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2012/04/12

京都祇園暴走死傷事故

4月12日午後1時10分ごろ、京都市東山区の四条通大和大路の交差点付近で、軽ワゴン車が歩行者を次々とはねる事故が起きている。

京都府警によると、はねられた男女7人が死亡し、11人が重軽傷を負ったらしい。車はその後、電柱に衝突して大破し、運転していた男は間もなく死亡したとの事。
府警は、事故の可能性もあるとみて自動車運転過失致死傷の疑いで捜査しているらしい。

府警によると、男は京都市西京区桂朝日町、会社員、男性容疑者(30)。

容疑者の車はまず、南北を通る市道の大和大路通(幅約5~12メートル、一方通行)を北上し、四条通の南約170メートル付近でタクシーに追突したらしい。
そのまま逃走し、クラクションを鳴らしながらスピードを上げ、四条通との交差点の赤信号を無視して横断歩道の歩行者に突っ込んだとの事。

交差点では10人以上がはねられたらしい。

さらに、大和大路通を北進し、歩行者数人と駐車車両に接触した後、交差点の北約190メートルの電柱に正面衝突して止まったとの事。
男は衝突で大けがをし、約2時間後に病院で死亡が確認されたとの事。

はねられて死亡したのは男性2人(40、77歳)と女性5人(50~60代)。
負傷者は男性3人(20~80代)、女性8人(30~70代)。うち1人はオーストラリア国籍の女性(57)との事。

容疑者は、現場近くの藍(あい)染め製品販売会社の従業員らしい。
社長の女性によると、営業担当の容疑者は普段から車で取引先を回り、この日は午後1時ごろ、営業用の軽ワゴン車で会社を出た直後だったとの事。

姉によると、藤崎容疑者は20歳のころ、市内の路上でバイク事故を起こして大けがを負い、その後は言葉がうまく話せなくなるなど、言語障害をきたすようになったらしい。

リハビリを続け、4~5年後には元の生活を送れるまでに回復。しかし、約1年前に酒席で突然意識がなくなって倒れたほか、最近ではてんかんの症状が頻繁に出るようになり、家族の間ではプライベートでの車の運転を禁止していたらしい。今月初旬には、母親が容疑者の障害認定手続きで区役所や保健所を訪れたばかりだったらしい。

しかし、勤務先の会社は「てんかん」の症状について知らなかったらしい。

府警によると、今年3月の運転免許の更新時、容疑者から、てんかんとの申告はなかったとの事。

容疑者が通院していた病院の医師によると、「てんかん」がある為、運転は禁止すると本人と家族に話していたらしい。

さて、こんな事件ですね。

「てんかん」が原因の死亡事故というと
昨年4月に栃木県鹿沼市でクレーン車が小学生の列につっこみ、小学生6人が死亡する事故が起きている。その時の原因も「てんかん」だった。

その事件はクレーン車を運転していた男(27)は23年4月18日朝、てんかんの持病により医師から運転を控えるよう注意されていたにもかかわらず、鹿沼市内の国道でクレーン車を運転した。発作で意識を失い、事故を起こした。宇都宮地裁は自動車運転過失致死罪の最高刑である懲役7年の実刑を言い渡し、確定した。

今回の事件の容疑者もこの鹿沼の事件の事は知っていたと思うのだけど、ちょうど、てんかん発作を起こした時期にも重なりますし。

一度事故が起きればどうなるか、分かっていたと思うのですが・・・
車の運転ができないと、仕事を失うと言う恐怖で言い出す事ができなかったのかな?
他にも仕事はあったと思うので、「てんかん」がおきても問題が無いような仕事を選ぶ努力はして欲しかったですね。

2012/04/13 医師の話を「運転を控える」から「運転を禁止する」に訂正

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コメント

 鹿沼の事故と同じような原因です。非常に複雑な思いでこのニュースを見ていました。容疑者への同情と怒りが混在した感情です。また、怒りは国や行政の認識の甘さに対してか、責任を回避するかのような会社、やはり認識の甘い親族に対しても感じる。同情は鹿沼事件とは違い、ご本人が亡くなってしまったことに対して。

投稿: 明智 | 2012/04/12 23:56

仮に「癲癇」の発作が起きていようと、
この事件の最初(タクシーに衝突)から最後(電柱に衝突)まで完遂するには
選択と決断の意志を何度も働かせないとムリでしょうね。

「この事件は」偶然(癲癇発作による必然)だけで片付けられる状況ではない。
「癲癇」を加害者家族や被害者遺族、加えてマスコミや茶の間の妥協点
にまつり上げるのは、あまりにもイージー過ぎる。

そういう意味で、市民の生命と財産を著しく奪った凶行に対して
府警がその本分に従い、殺人容疑で捜査令状を申請したことに
強い意欲が見てとれます。

投稿: アヒル | 2012/04/13 16:32

 クラクションを断続的に鳴らしながら横断歩道の歩行者に突っ込んでいること、その前後で停止中の車や他の走行車を回避しつつ追い越しているなどの目撃情報が寄せられていることから、京都府警は意識を失っておらず、故意による殺傷であったとして殺人容疑で捜査を開始しましたね。
 故意によるとすれば、任意保険はおりない可能性が高いですから、勤務会社は使用者責任で破産するかもしれません。被疑者の遺族も被疑者自身の不法行為責任の相続により、或いは自身らが会社に告げなかったことによる不法行為責任で、相当額の賠償を(求償も含めて)請求されるのではないかと。
 一部の目撃談では被疑者はぶるぶる震えながら走行していたようなので、何らかの幻覚を見ていたように思えます。今のところ薬物の使用情報はないので、以前の事故による脳障害でそのようなことが起こるのかもしれません。
 あるいは、自動車のトラブルで、アクセルが戻らずブレーキが効かないという事態に陥ったのかもしれません。
 いずれにしても今回は「てんかん」は関係ないように思います。

投稿: あすな郎 | 2012/04/13 18:32

みなさん、こんばんは
そうですね、予想外に殺人事件となりそうです。

意識があったとしたら?と考えると、そんなに社会を恨んでいたようには見えないし、仕事の途中で突発的な事故から始まっているようなので、最初の追突事故でパニックにでもなったのか?
あるいは、別のトラブルで運転不能な状態だったのか?

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2012/04/13 19:09

てんかんの症状には、体がぶるぶる震えたり、体がつっぱったりすることもあるようです。

もしてんかんが原因なら、上記のような状態だったのかも…。

警察の捜査でそこまでわかるのかは疑問ですが、徹底的に原因究明に努めて欲しいです。

投稿: 一児の母 | 2012/04/13 22:52

検索してもわからなかったので詳細は貼れませんが、昔よく言われたオートマチック車の
誤作動が疑われた大事故と似ている部分があるかもしれません。

必ずしも車に原因があるというのではなく、パニックを起こしたドライバーが
必死にブレーキを踏もうとしてアクセルを踏んでしまうケースもあり。

今回は車対車ではなく、車対群衆になってしまった図。
補償の面を考えると、今回の事件は難しそうで心配です。

投稿: アヒル | 2012/04/14 04:26

この事件、故意と決まった訳ではありませんが一つだけ。

故意または飲酒運転や無免許運転といった重過失といった事故は保険金はおりません。これだと被害者が可哀想なのですが、実は、この自動車保険については被害者救済の為の制度ですから、被害者は直接保険会社に請求することが出来ます。保険会社はこの請求に対して支払い義務が生じます。

投稿: joker | 2012/04/15 19:41

ニュースの動画を見たかぎりではかなりのスピードだが、狭い隙間をギリギリ通り抜けているように見えました。止まれなくなったか?
故意だとして、その場合の動機は何ですかね?無理心中のようなやけくそなものか?広島の工場で暴走した事件では恨みが動機でした。たとえば病気を悲観して自暴自棄になったかもしれません。情報が不足してます。

投稿: 明智 | 2012/04/16 20:49

動機も何も、とにかくその場から逃走したかったのでは?

車の故障、誤作動を立証できなければ、容疑者の名誉は回復できないでしょう。

一生懸命ブレーキを踏んだつもりなのに(実際はアクセル全開)、
猛スピードで進ませてしまう誤操作による事故が時折あります。
最初のタクシーへの追突がなければ、その可能性も窺えたでしょう。

しかしタクシーに追突して運転手に表情を確認されるほど減速した車体を
立て直して逃走を図った時点で、誤操作の可能性は低くなってしまう。

投稿: アヒル | 2012/04/16 23:29

初めまして。てんかんの発作が捜査の対象になっているとのことで、気になる点がありましたので…。
脚が動かないなどの部分発作から意識を失った後に、すぐ目を覚まし、無意識のまま突如、走り出したり、タミフルの副作用を思わせる行動を起こすことがあるようです。そして意識が戻っても、その間の記憶はないようです。
原因が何であれ、てんかんがあるのに、運転したということは重大な問題には変わりありませんが…。

投稿: COOL KID | 2012/04/25 18:06

京都・祇園の暴走事故で、警察は、死亡した運転手がてんかんの発作を起こしていたと判断し、殺人容疑の適用を見送る方針を固めたらしい。

警察は当初、殺人容疑でも捜査していたが、専門医から意見を聴いたところ、「持病のてんかんの発作が起き、意識がもうろうとして、体が意思と無関係に動いていた可能性が高い」という説明があったらしい。容疑者の体内からは解熱剤の成分が検出されていて、体調不良も発作の原因になったとみられているらしい。

警察はこれらを総合的に判断し、年内にも自動車運転過失致死傷の疑いで書類送検する方針との事。

結局は「てんかん」が原因と言う事になったようですね。

投稿: ASKA | 2012/11/15 12:20

被害者遺族にとって居た堪れない判断が下されたようですね・・・・

意識がなければ(一時)停車状態からアクセルを踏み込んだり
ハンドルきったりできないと思いますけどね

(加害の)死人に口なし 死人は仏の文化
だから多角的な分析ではなく、専門家の鶴の一声を頂戴して
癲癇で事件にフタをするのでしょうか…

こういう難しいケースこそ、多角的に分析してフィードバックしたほうがいいと思うのですが、、
長引かせるのは被害者遺族の立ち直りの妨げになるかもしれませんし、
失礼な言い方ですが区切り(見切り)を付けてあげることも、必要なのかもしれません。

投稿: アヒル | 2012/11/16 03:31

事件から1年が経ちますね。
容疑者=当時(30)=の持病のてんかん発作が事故原因と判断し2013年3月、自動車運転過失致死傷容疑で被疑者死亡のまま書類送検したとの事。

法制審議会(法相の諮問機関)は3月、病気の影響で「正常な運転に支障が生じる恐れがある状態」で起こした事故について、死亡事故で15年以下、負傷事故で12年以下の懲役とする新たな罪を設けることを盛り込んだ、刑法改正の要綱案を答申したとの事。

どうだろ?厳罰化しても、防止になるかな?と言うのがちょっと疑問な所ですね。
結局、事故を起こす人は自分は事故を起こさないと思って運転しているわけだから、本人が危険性を自覚しないと運転してしまうような気がします。

予防と言う意味では医療機関と連携して診断されたら、免許証を返還するとか更新できなくするとかと言う事が必要な気がしますね。

しかし、結局、無免許でも乗る人は乗るのでしょうから、この人達には厳罰しかないかな?

投稿: ASKA | 2013/04/12 22:06

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