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2012/07/31

反省の為+4年?

大阪市平野区の自宅で昨年7月、姉=当時(46)=を刺殺したとして、殺人罪に問われた無職、男性被告(42)に対する裁判員裁判の判決が7月30日、大阪地裁であった。

裁判長は、犯行の背景に広汎性発達障害の一種、アスペルガー症候群の影響があったと認定した上で「家族が同居を望んでいないため障害に対応できる受け皿が社会になく、再犯の恐れが強く心配される。許される限り長期間、刑務所に収容することが社会秩序の維持に資する」として、検察側の懲役16年の求刑を上回る同20年を言い渡したとの事。

裁判長は判決理由で「計画的で執拗かつ残酷な犯行。アスペルガー症候群の影響は量刑上、大きく考慮すべきではない」と指摘したらしい。
その上で「十分な反省がないまま社会に復帰すれば、同様の犯行に及ぶ心配がある。刑務所で内省を深めさせる必要がある」と述べ、殺人罪の有期刑上限が相当としたらしい。

判決によると、被告は小学5年のころから約30年間引きこもり状態で、生活の面倒をみていた姉に逆恨みを募らせ殺害を決意したらしい。
昨年7月25日、市営住宅の自室を訪れた姉の腹などを包丁で何度も刺し、死亡させたとの事。

こんな判決なんですが・・・
もし、被告人がアスペルガー症候群でない、普通の人なら私もこの判決は賛同したと思います。

ただ、今回は被告人がアスペルガー症候群である事をどう考えるのか?と言う所なんですよね。
裁判長は
「十分な反省がないまま社会に復帰すれば、同様の犯行に及ぶ心配がある。刑務所で内省を深めさせる必要がある」

「反省させないと、再犯するだろう、だから、刑務所で反省させる」と言う事だと思うのですが、果たしてこの被告人は刑務所の中にいるだけで反省するのだろうか?と言うのが素朴な疑問なわけです。

そもそも、小学5年の頃から引きこもりと言うのがこれもまた、疑問ですよね。
アスペルガー症候群は通常、知能には問題が無いはずです。だから学校の成績が悪かったとは思えないのです。

報道されていないので憶測ですが、「いじめ」的な事、あるいはアスペルガー症候群自体の症状や特徴でからかわれたりしたのではないか?と憶測しています。

問題はその後も、家族は何もしなかったのか?と言うのが疑問な点で、知能に問題が無いのでちゃんと訓練をすれば、普通の社会生活ができるぐらいにはなると思います。

それなのに、小学5年の時から引きこもりって、どういう事なのかな?
これもまた憶測でしかないけど、この時、既にアスペルガー症候群と言う診断がされており、家族はそれが理由で引きこもりのままにしてしまったのではないか?

引きこもりは、普通に引きこもっているので、社会との接点がほぼ、家族のみに限定されますよね。そうすると、自分の境遇に対する不満をぶつける相手は必然的に家族になると思います。

その延長線上で起きた事件なのかな?と思うのですが・・・
同情できる点はあるけれども、しかし、献身的に面倒を見てくれた家族を逆恨みから殺害してしまった罪は償わなければならないと思います。

なので、懲役16年はしかたが無いけれど、アスペルガー症候群の被告を反省させる為に4年多くしましたと言うのには違和感があります。

本当に刑務所に入れておくだけで「反省」するなら、普通の人でも再犯はしないでしょう。
ですが、現実は再犯する人が沢山いますよね?

しかも、アスペルガー症候群である被告の場合には更に、別のケアが必要なのではないのか?と言うのが私の意見です。

結局、たとえ4年多く服役しても、社会に適応できなければ、また、刑務所に戻るしかできないじゃないですか?
刑務所の中でどんな生活をするか分かりませんが、出所した場合に備えた教育や訓練ができたら、再犯する可能性をもっと下げられるかもしれませんね。

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2012/07/28

精神分析の名著 - フロイトから土居健郎まで

精神分析の名著 - フロイトから土居健郎まで (中公新書)
偶然、本屋の棚で見つけたのですが、購入には迷いがありました。
内容を読むと、私のような素人が読んで理解できるのか?と言うのが不安点でした。
しかし、その反面読んでみたいとも思いました。

私自身は事件推理やあるいは人間観察の為の知識としてメンタル系の知識に興味がありました。精神分析といえばフロイトは頭に浮かぶのですが、その後現代まで続くその業績はどんなものなのか?と言うのは殆ど知りません。そのあたりに強く惹かれました。

結局購入したのですが、フロイトから始まる精神分析家16名の代表的な21冊を解説してくれています。
21冊のうち、土居建朗の「甘えの構造」以外は専門家向けに書かれた論文が殆どなので読みやすく要約してあるとは言え、素人にはかなり難解です。
私としては多分、3割ぐらいしか理解できていないと思います。
「まあ、こんな感じ」と言うぐらいですが、それでも良いかな?と思って、難しい所は読み飛ばしてしまいました。

ただ、序説の精神分析の歴史や各人物の解説は非常に分かりやすく、私の興味を満足ささせてくれました。

「あとがき」にもありましたが、この本は学派=学校になっているのではないか?
と言う事で、素人にとってはこの1冊を読むことでなんだか、「精神分析を一通り勉強した気になれる」点はお得感満載です。
逆に、専門家には物足りないだろうなと言うか、多分、基本的な事しか書かれていないのだろうなと思います。(専門家なら知っていて当然と言う意味で)

ここに書かれている21冊の中で各学派の代表的な本は各1冊づつぐらいは読んでみたいと思いました。
しかし、それにはもっと勉強が必要ですね。
とりあえず、「甘えの構造」は読んでみようと思います。

それから、本題とは違うところで、面白いと思った点は
・精神分析家になろうとする者は慣例として自分自身が訓練分析を受けると言うのは知りませんでした。(どんな物なのかちょっと受けてみたい気もする)

・境界例や自閉症、統合失調症等についても精神分析的アプローチが行われていたと言うのも、ちょっと驚きでした。

・児童の精神分析についてクラインとアンナ・フロイトの論争があったと言うのも興味深いですね。

・「症例ドミニク」みたいな面接の詳細が記載されている本には強く惹かれるので、一度読んでみたいが、価格の問題はあるな中古でも2600円か・・・

・精神分析が「根拠が無い」とか「フロイトは飲み屋の親父と同じ」みたいな事を言う専門家の本も見たが、その理由が分かったような気がする。
結局、精神分析は目に見えない「心」を扱うので症例などから仮説を立ててどうなっているのかを考える為に人によって異なる仮説が作られる事になり、そのあたりが根拠が無いと云う事に繋がっているのだろうと思います。
でも、私としてはそれでも、現実の症状や心の動きを説明できるのであれば、完全ではないだろうけど、十分価値はあるだろうと思います。

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2012/07/25

福岡県久留米市5歳女児虐待事件

7月23日、5歳の長女の首を絞めるなど暴行し、けがをさせたとして、福岡県警久留米署は福岡県久留米市青峰3、無職、女性容疑者(30)を傷害容疑で逮捕する事件が起きている。

容疑を認めているが「よく覚えていない」などと供述しているらしい。
長女は背中にあざがあり、同署は日常的な虐待があったとみて調べているとの事。

逮捕容疑は7月21日ごろ、自宅アパートで長女の首を両手で絞めるなどし、顔面うっ血などの全治10日間のけがをさせたとしているらしい。

同署によると、21日夜、長女が泣きながらアパート周辺を歩いていたため付近住民が通報し、警察が保護したらしい。
長女の診断書が出たことから、23日に逮捕に踏み切ったとの事。
容疑者には、長女のほか2~4歳の女児3人がいるが、同署が全員を児童相談所に引き渡したとの事。

久留米市家庭子ども相談課によると、昨年の東日本大震災後、容疑者は母子5人で福島県から同市に避難したらしい。
昨年秋ごろから「子供の泣き声がする」など、虐待の情報が市に寄せられたため、児相が今年3月まで姉妹4人を保護していた。当時は身体的な虐待はみられず、育児放棄だったらしい。

とこんな事件ですが、ちょっと事件の背景、虐待の理由に注意が必要なのかな?と思います。

私が気になるのが震災の影響です。
母子5人で避難とありますが、普通に考えて、子供4人をシングルマザーで育てようと思うのか?と言うのが疑問です。
つまり、避難する前は夫がいたのではないか?と言う事です。

憶測でしかありませんが、震災で夫を亡くし、幼い子供4人をつれて、福島から久留米市に避難してきた可能性は無いだろうか?(夫の報道が無いのでなんともいえないですが)

もちろん、夫とは限らず、福島に住んでいたなら、肉親や知人に亡くなった方が居てもおかしくないですよね。

そうなんですよ、ストレスの重さ(LCU値)で上位の肉親や夫との死別、さらに、ランク16の大災害の遭遇、ランク40の引越し、そして、もしかしたら、ランク13の失業など、容疑者は沢山のストレスを一度に背負っていたのではないか?と言う事が推測されます。

もちろん、児童虐待はいけない事なんですが、もしかしたら、容疑者自身のメンタルにも問題があるのではないか?と言うのが気になりますね。

「よく覚えていない」と言うのが気になる所ですね。

続報を待ちましょう。

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2012/07/17

茨城県古河市中華料理店女性刺殺事件

7月6日(金)茨城県古河市の中華料理店で、女性従業員が刺され死亡する事件が起きている。
県警古河署は7月14日、殺人容疑で同市駒羽根、同店従業員男性容疑者(40)を逮捕したとの事。
容疑を認めているといい、同署が動機を調べているとの事。

逮捕容疑は6日(金)午前11時5分ごろ、同市関戸の「喜楽飯店」で、従業員女性(63)の背中を包丁で刺し、失血しさせた疑いとの事。

同署によると、容疑者は調理師で、この店に20年近く勤めていたらしい。
当時店内には2人の他に7人ほど従業員がいたが、開店直後のため客はいなかったらしい。

容疑者は被害者の指導に不満があったとの趣旨の供述をしているらしい。
古河署によると、容疑者は被害者を刺した後自殺を図り、けがの回復を待って逮捕したらしい。

こんな事件ですね。
職場のトラブルはどこにでもある事です。多くは事件にはならないけど、時々、事件になりますね。

事件は開店直後で現場には他の従業員もいた事、更に直後に自殺を図るなど考えると衝動的な事件だったのだろうと思います。

「指導に不満があった」と言うのが微妙な感じです。
容疑者も勤務20年でしょ?料理屋や調理師の世界の事はよく分かりませんが、20年ともなれば、指導的立場になっていても不思議ではないような・・・
その上に63歳の被害者がいて容疑者に指導していたと言う事ならば
ナンバー1とナンバー2の確執と言う事なのかもしれませんね。(これは憶測です)

普通に考えると、「積もった不満が爆発した」と言う事なんでしょうか?

続報を待ちましょう。

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神奈川県厚木市母親刺殺事件

7月14日、母親を包丁で殺害したとして、神奈川県警厚木署は殺人容疑で、厚木市内に住む無職の三男(23)を緊急逮捕する事件が起きている。
同署によると、容疑を認めているらしい。

逮捕容疑は14日(土)午前11時40分ごろ、自宅の敷地内で、母親(49)の首を数回、包丁で刺して殺害したとしているらしい。

三男は母親と別居しており、現在は病院に通院中らしい。
母親は三男を病院に送るため、車で迎えに来たところだったらしい。

こんな事件ですが、情報が少ないですね。(無理も無いのですが)
三男は一人暮らしだったのだろうか?(一人暮らしなら、一人にしても大丈夫と言う判断なんだよね)

でも、母親が病院に送る為に車で迎えに来ていた。と言う事からすると、電車やバスには乗れない状態だったとも言えるし、一人で通院できないと言う事かもしれない。

この「一人暮らし」(裏づけは有りません)と「一人で通院できない」はちょっと矛盾しているような気もしますけど・・・・

もし、同居していたら、あるいは、事前に電話で会話していたら、三男の状態を察知して別の対応もできたかもしれませんね。
例えば、通院を別の日に変更するとか、可能なら医師に往診してもらうとかね。

いずれにしても、情報が少ないので続報を待ちましょう。
動機も分かりませんし。

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大阪市港区南市岡間接自殺母親刺殺事件

7月15日(日)午後5時35分ごろ、大阪市港区南市岡の集合住宅の一室で、「母親を刺した」と119番通報する事件が起きている。
港署員が駆けつけたところ、住人の無職、女性(56)が背中や腕から血を流して倒れており、病院に運ばれたが死亡したとの事。

この家の前にいた無職の長女(25)が母親を包丁で刺したと認めたため、港署は殺人未遂容疑で長女を現行犯逮捕、殺人容疑に切り替えて捜査するとの事。

長女は「母親を殺して死刑になりたかった。自殺しようとしたができなかった」などと供述しているらしい。

港署によると、長女は精神疾患での通院歴があるといい、責任能力の有無を慎重に調べるらしい。

さて、こんな事件です。誰かを殺して、死刑になりたいと言う動機なんですが・・・
普通に考えてしまうと、ちょっと正常な判断ではないのかな?と言う印象ですね。
被害者が1名ではまず、死刑にはならないでしょう。
そのあたりの事情を知らないかもしれないけど・・・

私としてはどうして「母親なのか?」と言う点が気になります。
「誰かを殺して死刑になる」と言うのであれば、顔見知りよりも、知らない人間を選んだ方が気が楽なんじゃないの?と思うわけです。

なので、「母親を選んだ事にも理由がある」のではないか?と考えています。

続報を待ちましょう。

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2012/07/13

宮崎県西都市高2男子いじめ事件?

宮崎県西都市の私立高2年の男子生徒(16)が市内の川で遊泳中、複数の少年から頭を押さえ付けられるなどの暴行を受けて溺れ、一時、心肺停止の重体になる事件が起きている。

県警西都署は傷害容疑などで捜査を始めたとの事。

同署は生徒が溺れる様子の動画を確認しており、暴行を加えた少年らから事情を聞いているらしい。

同署などによると、生徒は8日午後、西都市などの高校に通う男女、無職少年らとともに計10人(16~17歳)のグループで同市の三納(みのう)川を訪れたらしい。
少年1人が女子生徒2人に「今から泳いだり、飛び込んだりするので撮って」と携帯電話で動画を撮影するよう指示したらしい。
うち1人は途中で撮影をやめたが、もう1人は約6分間にわたって収録したとの事。

これには、少年2人が男子生徒の頭を水中に押さえ付けたり、岸に戻ろうとすると足を引っ張ったりする様子が映っており、水中に沈む映像もあったらしい。

水中で手足をばたつかせる姿を見た女子生徒は、最初は「溺れたふりをしているのでは」と思ったが、沈んで姿が見えなくなったため「本当に溺れた」と慌てて撮影を中断したらしい。

なんて言うか歴史は繰り返すと言う事なのかな?
京都府舞鶴市悪ふざけ殺人事件とかも、悪ふざけの結果、少年一人の命を奪ってしまっていますからね。

今回はたまたま、命は救われたようですが、もし死亡していれば京都の事件では実刑が出てます。

「いじめ」と言う声も出ていますから、ここはしっかり捜査して欲しいですね。
京都の事件は2年前の事件なんだから、今回の事件の関係者だってニュースぐらい聞いたと思うけど、その時はどう思ったのか聞いてみたいですね。

続報を待ちましょう。

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2012/07/11

埼玉県朝霧市三原5歳児虐待死事件

7月10日、5歳の長男を暴行して意識不明にさせたなどとして、埼玉県警朝霞署は傷害の疑いで母親の無職、女性疑者(23)=朝霞市三原=と、女性容疑者の交際相手で同居する無職、男性容疑者(23)を逮捕する事件が起きている。

同署によると、2人は「手や棒で殴った」と、いずれも容疑を認めているらしい。長男の保育園児は搬送先の病院で死亡したとの事。
同署は司法解剖して詳しい死因を調べるとともに、傷害致死容疑も視野に捜査する方針らしい。

朝霞署の調べでは、両容疑者は今年6月20日ごろから7月8日までの間、朝霞市三原の自宅アパートで、長男に棒や拳で殴るなどの暴行を加え、負傷させた疑いが持たれているとの事。

同署によると、長男には顔など全身の十数カ所にあざがあり、継続的に虐待を受けていた疑いもあるとみて調べるらしい。
その後の警察の調べで、死亡した長男のあごが骨折していたとの事。
埼玉県によると、平成23年2~3月と、今年3~5月の2回、児童相談所が長男を一時保護したこともあったらしい。

7月9日夜、女性容疑者から119番通報があり、救急隊が駆けつけたところ、長男はすでに心肺停止状態だったらしい。
消防からの連絡を受けた朝霞署が事情を聴いたところ、2人は暴行の事実を認めたらしい。

2人は動機について、「なつかないので殴った」などと話しているらしい。
警察は、容疑を傷害致死に切り替え、調べを進める方針との事。

さて、また起きてしまいました、5月まで一時保護していたなら、自宅に戻って1ヶ月と経たないうちに虐待が再発したと言う事になりますね。
しかも、「二人で殴った」もう何度も書いているけど、二人のうちのどちらかが制止すれば虐待はそこで止まったかもしれない。

とは言え、無職の母親に無職の交際相手ですから、母親が経済的な依存を決め込んでいたなら、制止できないかもしれませんね。制止する事が交際の破局となり、経済的援助が途絶えるかもしれない。

だけど、今回の場合は交際相手も「無職」なのでこのあたりがどうだったかは分からない。女性には酷かもしれないが、男に頼らずに子供を育てる覚悟は必要なのかもしれませんね。
問題は保育園や託児所に預けるにもお金が必要でそれらのコストを差し引いても生活できるだけの金額を稼げるかと言う問題は別にありますけどね。

他に実家に戻るなんて方法もあったかもしれませんけどね。
(もちろんそんな事したくないという感情はわかるけど、何が一番大切かって事ですよね?)

児童相談所の方も23年の2、3月で一時保護して自宅に戻し、今年の3月に再度、一時保護しているから、最初の一時保護から1年後に最後虐待が発生したから今年3月に再度一時保護したと言う事なんだよね。

前回は1年間大丈夫だったから今度もしばらくは大丈夫と言う事だったのかもしれないけど、どうして虐待が再発したのか?その理由は把握していたのだろうか?
この理由が改善されないと、結局戻しても再発する事は予想できるわけですよね。
で今回は予想外に早く1ヶ月で再発し、その上死亡するほど深刻だったと言う事なんでしょうね。

「なぜ虐待したのか?」と児童相談所が聞いて果たして正しい解答が返ってくるのか?もちょっと疑問はありますよね。
虐待した本人がその理由を説明できない、あるいは分からない場合だってあると思う。
今回は「なつかないから」が理由のようだけど、そうなると、戻しても原因は解決されない可能性が高いと思うけどね。
5歳児が虐待した事を忘れる事ができるのか?あるいは、忘れた演技をする事ができるのか?そもそも「なつかない」理由は何だったのか?と考えるとやはり難しいと思うな・・・

昨年の虐待の時は誰が虐待していたのだろうか?
現在の交際相手と早合点してはいけない、別の交際相手だった可能性だってあるし、そもそも長男の父親だったのかもしれないからね。

最初の虐待の被疑者がいなくなったので、環境が変わり虐待がなくなるだろうと思って戻したが、今度は別の交際相手が虐待したと言う可能性もあるかな?
ただ、今年の一時保護が3、5月だからその時の虐待は現在の交際相手だったんだろうね・・・

虐待の原因を把握してその上で原因が解消したので戻すと言う事は難しいかもしれないね。その原因だって、状況がいつまでも変わらないとは言い切れないしね。
無職で収入が無い事が原因で就職したけど、次にいつ離職するか分からないしね。
交際相手が悪いと言って分かれても、また虐待するような交際相手と交際してしまうかもしれない。
担当地区の多数の家庭のそんな状況変化を把握する事は難しいんじゃないかな?

ただ、実際に問題が起きそうな家庭は限られているので、そこに集中的に人員を割り振るというのが現実的な対応かもしれませんね。

問題は実際に児童相談所で子供を戻す判断ができるのかどうか?と言う所に掛かっているのかな?できないならできるようにしなければいけないわけですからね。

ただ、こういうケースは沢山あって、報道されるのが問題が起きた時だけなので、全体としてはほとんどがうまく行っているが時々こういう事が起きると言う事なんでしょうね。
そうでなければ、もっと沢山事件が起きているはずですから。

となると、やはり、児童相談所でも予測できないような稀なケースだったと言う事なのかな?

このあたりは現場の意見を聞いてみたいですね。

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2012/07/09

大津市中2男子「いじめ」飛び降り自殺事件

大津市で昨年10月、いじめに遭っていた市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺する事件が起きていた。

その事件について、色々と報道が出てきました。
・当初学校側は「いじめ」について否定していた。

・しかし、その後全校生徒に行われたアンケートに「自殺の練習」や「教師のいじめ放置」の内容が報告されていたが市教育委員会はこの事実を公表していなかった。理由は「伝聞だったから」

・ところが、市教育委員会はその事実を当事者(いじめた側)に確認していなかった。理由は「いじめた側の教育的配慮も考慮」

・市長は7月6日の記者会見で、「調査をやり直すべきだ。有識者の調査委員会を立ち上げる」と述べ、ようやく市として対応に本腰を入れていくことを明言した。

・男子生徒の両親は今年2月、いじめ行為をしたとする同級生3人とその保護者、大津市に約7720万円の損害賠償を求め提訴したが、市は「自殺に過失責任はない」として全面的に争う構らしい。

陰惨な現代の「いじめ」の実態や、学校側が原因究明や対策に非協力な事など、こちらの
教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決する為に
が良く書かれていると思います。

学校の「いじめ」問題に興味のある方にお勧めします。

「いじめ」を解決していかないと、「いじめられた側」「いじめた側」双方にメンタルに傷を残す事になり、そのまま成長して社会の一員となって行く事は犯罪などの社会問題の根底に「いじめ」問題があると言う事になりますよね。(現代のいじめに「中立」はありません、だからクラス全員が「いじめる側」か「いじめられる側」どちらかになります。程度の差はあると思うけどね)

続報に注目しましょう。

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大阪府富田林市近鉄長野線富田林駅少年集団暴行事件

7月8日(日)午前1時55分頃、大阪府富田林市の近鉄長野線富田林駅周辺で、「大勢でけんかをしている」と通行人から110番通報する事件が起きている。
府警富田林署員が駆け付けると駅南側の路上で府内の塗装工の少年(17)が口や鼻から血を流して倒れており、病院に運ばれたが急性硬膜下血腫などで意識不明の重体らしい。

約3時間後、府内の自称府立高校生の少年(17)が同署に自首し、府警捜査1課と同署が殺人未遂容疑で逮捕したとの事。

発表では、逮捕された少年は同日午前1時50分から約30分間、同駅前のロータリーなど計3か所で塗装工の少年に殴る蹴るの暴行を加え、殺害しようとした疑いとの事。
調べに対し「相手の態度に腹が立ち、殴ったり蹴ったりした」と供述しているが、殺意は否認しているらしい。

府警によると、逮捕された少年が暴走族仲間約20人とロータリーでたむろしていたところ、通りがかった塗装工の少年と知人の少年(17)とトラブルになり、逃げた2人をバイクで追いかけて暴行を加えたらしい。
知人の少年にけがはなかった。府警は、他にとび職の少年(16)ら数人が暴行に関与したとみて調べているらしい。

この報道を見てちょっとおかしいと思う点があるね。
通報が1時55分、暴行を開始したのが1時50分から約30分、暴行開始5分後に通報したが、30分以上経過してから被害者が発見されたと言う事なの?
30分も20人からにたこ殴りにされれば、そりゃ無事ではいられないだろう。

普通5分ぐらいで警察は出動してくれるのではないか?と期待してしまうのだけど、この容疑者グループは警察に見つからないように場所を移動して暴行を継続していたと言う事なのかな?

それから、何度も書くけど、殴ったり蹴ったりしただけで人は死にます、30分以上たこ殴りにして殺意が無い?と言われても信憑性に疑問があるよね。

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2012/07/06

静岡県伊東市2歳男児虐待死事件

7月5日、伊東署は2歳の長男に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の疑いで伊東市湯川の建設作業員、男性容疑者(27)を逮捕する事件が起きている。

逮捕容疑は、5月3日ごろ、自宅で長男に暴行を加え、脳損傷で死亡させた疑い。

同署によると、長男には双子の弟がおり、6人暮らし事件当時、自宅には容疑者と長男、弟の3人だけだったらしい。

県東部児童相談所によると、長男は平成22年5月から、頭部に繰り返しけがを負っていたため、医療機関から同相談所に連絡があったらしい。
両親は面接で「手はあげていない。どうしてけがをしたのかは分からない」と話したらしい。

同相談所では長男が23年1月になって再度頭部にけがを負ったため、両親と相談の上で県東部の児童福祉施設に保護したらしい。
その後、「一緒に暮らしたい」と訴える両親と面接を繰り返し、今年3月になって長男を自宅に戻したらしい。

同相談所では「児童が退園した後も両親と連絡を取り、家庭訪問もしてきたが、こうした事態になり残念。われわれの対応が適切だったかどうかは、今後、関係機関の検証を待ちたい」としているとの事。

さて、順番に考えると
死亡時(現在H24年)が2歳で、H22年5月には頭部に繰り返し怪我をしたと言うのは、生まれて直ぐですよね。多分、退院しして自宅に戻った頃なんでしょうね。

この時期と言うのは自力では動けないから、ミルクを飲む、寝る、泣くと言うのが日課ですよね。3時間おきにミルクで泣くので親は睡眠不足になる時期かもしれません。

夜泣きでイライラして暴行と言うのもあるかもしれませんけど・・・双子なので弟も同じ状況だったはずなのに、虐待は長男だけに行われていたって事なんでしょうね。

どうして?素朴な疑問です。弟に比べて元気すぎたのか?それとも障害でもあったのか?

で結局、医療機関から相談所に連絡があって、相談所が両親に聞き取り調査をしているわけですから、虐待があればやはり「ギクッ」としたと思います。
そこで普通はブレーキが掛かると思うのですが、結果的にその後も虐待は継続して1年後の頭部の怪我で長男は児童福祉施設に保護したと。

で、1年2ヶ月経って両親に引き渡したら、2ヶ月後には死亡してしまった。

とにかく、真相を知らなくてはいけないよね。
なぜ、そんな小さい時から虐待が行われたのか?なぜ長男だけなのか?
なぜ、繰り返し虐待が行われたのか?
虐待は父親が行っていたのか?
他の大人3人は虐待に気付かなかったのか?

この疑問を解かないと、児童相談所でも両親の元に長男を戻しても安全なのか?は判断が難しいのではないかな?

長男だけに虐待が行われた事に深い理由があるような気がしますね。
引き離す判断よりも、戻す判断の方が難しい判断なのだと思います。
でも、それを判断するのは児童相談所しかないでしょうから、がんばってもらいたいと思いますね。

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JR青梅線福生駅ホーム突き落とし殺人未遂事件

7月6日(金)午前7時すぎ、東京都福生市のJR青梅線福生駅で「ホームで男性が突き落とされた」と近くの交番に通報する事件が起きている。

会社員の男性(52)がホーム上に立っていた男の前を横切ったところ、突然、肩を押されて線路に突き落とされたらしい。
直後に電車が入ってきましたが、運転士が急ブレーキをかけ、電車は男性の3メートル手前で緊急停止し、けがはなかったとの事。

警視庁福生署は、現場にいた会社員男性容疑者(34)=あきる野市草花=を殺人未遂容疑で現行犯逮捕したとの事。男性と面識はなく、、「うっとうしかった。イライラしてやった」などと容疑を認めているとらしい。

さてと、まずは被害者に怪我が無くてよかったですね。
イライラしてやったと言うのは良くある事でしょう。問題は一歩間違えば死人が出ている殺人事件ですからね。その状態になる前に食い止めないと行けないケースだと思います。

今回は他者を殺害しようとしたわけだけど、逆に飛び込み自殺をしていたかもしれません。
なので、結果だけ見て容疑者を責めるだけでは事件を防ぐ事はできないでしょうね。

問題の本質はなぜ、容疑者は人が死んでもかまわないと思うほど「イライラしていたのか?」ですよね。責任能力についてはこれからになると思いますが、事件が発生した時刻は平日の午前7時過ぎ、これから出勤する所だったのかもしれません。

原因は仕事上のトラブルなのか?勤務状態はどうだったのか?過度な残業をしていなかったのか?

もし、勤務環境や過度な残業などに問題があるのであれば、その職場ではこれからも同じような事件やメンタル疾患、自殺者が出てもおかしくないと言う事になりますから、是非、原因究明と対策を行って欲しいと思います。

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2012/07/05

世田谷一家殺害事件再考その107(畳んだ上着)

奇遇ですが、コメントでいただいた「上着」の件は私も今回書こうと思っていました。
それこそ、いろんな謎がてんこ盛りのこの事件の中では「畳まれた上着」なんて地味なせいかあまり話題に上りません。

コメントにもありましたが、「几帳面な性格」と言った説明がある程度なんですよね。
ただ、この事件はあの「無くなった年賀状」の例を見ても分かる通り、情報が混乱しているし、混乱した情報を捜査本部も10年間訂正しない。それは作為的な物だろうと思います。しかし、それと同じ事が他の情報でも起こるかもしれません。

そんなわけで、今回は「畳まれた上着」について考えてみましょう。
で、その前に「畳まれた上着」って何?って事ですが、犯人の物と思われるジャンパー(上着)が2階に畳まれて置いてあった。と言う事です。

で、風呂の窓から侵入した犯人がリビングで上着を脱いで戦闘態勢を整えたと言う見方が多いと思いますが、これから修羅場になるだろうと言うのに、「上着を畳む」なんて事ができるだろうか?と言うのが疑問な点です。
で、「几帳面な性格」と言う説明が付くわけなんですが、それで良いのか?ちゃんと考えましょう。

まず、
1)畳まれた上着は犯人の物なのか?
そう、実は当たり前の事ですが、これについて明確な回答は報道されていないと思います。スリッパのDNAが鑑定できるのであれば、上着の襟や袖のDNAだって鑑定できると思います。だから、今の時点で捜査本部はこの情報を隠していると思います。
今年の年末に「やっぱり犯人の上着でした」や「実は家族の上着でした」と報道されてもおかしくおありません。

可能性としては1-B)上着は犯人の物の場合と1-A)上着は犯人の物ではない場合の二つに分かれると思います。

1-A)上着が犯人の物で無いなら、畳んであった理由は奥さん(康子さん)かみきおさんが畳んで置いたと言う説明で十分でしょう。この場合、犯人の性格に「几帳面な性格」は入らなくなります。ただ、その場合、犯人は上着を着てこなかったのか?と言う新たな疑問が出てきますけどね。

1-B)上着は犯人の物の場合。
今の所、「几帳面な性格」や「回収する為」と言うぐらいしかないのですが、畳んだ時の犯人の状況を考えなければなりません。

まず、上着を畳む前の状態で上着はどんな状態だったのか?
普通に考えれば二つしかないよね。
1-B-A)上着は畳まれていた。あるいは着ていない場合。
1-B-B)上着は犯人が着ていた場合。

1-B-A)は例えば、車を玄関に横付けして被害者宅に侵入したような場合なら、暖房の効いた車内から暖房のある屋内への移動で上着を着ていないと言うは考えられるかもしれない。ただ、今の段階で事件当時、車が近くに停車していたと言うような情報は無いよね?

1-B-B)上着は犯人が着ていた場合。
着ていた物をその場で脱いだと言う場合です。なのでこちらの方が有力かな?と思います。

更に上着を畳んだ時の犯人の状況を考えると以下の3つに大きく分かれる。
1-B-B-1)侵入後の殺人犯行前
1-B-B-2)侵入後の殺人犯行の途中
1-B-B-3)侵入後の殺人犯行後

1-B-B-1)侵入後の殺人犯行前の場合
着ていた服を犯行前に脱いだと言う事になるが・・・「上着に摺った跡が無い」事を考えると風呂窓侵入説には不利な状況です。
すると、玄関侵入説と言う事になりますが・・・
長くなるので、ちょっと後に回します。

でも、上着を脱いだ状態で風呂窓侵入なら、上着は摺らないよね・・・でも、その時、上着はどうしたのか?畳んでヒップバッグに入れたなら、説明はできるかも。
上着がヒップバッグに入るかどうか?実験すれば良い話だし、上着に染料が付着してないなら、はやりヒップバッグに入れたと言うのも無いかも・・・ヒップバッグの内側に染料が付着していたからね。

腰や首に巻いていたと言うのも、無くはないかな。

1-B-B-2)侵入後の殺人犯行の途中
今の所、畳まれた上着に返り血があったと言う報道は無いと思いますので、可能性としては長男扼殺後しかタイミングがありません。しかし、この場合も「上着に摺った跡が無い」から風呂窓侵入説が難しくなり、したがって玄関侵入説で行くとみきおさんの目を盗んで長男を扼殺したと言う流れになり、こちらもちょっと難しい気がします。

1-B-B-3)侵入後の殺人犯行後
まー、返り血の問題から可能性が一番低いのかな?と思います。

1-B-B-1)侵入後の殺人犯行前の場合
で玄関侵入説を考えるとみきおさんの目を盗んで1階を通り抜けて2階のリビングにたどり着くのは難しいと思います。まーロフトで子供と奥さんと寝ていたと言うのであれば、可能性はあるだろうけど、今度は血痕の問題が出てくるので普通に考えて無理だろうと思います。
決め付けるのは良くないのだけど・・・偶然は常に否定できないから
例えば、みきおさんがトイレに入っている隙に合鍵で侵入と言うのなら可能性はあるけど・・・でも、結局不審者ならみきおさんに見られた瞬間に格闘状態になるはずだから、のんびり上着を畳む余裕は無いだろうと思います。

ならば、逆に顔見知りが訪ねてきて、客として通された場合はどうなのか?
この場合は、時間のゆとりは有りますね。
そして、奥さんが居ないので、「自分で着ていた上着を畳んで置いた」と言う説明も違和感がありません。(奥さんが居ればハンガーに掛けてくれる可能性が高いと思います)
相手に対しての礼儀として「畳んで置いた」なら「几帳面」と言う言葉でなくても説明できますよね。

それに、来客ならこの時点でヒップバッグも外していたと言う事になりますね。
座るのにヒップバッグは邪魔ですよね。

ただし、この場合を否定する材料が幾つかあります。
あ)事件当日、スリッパが使われた形跡が無い。
い)上着を脱いだと言う事はある程度の時間を過ごすと言う事なら、お茶やコーヒーぐらい出してよいはず。今の所、来客があったらしいと言う報道は無い。
う)包丁を持っていたのは何の為なのか?

あ)事件当日、スリッパが使われた形跡が無い。
もし、スリッパを履いたままみきおさんを刺したならスリッパに血痕が付着しているはずですよね。「スリッパに血痕が着いていない」が事件当日、スリッパが使われていない理由ならば、格闘に入る時に滑りやすいスリッパを脱いだと言う事で説明できるかもしれません。
で殺害後にスリッパを元場所に戻した。
一応、説明はできるけど、遺留品を大量に残すような犯人がそんな細かな事に気を使うかが疑問ではありますね。

い)上着を脱いだと言う事はある程度の時間を過ごすと言う事なら、お茶やコーヒーぐらい出してよいはず。今の所、来客があったらしいと言う報道は無い。
これは、単純に捜査本部が情報を出していないと言う可能性は考えられます。

う)包丁を持っていたのは何の為なのか?
まー、計画的なら「交渉が決裂したらヤル」為に用意していたと言うのが有りそうですが・・・
意外に「護身用」に持っていたと言うのも有りなんじゃないかな?
この事件がそもそも、計画的でなく突発的な感情爆発的物が原因なら有りかもしれません。護身用に普段、包丁持ちあるくか?と言う素朴な疑問はありますが・・・

こんな感じで「風呂窓侵入説」と「玄関侵入説」、「畳まれた上着」は微妙にリンクしています。

「畳まれた上着」は本当に犯人の物なのか?ぜひ今年の年末には報道して欲しいですね。
もし、上着が犯人の物で無いなら、ラグランシャツにマフラー、帽子と言うスタイルで現場に来た事になり、そうなると・・・また違った見方もできますよね。

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