ASKAの事件簿

被害者は衣服を身に着けず、両手を衣類で縛られ、頭には量販店のレジ袋がかぶせられていた。目立った外傷はなく、死後１日以内とみられる。状況から、車で現場まで運ばれたとみて捜査本部が遺留品を調べていたところ、レジ袋から容疑者の指紋を検出。１２日午後６時ごろ、ＪＲ市川駅付近を歩いていた本田容疑者を市川署員が発見した。

被害者の自宅と容疑者の自宅は約２キロ離れており、遺体発見現場までは７０～８０キロの距離があった。木更津市内にある容疑者の実家からは事件に使った疑いのある乗用車が発見され、土地勘もあったらしい。

県警は１２日、木更津署に８０人態勢の捜査本部を設置し、１３日午前１０時半すぎから、容疑者の自宅の捜索を始めた。

警察が13日に行った司法解剖の結果、目の結膜などから窒息した際にできる内出血が見つかった。
また、左腕には殴られるなど、強い衝撃を受けたときにできる皮下出血があったというが、死因は明らかにならなかった。
被害者の遺体の遺棄現場となった付近からは、女性用の下着など衣類が見つかったという。
見つかった衣類や下着はきれいな状態で、警察は被害者のものとみて、DNA鑑定を行い、裏づけ捜査を進めている。

容疑者は独身だったが、一緒に暮らしている人がいた。
容疑者を知る人は「市川(市)に彼女がいるのは知っていました。彼女がいて、でも普通に遊んでいて、普通に優しくて、面白くて」と語った。
知人によると、以前、容疑者と遊んだ直後に、こんなことが。
知人は「たぶん容疑者だろうなって思ったことがあって、知らない番号からで、『今、家に男が遊びに来ていただろう』みたいな。『お前の彼氏を殺してやる』みたいな。警察に言ったんですけど、自作自演じゃないかって」と語った。
容疑者は、「被害者と1カ月ほど前にナンパして知り合った」と供述している。
しかし、知人は「結構、根暗な部分があるから、ナンパとかしたことがないと思います。暴力とかする人ではないと」と語った。
また、この知人は「うちのお母さんが仕事を紹介したみたいなんです。わたしが『仕事頑張ってね』って連絡したら、(容疑者は)『行ってる、行ってる』って言ってたんですよ。でも、初日以降全然行ってなかったらしくて、そういう、うそつきな部分があるから」と語った。
容疑者は取り調べに対して、反抗的な態度で、死体遺棄の容疑について一貫して否認しているらしい。

被害者はアルバイト先から帰宅後に連れ去られた可能性が高いことが14日、分かった。県警木更津署捜査本部は同日、無職男性容疑者（24）を死体遺棄容疑で送検した。
　捜査関係者らによると、被害者は10日午後9時半ごろ、飲食店のアルバイトを終え同県市川市の自宅に帰宅。11日午前0時半ごろ、同僚が部屋を訪れると鍵が掛かっておらず、アルバイトの制服2着が部屋の中に置かれ、照明がついたままだった。室内に荒らされた様子はなく、食事を取った形跡があったという。

遺体の頭部にかぶせられたレジ袋に破れたり引っかいたりしたような痕跡がなく、被害者が抵抗できない弱った状況にされた後、レジ袋をかぶせられた可能性があることが１４日分かった。

　捜査関係者によると、遺体の頭部には量販店のレジ袋がかぶせられており、首の部分で結ばれて密閉された状態になっていた。

　県警木更津署捜査本部によると、１３日の司法解剖の結果、遺体に目立った外傷はなく、衣類で縛られていた両手首にも皮下出血などの抵抗した形跡は見つからなかった。捜査本部は遺体の状態から窒息死との見方を強めており、薬物が投与されていなかったかなどさらに詳しく調べる。

遺体の頭にはレジ袋が二重にかぶせられていたことが新たにわかった。周辺からは、刃物で切られた下着のほか、銀行の通帳も見つかった。
この事件は、被害者(19)が、千葉・木更津市の林道で遺体で発見されたもので、被疑者は窒息死の可能性が高いとみられている。
14日、新たに、頭にはレジ袋が二重にかぶせられており、手持ちの部分は軽く結ばれていたことがわかった。

遺体が発見された周辺からは、数百メートルにわたって下着などの衣類が見つかっていて、一部には刃物で切られた跡があったという。
また、被害者の銀行の通帳も見つかった。
半年ほど前、容疑者に会った中学時代の同級生は「『今、金なくて困っているんだけど、金貸してくれない?』みたいな。『きょう、(市川市に)帰る金もないから。ガソリン入れる金もないから』って言われて。『いくらでもいいから』と言われたんですよ」と語った。
容疑者は、複数の知人に金を無心していたという。
容疑者の中学時代の知人は「周りにお金とかを借りていて、返せなくて、逃げちゃってとかを繰り返していたので。家に行ったことも何回かあって、その時も完全に居留守みたいなのを使われて」と語った。

窒息目的というより、視界を封じるため(覚えられないため)のような印象を受けます。

事件のきっかけは「空き巣」「強盗」の類いだと思えます。

死体遺棄容疑で逮捕された容疑者（２４）は、別の強盗事件の容疑者として作成された似顔絵の服装などと一致していたことから、職務質問を受け、逮捕につながったことがわかった。

　捜査関係者によると、６月上旬、市川市などで女性宅を狙った強盗などが３件あり、犯人の男は、胸にキャラクターのイラストが入った黒っぽいジャージー姿だった。このため、県警は同一犯とみて被害者の証言に基づき、似顔絵を作成して捜査を進めていた。

　被害者の遺体が見つかった翌日の１２日午後６時１５分頃、市川駅前交番の警察官が、同じキャラクターのイラスト入り黒色ジャージーを着て歩いている容疑者に職務質問。身元を確認したところ、被害者の頭にかぶせられていたレジ袋の指紋から、捜査線上に浮上していた容疑者であることが判明した

しかし、だ。大人の女をアパートから拉致して車に押し込んで
連れ去る、ということができるだろうか。信号待ちのときに
車から脱出するくらい小学生でもやるだろ。この事件には、
明らかになっていない部分がいろいろありそうだ。

　何だかこの犯人、強盗もやってるとは、千葉大生殺害犯と似たような犯行なんでしょうかね。女性を狙った殺人と言えば、闇サイト事件が思い起こされ、卑劣さに怒りが沸いてきます。
　当初、事件前にストーカーがあったととの情報なんだったのか？

見出しに全裸死体とか容疑者のナンパで知り合ったとの供述を大きく扱ったりとか、相変わらず一部新聞社の報道姿勢には怒りすら感じます。

千葉県木更津市で平成２３年６月、千葉商科大２年、女性＝当時（１９）＝の遺体が見つかった事件で、強盗殺人などの罪に問われた無職、男性被告（２５）の裁判員裁判の論告求刑公判が７日、千葉地裁で開かれた。検察側は、「被害者の人格を無視した悪質な犯行」として、区分審理で有罪となった強盗強姦など別の２事件と併せて無期懲役を求刑した。
判決は１５日に言い渡されるとの事。

　この日、菊池さんの父親は意見陳述で「被告は、私たち家族の心まで本当にズタズタに引き裂いた」と極刑を求めた。母親は、「娘は誰にもさよならも言えず、たった１人で突然逝った」と涙ながらに訴えた。

　検察側は論告で、被告が金銭欲や性欲を満たすため短期間に犯行を重ね、悪質さを増していったと指摘。公判で被害者を侮辱する弁解をしたなどとして、更正の見込みは薄いと述べた。

　弁護側は、現場の手袋痕や靴跡などは証拠として不十分だとして被告の関与を否定。本田被告は、「体験したことをありのままに話した。本当にやっていないので、それだけは信じていただきたい」と改めて無実を訴えた。

裁判員裁判で、千葉地裁は３月１５日、強盗殺人などの罪に問われた無職、男性被告（２５）に、求刑通り無期懲役を言い渡した。被告は一部の窃盗罪については認めていたが「殺害はしていない」と起訴内容の大半で無罪を主張していたらしい。

起訴状などによると、被告は２３年６月１０日夜から１１日の間に、市川市の被害者の部屋に侵入。キャッシュカードを奪った上で乗用車の中に連れ込み乱暴、頭にポリ袋２枚をかぶせて窒息死させ、さらに奪ったカードで現金計５０万円を引き出したとしているとの事。

検察側は、被害者の人格を無視した悪質な犯行で、公判中も反省の態度が見られないことなどから、更正の見込みは薄いとして無期懲役を求刑していた。

弁護側は、現場に残された足跡などの証拠は被告を有罪とするには不十分で、ポリ袋をかぶせたとしても殺意を示すことにはならないと主張していたらしい。

被告は別の女性２人に対する強制わいせつと強盗強姦を含む計３事件で起訴され、２事件については有罪の部分判決を受けていたらしい。

強盗殺人で無期懲役、もう一つ強が付いていたら死刑もあったかもしれませんね。

しかし、２５歳でここまで悪質な犯行ができるとは・・・そんな事いったら、綾瀬女子高生コンクリ事件は少年犯だったけどね。

何が悪いのかな？とこんな事件の度に思いますね。

千葉商科大２年女性（当時１９歳）の殺害遺体が見つかった事件の控訴審で、東京高裁は１月２４日、強盗殺人罪などに問われ、１審・千葉地裁の裁判員裁判で無期懲役の判決を受けた無職男性被告（２６）の控訴を棄却する判決を言い渡した。

控訴審で弁護側は１審に続き、殺害について「別の男の犯行だ」と無罪を主張したが、高裁判決は「第三者が関与した具体的な事情はなく、被告が殺害したとする１審の判断に不合理な点はない」と結論づけた。