特別手配犯出頭たらい回し事件
12月31日に特別手配犯の犯人が自ら警視庁に出頭したが、対応した機動隊員が容疑者を警視庁本部庁舎前で“門前払い”していた。
警備の機動隊員が悪質ないたずらと誤解し、丸の内署に行くよう指示。容疑者は歩いて約650メートル離れた同署に向かったが、気が変わって再度逃走する恐れもあった。
また容疑者は警察当局が教団特別手配容疑者の情報提供を求めるフリーダイヤルに昨年12月31日の出頭前に約10回、電話していた。いずれも話し中でつながらなかったらしい。
とこんな事件です。
警視庁の警備をしている機動隊員が「まさか自分の目の前に手配犯が現れる」なんて事は想像できなかったかもしれないけどね。
それに、そういういたずらが実際に多いのかもしれないんだけど・・・
でも、結局、意識の問題なんだと思う。
とりあえず、ある文章を紹介しておこう。
捜査指揮-判断と決断-
元警察庁刑事局長 岡田 薫 著
元警視庁捜査第一課長 寺尾 正大 協力
こちらから一部引用します。
時々「犯罪になるかどうか分からないので動けない」という警察官や検察官がいる。
本来は、犯罪かどうか分からないから捜査をするのである。
だから、事件になるかどうか分からないから警察は動けませんなどというそんな理屈はありえない。
それから、同著より、国松元警察庁長官の言葉も引用させていただきます。
「刑事ほど自分で考える力を持たなければならない職業人はない」
「時々現場で起きる、信じられないようなポカの多くは、自分の頭で考えて動いていないから起こるのではないか」
これらの言葉を借りれば、犯人かどうか分からないから調べる(確認する)べきだったと言う事でしょうね。
| 固定リンク
コメント
職務に対しての情熱が微塵もない!!こんな野郎が警察官かぁ?昇進試験頑張って下さいなぁ
投稿: 野良犬 | 2012/03/25 11:28
警察は、事件から10年位経つと仕事を投げているみたい。池袋駅構内大学生暴行死事件。事件から15年目を迎える頃に、テレビで容疑者の似顔絵を見て「元夫に似ている」と直感。池袋駅は埼玉県の自宅から、東京に出てくる時は必ず利用する。年齢もピッタリ当てはまるから、思いきって池袋警察署に電話した。最初に電話に出た奴は「えっ?」「はあはあ」と適当な言い方。捜査課?の女刑事は、内容の聞き返しが多くて、真面目にメモを取っていない感じだった。東武東上線とJRでは方向が違っていても、事件当時はJR沿線に引っ越した可能性だってあるはず。だめだこりゃ。
投稿: 梅さん | 2014/06/03 20:12