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2012/04/20

島根県立大女子大生バラバラ殺害事件その42 (計画性)

今回はこの事件の計画性について考えます。
最初に書いてしまうと、「分かりません」。ホント分からないです。

そもそも、この事件で計画的に行わないと犯行が不可能な部分が無いですよね?
この事件を成功させる条件はただ一つで、「被害者を拉致できる事」の1点だけです。
なにしろ、この事件では被害者が徒歩で夜帰宅すると言う事で、拉致さえ成功すれば、それ以降の犯行は全て犯人の管理下で行う事が可能です。

流しが偶然、夜に歩いている被害者を見つけて拉致したとしても不思議では無いし、逆に顔見知りが計画的に犯行を行ったとしても不思議では無いのです。

計画性をレベル分けしてみましょう。
1が最低で、数字が大きい方が計画性が高いとします。

レベル
1 まったくの偶然、流しによる犯行

2 被害者が週何度かアルバイトの時に決まった時間、決まった場所を通ると知っている。
  (被害者の帰宅コース周辺の住民など被害者が何処の誰か知らない)

3 顔見知りで被害者が何処でバイトをしていて、店の閉店時間を知っている。
  (すくなくとも、被害者の帰宅コースと時刻を推定できる)

4 被害者と親しく、10月中にバイトを変えてバスで帰宅する事を知っている。
  (被害者が一人で徒歩で帰宅する期間を知っている。今しか犯行が不可能と考えている)

5 被害者が当日、ゴミ袋を捨てる事を誘導できる。
  (バイト先周辺で拉致した場合ですが、かなり可能性が低い、条件が限定されます)

とこんな感じになります。どのレベルでも犯行は可能です。
計画性を判断する事は今ある情報だけではできませんね。

ただし、拉致後の犯行の流れには顔見知りかどうかと言うのが影響してきます。
だけど、この点も偽装の可能性を考えるとなんとも言えなくなってくる。

顔見知り、単独、複数犯、流しの単独、複数犯や拉致場所など前提条件が広すぎて、条件を付ければどれも可能性を否定できないのが現状ですね。

ダメと言っていても、先には進めないので考え続けましょう。
 

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