # | 2011/06/24 23:33

大阪府高槻市の淀川堤防で平成22年4月、被害者=当時(36)=の遺体が見つかった事件で、殺人や死体遺棄などの罪に問われた元内装業、SK被告(44)の裁判員裁判の判決公判が9日、大阪地裁で開かれ、裁判長は懲役20年(求刑懲役23年)を言い渡した。

判決によると、SK被告は被害者の養父=自殺、当時(39)=とその妻のUH被告(37)=殺人などの罪で起訴=らと共謀。22年4月28日夜、大阪府能勢町の路上に止めた車内で被害者の首を針金で絞めて殺害し、ポリ袋に詰めた遺体を高槻市の淀川堤防斜面に捨てるなどした。

投稿: ASKA | 2012/03/09 20:29

大阪府高槻市の淀川堤防で2010年4月、女性の遺体が見つかった事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われたUH被告(39)の裁判員裁判の判決が8日、大阪地裁であった。裁判長は、求刑通り懲役23年を言い渡した。

検察側は冒頭陳述で、UH被告が夫(遺体発見直後に自殺、当時39)と共謀し、知人のSK受刑者(45)=懲役20年の実刑確定=に夫の養女・被害者(当時36)の殺害を依頼したと指摘。10年4月に大阪府能勢町内に止めた車の中で首を絞められて殺された被害者の遺体を、知人のI受刑者(39)=懲役3年4カ月の実刑確定=に遺棄するよう頼んだと主張していた。

一方、UH被告は公判で「殺害を考えたことはない」と一貫して否認。SK受刑者らの証言は信用できないと反論していた。

保険金殺人事件は今までも沢山ありましたけどね・・・
もう少し保険会社の審査を厳しくした方が防犯効果があるのではないかな?

投稿: ASKA | 2013/10/10 23:58

大阪府高槻市の淀川堤防で2010年、女性(当時36歳)の遺体が見つかった事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われた女性の養父の妻、女性UH被告(40)の控訴審判決が11月13日、大阪高裁であった。裁判長は求刑通り懲役23年とした1審・大阪地裁判決を支持、被告側の控訴を棄却したとの事。

被告側は一貫して無罪を主張した。しかし、裁判長は「女性UH被告らに殺害を依頼された」とした殺害の実行役の男(46)=懲役20年確定=の証言の信用性を認めたとの事。

事件から4年が過ぎて、まだ刑が確定していない。
次は最高裁かな?1審の判決から2審の判決が出るまでざっと1年、刑が確定するのはあと1年かかるかな?

投稿: ASKA | 2014/11/14 18:56

続報です。UH被告の刑が確定しました。

大阪府で2010年、女性=当時(36)=を殺害し遺体を袋詰めにして捨てたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた女性の養父=自殺=の妻の女性被告(41)について、懲役23年とした一、二審判決が確定する。

最高裁第1小法廷が6月1日付で被告の上告を棄却する決定をしたとの事。

被告は関与を否定し無罪を主張していたが、一審大阪地裁の裁判員裁判は、殺害を頼まれ実行したとされる知人の男の証言について「具体的で臨場感があり、信用できる」と認定。
二審大阪高裁も支持したとの事。

一、二審判決によると、被告は10年4月、夫や知人の男らと共謀し、生命保険金目的で女性を殺害。袋詰めにした遺体を高槻市の淀川堤防に遺棄した。

こんなところですね。
事件から6年を前に決着ですね。
まー実行犯の証言ですから、逃れられないでしょう。

この事件は、実行犯が手間を惜しんで遺体を杜撰に遺棄したおかげで、その裏にある大きな闇に光を当てる事ができた事件でした。
悪い事はできない物です。

被害者の七回忌に良いご報告ができると思います。

投稿: ASKA | 2016/06/03 18:54

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