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2012/06/15

大阪市中央区東心斎橋通り魔男女殺人事件その5(ASKAの勝手な解釈)

この事件の動機について私の憶測による勝手な解釈を書いてみます。

私もこの事件の最初は世の中を呪った通り魔で間接自殺を狙った物だと考えていました。

しかし、出てきた情報を色々みてみるとこの容疑者の心理はもう少し複雑なのかな?と思うわけです。

今のところ直接の動機は
刑務所を出所後に(自分を)受け入れてくれる人がおらず、絶望した
なんですが、これは事実誤認と言うかあえて曲解しているように思えます。
実際には元上司が仕事を見つけると約束した上に、出所に備えて20万円を援助しています。親類も薬物依存患者の家族会に入って協力しようとしている。
最後に頼った、大阪の友人も一緒に宴会してくれるぐらい歓迎しています。大阪まで呼び寄せておいて、「仕事は無い」と追い返すような事は常識的に考えてないでしょう。

なので、容疑者自身がこれらの援助や支援を無意識に拒絶しているのだと私は考えています。本人はそれを自覚していないので結果的に「刑務所を出所後に(自分を)受け入れてくれる人がおらず、絶望した」と感じているわけです。

問題はそんな精神状態になったその理由ですね。
そのヒントは「人間関係で悩みや不満があった」にあるのではないか?と考えています。

それを考えるには容疑者の人生を振り返る必要があります。
最初の不幸は5歳の時に母親と死別した事です。おれがどのぐらい事件に影響があったのかは分かりませんが、やはり「寂しさ」はあっただろうと思います。
そして、小学校高学年の思春期の入り口のあたりで、父の材木店の倒産、引越し、兄弟との別居と友人や兄弟との別れが続きます。

そして非行に走り、暴走族へ。これは仲間が欲しかったのかもしれませんね。
それからは流れるように暴力団へ、そして覚せい剤で大きく人生を狂わせた。
結果、兄とは絶縁、父親とも死別、面倒見の良い職場の上司とも別れて、刑務所へ入る事になります。

最初の出所後には面倒見の良い職場の上司の世話で仕事に復帰したようですが、それも裏切って2度目の服役です。

と眺めてみると、容疑者の人生には別れがついて回ってますね。
特に世話になったただろう、父親、兄弟、面倒見の良い上司とも服役で別れています。
容疑者は迷惑を掛けた人、世話になった人とは別れる事になると無意識に感じているのではないか?と言うのが私の仮説です。
あるいは、もうこれ以上迷惑は掛けられないと言う事かもしれません。

友達に裏切られ、死にたかったとも供述していますが、「本当は友達を裏切ったのは自分自身」だと言う事なんじゃないでしょうか?
それで、そんな自分自身に絶望して死のうと考えたんじゃないのかな?
だけど、それ自体を自覚していないので
刑務所を出所後に(自分を)受け入れてくれる人がおらず、絶望した
と曲解してしまったのではないかと考えています。

だけど、だから罪が無いと言っているわけではなくて、どんな理由にせよ、罪の無い二人の命を奪った罪は償わなければなりません。

あくまで私の勝手な憶測です。
精神鑑定での専門家の診断や分析を聞きたいですね。

06/10 大阪の東心斎橋で事件発生
06/09 薬物依存支援施設を退所、栃木から大阪に移動、友人と観光、酒を飲む
05/24 新潟刑務所を出所、その日のうちに薬物依存支援施設に入所
     1年10ヶ月前に覚せい剤で新潟刑務所に服役
2008年頃 
黒羽刑務所に覚せい剤取締り法違反で服役し一旦出所している
       この頃、同居していた父親が死亡

2006年夏頃、家賃を滞納してアパートを退去するが滞納した家賃を兄が全額立替、これを境に兄とは絶縁状態となる。

2001年頃 父親と二人でアパートに入居
2000年頃 暴力団解散により地元で内装関係の仕事をする
1996年頃 
暴力団に入り、覚せい剤を始める
1992年頃 中学卒業後に暴走族に入り、その後総長となる(構成員約30名)
1989年頃 
中学入学頃から非行に走る。
その後   
年の離れた二人の兄は別居
1988年頃? 
小学校高学年の頃に父親の木材店が倒産して引っ越す
1981年頃 
5歳の時に母親が死亡

参考リンク
大阪市中央区東心斎橋通り魔男女殺人事件その4(続報)
大阪市中央区東心斎橋通り魔男女殺人事件その6(一審死刑判決)

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コメント

7月2日大阪府警南署捜査本部は飲食店経営の女性(66)に対する殺人容疑で、住所不定、無職、男性容疑者(37)を再逮捕した。

捜査本部によると、容疑者は容疑を認め「事件前夜から幻聴が聞こえ始めた。幻聴のままに包丁を買って2人を刺した」と供述。大阪地検は容疑者の事件当時の精神状態を調べるため、鑑定留置を請求する方針を固めた。
捜査本部によると、容疑者は逮捕後、「仕事もなく、住むところもない。だんだん自殺しようと思うようになった」などと供述していた。その後、「大阪まで出てきたのに仕事も見つからず、幻聴も止まず、この先どうしたらいいかと思った」と話している。

 また、幻聴については、「今まで覚醒剤を使ったときには聞こえたことがあったが、今回の事件前には1度も覚醒剤を使っていないのに聞こえてきた」と説明。ただ、幻聴に関する供述は、調書への署名を拒否しているという。

 大阪地検は2日、音楽プロデューサーの男性(42)に対する殺人容疑について処分保留とした。

幻聴?そんな話はいままで出ていなかったようですが・・・刑務所で服役中や出所後の薬物依存者の支援施設では幻聴があったのか?
たしかに、過去に薬物による事件もおきてますけど・・・

何か違和感がありますね・・・続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2012/07/02 20:52

容疑者(37)が事件前、出身地の栃木県で医師に不眠を訴えた際、「幻聴や幻覚はない」と申告していたらしい。捜査関係者が明らかにしたとの事。

大阪地検は11月8日、容疑者を殺人罪などで起訴した。事件に至る状況や精神鑑定の結果を踏まえ、事件当時、責任能力があったと判断したとの事。

捜査関係者によると、容疑者は覚せい剤取締法違反罪で服役し、5月24日に出所。栃木県の民間リハビリ施設に入って間もなく、病院に通い始めたらしい。

病院の医師は「不眠症に悩んでいたが、(覚せい剤の影響による)幻聴や幻覚はないと言っていた」と証言したらしい。

容疑者は逮捕時、「自殺しようと包丁を買ったが死にきれず、人を殺せば死刑になると思った」と供述したが、包丁購入は事件の約13分前だったことが判明。その後「事件前夜から幻聴が聞こえ、包丁を買った」と供述し始めたとの事。

やはり、時間が経ってくると色々な考えも出てくるんでしょうね。 

投稿: ASKA | 2012/11/09 20:32

大阪・心斎橋の路上で2012年6月、通行人の男女2人を刺殺したとして殺人などの罪に問われた住所不定、無職男性被告(39)の裁判員裁判が5月25日、大阪地裁で始まった。今回の裁判は、まず被告の刑事責任能力について結論を出し、後から有罪・無罪や量刑を判決で言い渡す「2段階審理」で進むとの事。

被告は「取り返しのつかないことをしてしまいました」と起訴内容を認め、「申し訳ありません」と謝罪した。弁護人は事件当時、覚醒剤の影響で責任能力に問題があった可能性があると主張したとの事。

検察側は冒頭陳述で、被告が覚醒剤取締法違反(使用)の罪で服役していた新潟刑務所を出た後、元受刑者仲間を頼って大阪へ来たものの仕事探しが進まず、自暴自棄になって他人を殺すか自殺するか考えていたと説明したとの事。
心斎橋の百貨店で包丁を買った直後、たまたま近くを通りかかったイベント会社の音楽プロデューサー男性(当時42)、スナック経営者の女性(同66)を刺殺した、と述べた。

あれから、3年経ちましたか。
事実関係は争わずに、責任能力を争うと言う方針のようですね。

審理の行方に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2015/05/26 23:51

大阪・ミナミの繁華街で2012年、男女2人が刺殺された通り魔事件で、殺人罪などに問われた住所不定の無職、男性被告(39)の裁判員裁判の第5回公判が6月1日、大阪地裁であった。被告人質問が始まり、被告は「『刺せ』という頭の中の声に従って刺してしまった」と述べたとの事。

被告は弁護側の質問に対し、19歳から覚醒剤を使用し、その影響で29歳の頃から幻聴が聞こえるようになったと説明した。

そして事件前夜も幻聴が聞こえ、「刺せ刺せ」「包丁を買え」との声がしたと話した。自殺しようと包丁を購入したが、死ねずにいるうちに頭の中の声が激しくなり、近くにいた男女2人を次々と刺したと述べたとの事。

覚醒剤の後遺症で幻聴?
責任能力を争うなら幻聴の話をして、覚醒剤の後遺症で正常な判断力がなかったと言う方向しかなさそうですが・・・
その裏付けができるのか?が判断の別れ目かもしれませんね。

確かに、色々な状況判断に不自然さも感じられるのですが・・・
はたして、責任能力が無いと言う判断になるのかな?

公判の行方に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2015/06/04 22:23

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