広島刑務所受刑者脱走事件
最初に断っておくと、本来刑務所は警察とは直接関係ないので、警察不祥事のカテゴリにいれるべき事件では無いと思うのですが、適当なカテゴリが無いのでこちらに入れておきます。
1月11日午前11時25分ごろ、広島市中区吉島町の広島刑務所で、中国籍の男性受刑者(40)が行方不明になったと、広島県警に110番通報する事件が起きている。
県警は脱走事件として県全域に緊急配備をし、捜索している。受刑者は殺人未遂や銃刀法違反などの罪で懲役23年の判決を受け、約2年前から服役中との事。
同刑務所などによると、所内の運動場で午前10時半ごろから受刑者約50人が運動をしていたが、約10分後に姿が見えなくなり、同11時の点呼の際にもいなかった。
11時15分ごろ、近所の住民から「白い服を着て倒れていた人が立ち上がって東の方に走っていった」と通報があったらしい。
受刑者用の服が運動場に脱ぎ捨てられており、監視カメラの映像に、午前10時半ごろに受刑者服を脱いだ人物が塀を越える様子が映っていたらしい。
受刑者は身長173センチで中肉、丸刈り。同刑務所では、外壁工事など老朽対策工事が4カ所で行われ、足場などを使って脱走したらしい。
受刑者は金庫破りを繰り返し、警察官と発砲事件を起こした窃盗団の一員として有罪判決を受けたとの事。
1月13日広島市西区の路上で容疑者は身柄を確保された、場所は商店や住宅などが建ち並び、日中は人通りや車の行き来が頻繁な一角。
広島県警によると、午後4時半ごろ、私服の3人の捜査員が、歩道を歩く1人の男を見つけた。
黒のニット帽にマスク、日本語で名前が書かれたジャンパー。捜査員は数分間、男の様子をうかがった後、ジャンパーに刺しゅうで書かれた日本人名を呼んで声をかけた。
容疑者は日本語で名前を答え、逃走が終わったらしい。
私服警察官の職務質問に疲れ切った様子で日本語で返答。
所持金は10円しかなく、果物ナイフを所持していたが、自ら警察官に手渡した。11日の脱走から約54時間だったらしい。
「刑務所に帰る。疲れた。何も食べていない」と日本語で答えたようです。、
容疑者は11日午前、刑務所を脱走。翌12日午前8時45分~午後2時頃、広島市西区の民家に忍び込み、衣類などを盗んだらしい。
捜査関係者によると、この民家の電話の通話記録には、容疑者が侵入していた約5時間に複数回の発信履歴があり、「03」や「06」で始まる番号もあったとの事。
刑務所から脱走なんて簡単にはできないだろうと思っていましたが、できる物なんですね。
窃盗はあったようですが深刻な2次被害はなかったようで不幸中の幸いと言う事でしょうね。
とにかく再発防止をお願いします。
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コメント
刑務官の慢性的な職務怠慢の結果!
投稿: 野良犬 | 2012/03/25 11:19