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2011/09/08

大阪府門真市乳児虐待死事件

今年5月に生後3カ月の次女を激しく揺さぶったり、殴ったりして死亡させたとして、大阪府警捜査1課と門真署は9月7日までに、傷害と傷害致死の疑いで、大阪府門真市島頭、無職男性(25)と妻の女性(22)の両容疑者を逮捕する事件が起きている。

同課によると、死亡したのは次女(3ヶ月)で、顔や胸に数十カ所のあざがあったらしい。
両容疑者は「死亡したのは椅子から落ちたからではないか。殴ったりはしていない」と否認しているという。府警は日常的な虐待があったとみて追及するとの事。

逮捕容疑は3月25日~5月12日、自宅マンションなどで、次女の頭部を激しく揺さぶったり、殴ったりして脳内出血などの傷害を負わせたほか、同13日には全身を強く揺さぶるなどして、硬膜下血腫による脳腫脹(しゅちょう)で死亡させた疑いがもたれているとの事。

捜査1課によると、次女は両容疑者と長女(1)の計4人暮らし。両容疑者が5月13日夕、心肺停止状態の次女を門真市の病院に自転車で運び込み、間もなく死亡が確認された。両容疑者は虐待を否定していたが、病院側が府警に通報したとの事。

次女は未熟児で、今年3月25日に病院を退院して両容疑者と同居を始めた。両容疑者は生活保護を受給している

男性容疑者は「夜泣きした時に、頬をつねったことは何回かあるが、他の暴行はしていない」、女性容疑者は「顔の傷は長女がボールペンで付けたもの。頭部を殴打するなどはしていない」と話しているらしい。

府警が次女の遺体を司法解剖した結果、死因は頭部に衝撃を受けたことによる外傷性脳腫脹だった。体に多数のあざがあり、両親の説明にも不自然な点が多かったことなどから、6日夜、2人を逮捕した。男性容疑者は捜査員に連行される際、「やってないのにおかしい」と話していたようだ。

容疑者と同じアパートに住む男性(50)も「4月下旬から5月初旬くらいの間、夜中に赤ちゃんの大きな泣き声をよく聞いた。長いときは1時間くらい続いたと思う」と話しているらしい。
 一方、捜査関係者や府などによると、次女は今年1月に生まれたが、未熟児だったため入院。しかし、容疑者らが面会に訪れることは極端に少なく、不審に思った病院側は2月、門真市などを管轄する大阪府中央子ども家庭センター(児童相談所、同府寝屋川市)に、虐待の疑いがあると通告したとの事。

さらに、退院後の3月25日から4月上旬にかけ、府守口保健所の保健師が4回家庭訪問をしたが、容疑者らには一度も会えなかった。病院が4月5日に女性容疑者に電話連絡したところ、「保健所には来てほしくないと伝えてほしい」と話したらしい。

府守口保健所と同センターは両親の逮捕を受けて7日に記者会見。保健師の家庭訪問で一家と会えていないことは同センターに報告されていたが、5月24日に控えていた4カ月健診で様子を確認し、その状況によって今後の対応を検討することにしていたと、説明したようだ。

同センターの所長は「切迫した危険性が見られず、両親と(児相が)関係性を持ち続けていきながら養育に関して支援を続けていこうとの判断だった。取り組み方法に問題がなかったかを検討したい」と話したようだ。

こんな事件ですね。
容疑者を擁護するつもりは無いけど、虐待に至る理由はいくつも重なっているね。
25歳と22歳の両親ともに無職で生活保護を受けている。
そして1歳の長女もいる。1歳ではまだまだ手がかかる。
そんな中、生まれた次女は未熟児だった。未熟児の場合出産後しばらく病院に入院するけど、その間毎日、母乳を病院に届けたりするし、沐浴などもさせる。
この面会の間隔も人それぞれだから、毎日の人もいれば1日おきと言う場合もあるだろうね。

この時点で殆ど病院に行っていないと言うけど、長女の世話もあるからね。
とは言え、両親2人とも無職なので一人が長女の世話をしながら、もう一人が病院に行く事もできただろうし、長女をつれて家族そろって病院に行くこともできただろうな。

NICU(新生児集中治療室)に子供は入れないけど、両親が交代で長女を見ながら次女に会いに行く事もできたはずだからね。

入院中は病院に子育てを任せていればよかったが、退院すれば3時間間隔でミルクを飲ませなければならないし、理由不明の夜鳴きなどもあるだろう。

無職で将来に対する不安、うまく行かない子育て、相当強いストレスだったと思う。
そのあたりの情報を考えれば、病院からネグレクトの可能性が指摘された時点で要注意度は上がっていたんじゃないかな?

ただ、ちょっと気になるのが容疑者のこの言葉。
夜泣きした時に、頬をつねったことは何回かある
・・・頬をつねって3ヶ月の次女は泣き止んだのかな?
そんなはずは無いよね?つねったら余計に泣いたはずだよ。
この話の意味するとことろは、「泣き止ます為につねった」のでは無く、「泣いた事に腹を立ててつねった」と言う事なんじゃないかな?

このあたりを見ると、既に子育て自体が上手くできない状況だったんじゃないか?と思ったりします。

今の段階では疑いの段階なので、詳しくは法廷の内容を待つことにしましょう。

最後に書くけど、子供の命と人生は親の物ではないですよね。
子供の命と人生は子供本人の物ですよ。親は子供が自分で命と人生を守れるようになるまでの間、一時的に子供の命と人生を預かっているだけなんですよね。
だから、子供の命を預かれないと思うなら、子供を生んじゃいけないと思います。

とは言え、生んでから状況が変わる事もあるでしょうけどね。

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コメント

関係者らによると、次女の遺体には、顔から首付近にかけて噛まれたような古い傷があったほか、頭や胸、顔に数十カ所のあざがあり、脳内出血もみられた。
専門医の鑑定や司法解剖結果によると、次女は1~2カ月間にわたって殴られたり、床や壁に体を打ちつけられたりする暴行を受け続けていた可能性があるという。

乳児の顔や首を噛む?
想像できないけど、歯型、歯の大きさや顎の大きさで誰が噛んだのか推測できるんじゃないかな?

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2011/09/08 22:42

 門真市の女児(生後3カ月)が虐待され死亡した事件で、大阪地検は、傷害致死と傷害の疑いで逮捕され、処分保留で釈放されていた女児の母親(22)について、25日付で嫌疑不十分で不起訴とした

投稿: ASKA | 2011/10/27 12:07

傷害致死罪に問われた大阪府門真市の無職、男性被告(26)に対する裁判員裁判の初公判が8月28日、大阪地裁であり、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は「数回強く揺さぶり、布団の上に投げつけ、数時間で死に至るほどの傷害を脳に負わせた」と指摘した。

死亡したのは次女(当時3ヶ月)。検察側は冒頭陳述で、被告が事件前から次女の顔を平手打ちしたり、つねったりするなどの暴力を振るっていたと述べた。事件当日については、被告が泣きやまない次女に腹を立てて暴行した後、そのまま放置してパチスロや買い物に出掛けたと述べた。

弁護側は、体調が良くない妻の代わりに率先して育児に取り組んでいたとし、「次女を心から愛していたが、イライラして衝動的に行動してしまった。育児をしない父親が起こした事件とは区別すべきだ」と訴えた。

投稿: ASKA | 2012/08/28 23:40

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