10月25日、8月に5歳男児(当時)に頭や顔を殴る暴行を加えたとして、埼玉県警捜査1課と春日部署は、暴行の疑いで、父親の無職、男性容疑者(27)=春日部市増富=と、同容疑者の弟でアルバイト、男性容疑者(25)=同=を逮捕する事件が起きている。
男児は暴行を受けた後に死亡。県警では虐待やネグレクト(育児放棄)があった可能性もあるとみて、傷害致死や保護責任者遺棄致死容疑も視野に調べるとの事。
暴行を受けたのは、27歳容疑者の長男。
逮捕容疑は27歳容疑者は8月14、15の両日、25歳容疑者は8月16日、自宅洋間やリビングなどで、長男の頭部や顔面を素手で殴ったり蹴ったりしたとしている。2人はともに容疑を認めているらしい。
捜査1課の調べによると、長男は両親の離婚により、両容疑者と3人暮らしだったようだ。
8月16日午後10時ごろ、自宅で息をしていない長男の様子をみた27歳容疑者が119番通報し、救急隊が駆けつけたが、その後死亡が確認されたとの事。
死亡時の長男の体はあかだらけで、たたかれてできたあざのような皮膚の変色が数カ所あったらしい。
体重は約10キロと、5歳児の平均体重(18・9キロ)の半分近くしかなく、身長も平均より10センチほど低い100センチだったようだ。自宅室内には大量のごみが散乱していたらしい。
司法解剖の結果、死因は硬膜下血腫と判明。2人は県警の調べに「ボールペンで壁に落書きをした」「寝ているときに起こされた」などの理由で暴行を加えたことを認めたらしい。
こんな事件ですが…
5歳児を27歳と25歳の男二人で育てる事ができるのか?
と言う基本的な問題がありますよね。もちろん育てられる人もいるけど容疑者達にはできなかった。
5歳児、しかも男の子ですから、当然のようにイタズラはするでしょうし、反抗することもあるでしょう。それが子供なのだから育てる側はそれを受け入れなければならない。もちろんシツケは必要ですが・・・
虐待してしまうようなら、すくなくとも虐待を意識できるようなら誰かに相談して欲しいですね。
10月26日の夜、アルバイトの帰りに被害者が行方不明になってからもう2年になります。
節目報道としてか遺体に付着していたポリ袋についての報道がありました。
今回はこのポリ袋について考えてみたい。
島根、広島両県警の合同捜査本部は10月14日、遺体に付いていたポリ袋片が、約16年前に中国地方の業者がNTTの電話帳の配布用に製造したものと同一だったと発表した。
捜査本部によると、配布用ポリ袋は縦52.5センチ、幅27センチのポリエチレン製。1995年ごろに製造され、この頃に中国地方で流通したとみられる。
捜査本部は遺体解剖時、小さなポリ袋片が付着しているのを発見。印刷された文字のインク成分を分析するほか、11年5月には字体を公表し情報提供を呼びかけていた。ポリ袋片が遺体に付着していた理由は分かっていない。
こんな所ですね。
ポリ袋自体は相当な数が出回っている上に古すぎて手がかりにならないかもしれないけれど・・・・
「遺体に付着していたポリ袋は一部しかなかった」と言う点をどうかんがえるか?
私は犯人がポリ袋を持ち去ったからだと考えています。
犯人はポリ袋を残したく無かったと言う事ですよね。それはつまり、「ポリ袋は犯人に由来する物」と言う事ではないだろうか?
犯人に無関係な物なら遺体と一緒に遺棄しても良かったはずです。
なので「ポリ袋は意外な手がかり」になるかもしれないですね。
で「ポリ袋」について考えるわけですが、ポリ袋と言うのはかなりの数が常時、家の中にあるんじゃないかな?
ここで言うのは電話帳用のポリ袋と言うわけではなく、遺体の運搬に使えそうな、同じぐらいの大きさのポリ袋と言う意味です。
普通にスーパーなどで買い物をすれば、ポリ袋は毎度もらえる。
だから、大きさは大小あるけど、家の中を探せばポリ袋は見つかると思うけど・・・
私の場合は買い物の時にもらったポリ袋はゴミ箱に使ったり、生ゴミを出す時に使ったりとしているので、捨てずに保管しています。
それでも、数が多くて不要な物は捨てるけどね。
さて、問題のポリ袋は事件発生当時(09年)から見て14年前に流通した物です。
この点をどう考えるか?
1)犯人の生活環境の中にこのサイズのポリ袋がこれしかなかった場合
2)偶然
1)の場合は、犯人は1人暮らしで不要なポリ袋は常時捨てているとか、元々、殆どの買い物をコンビニで済ませているので大きなポリ袋をもらう事が無いとか想像できます。
だけど、食品や日常品はコンビニで済むかもしれないけど、衣類はやはり専門店で買うでしょうね。衣類は大きいので袋も大きくなると思います。
2)の場合は一般家庭で14年間もポリ袋を保管する状況とはどんな状況か?って事ですが・・・
やはり、ポリ袋自体を14年も保管すると言う事は考えにくいですよね。あるとしたらそれは「ポリ袋」を保管するのではなく「別の物」を保管する「袋」としてポリ袋を使った場合だと思います。
しかし、その場合でも14年前のポリ袋を入手している必要があるので、95年に固定電話を契約していたと考えるのが自然かな?
そう考えた場合、95年の段階で就職や大学進学で一人暮らしを初めて固定電話を契約した場合と言う事になり、95年当時が18歳なら現在は34歳以上かな。
でも、別の場合もあって犯人が家族と同居していて家族が固定電話を契約していれば犯人の年齢は分からない。
で、もう一つの偶然の可能性があるのは「遺体は2度運ばれた」場合です。
最終的に遺体を遺棄するまでに遺体は何度か場所を変える為に運ばれている可能性がありますよね。
例えば、遺体の解体場所は犯人の家ではないが、そこに問題のポリ袋が偶然あった場合も考えられます。
あと、電話帳用なので、私の記憶では不要な電話帳はNTTが回収していたと思います。
つまり、配布される度に古い電話帳が回収されます。私なら新しい電話帳が入っていたポリ袋に古い電話帳を入れてNTTに回収してもらいます。
なので、普通に考えると14年前のポリ袋が残っている事は無いと思いますが、解体場所は無人のはずです。(人がいればそれは共犯になるかも?)
逆に言うと「無人だから14年前のポリ袋が残っている可能性がある」とも言えます。
95年とか96年に配布になった電話帳が無人の為にそのまま現場に残っていたと言う可能性はあると思います。
この場合、解体場所はここ15年ぐらい無人の部屋、建物、廃屋などが考えられますね。