7月31日(火)午前2時25分ごろ、大分県杵築市杵築の県道脇の歩道に止まっていたタクシーの運転席で、男性が複数の傷を負い上半身血だらけになり死亡しているのを、住民の通報で駆けつけた県警杵築日出署員が見つける事件が起きていた。
被害男性はタクシー運転手(74)=同県別府市大畑=で、同署は殺人事件とみて捜査を始めたとの事。
同署によると、被害者は亀の井タクシー(同県別府市)の運転手らしい。
近所の女性が「何回かクラクションを鳴らし、ライトがついたままで自宅近くに止まっている」と通報したとの事。
タクシーは同署杵築幹部交番から約200メートル離れた歩道上で鉄製の車止めにぶつかり止まっていたらしい。
施錠はされておらず、エンジンキーは付いたままでメーターは数千円を表示していたらしい。
シートベルトはしておらず、運転席と後部座席との間に防犯用の仕切りはない構造だったとの事。
7月31日午後から司法解剖する予定らしい。
亀の井タクシーでは通常、本社がある別府市から市外に出る際は会社に連絡があるというが、今回はなかったらしい。
別府駅前から客を杵築方面へ乗せたとの情報もあるほか、クラクションが鳴る前に男性同士が話をしている声を聞いたという近隣住民もいるらしい。
現場は大分空港道路の南側で、新興商業施設が多い地域らしい。
同僚によると、尾割さんは40年近いベテラン運転手で後輩の面倒見がよく「危険はあるけど、プライドを持って誠心誠意やろう」が口癖だったらしい。
・車内にあった現金は小銭だけだったらしい。通常は釣り銭用に紙幣も用意しているといい、県警は、犯人が売上金目的に被害者を襲い、紙幣などを奪って現場から逃走した可能性があるとみて捜査しているらしい。
・司法解剖の結果などから、県警は、被害者が死亡したのは7月31日午前2時ごろと推定。同じ時間帯にクラクションが鳴る音を複数の住民が聞いている。被害者は犯人に襲われて間もなく、失血死で死亡したとみられるとの事。
・遺体に刃物様のものによるとみられる十数カ所の刺し傷や切り傷があったらしい。
首には深い切り傷があったらしい。
・現場から数百メートルにわたり、路上に点々と血痕のようなものが残っていたらしい。県警は犯人が逃走した際にできたものとして詳しく調べているとの事。
県警は犯人が返り血を浴びたり、被害者を襲った際に傷を負ったりしている可能性もあるとみて、鑑定を進めているらしい。
・遺体が見つかった現場から南東約2キロにある清涼飲料水の自動販売機と、ごみ箱内にあったペットボトルに血痕が付着していたらしい。
現場から自販機の方向に約150メートルにわたって血痕のようなものが所々で見つかっていたらしい。
関係者によると、自販機は会社敷地内にあり、血痕は被害者が殺害されたとみられる7月31日午前に見つかったとの事。
硬貨投入口や返却レバーに筋状に付着し、自販機横のごみ箱からは、血がついたペットボトル2本も見つかったらしい。
拭き取ったような跡はなかったという。被害者を殺害した犯人が徒歩で逃走し、ペットボトル入りの飲料水を購入した疑いもあり、県警が血痕の鑑定を進めているとの事。
・被害者が遺体で見つかった約30分後、近くの県道を上半身裸で歩いている男が目撃されていたらしい。
男の進行方向では、血痕が付着した清涼飲料水の自動販売機が見つかっているとの事。県警は返り血を浴びた男が、衣服を脱いで逃走していた疑いもあるとみて目撃証言の裏付けを急いでいるらしい。
関係者によると、男が目撃されたのは7月31日午前3時過ぎ。遺体が見つかった現場から1~2キロ離れた県道を走行中のトラック運転手が、歩道を歩いている上半身裸の男とすれ違ったとの事。
手にはビニール袋を持っていたらしい。
また、付近で被害者のものとみられる携帯電話が見つかっていたらしい。
県警は、通報を遅らせるため犯人が持ち去ったとみているとの事。
・遺体が見つかったタクシー車内を調べたところ、荒らされて物色された跡があったらしい。日報などから被害者は事件当日、複数の客を乗せていたことが確認されたとの事。
情報の場所
時系列情報
7月31日
2:00頃 死亡推定時刻
2:30頃 通報により遺体発見
3:00頃 上半身裸の男が目撃される。
グーグル先生のナビだと徒歩でも遺体発見現場から自動販売機まで移動時間が32分となっている。死亡推定時刻が2時頃だとすると、上半身裸の男が目撃された3時頃と30分の差異がある。
死亡推定時刻頃には付近の住民がクラクションの音を確認している。
もし、犯人が現場にいれば、周囲へ響き渡るクラクションを放置するとは思えない。
つまり、犯人が逃走後に被害者が最後の気力を振り絞って鳴らしたのがクラクションだったのだろうと私は考えています。
なので、もし、目撃された上半身裸の男が犯人だとしたら、どこかで30分ぐらい時間をつぶしている事になりますね。
返り血を相当浴びているので近くの人気の無い場所で洗い流していたりするかもしれませんね。
あるいは、遺体発見場所と被害者が刺された場所(犯行場所)は離れている可能性もありますね。最後の気力で車を走らせた後に発見現場で力尽きたと言う可能性です。
犯人には不利な情報が多いですね。
1)犯人の指紋、DNAが残っている可能性がある。
2)事件後の犯人の逃走経路が分かっている。
3)目撃情報はもっと集まるでしょう。
ただし、犯行は流しの可能性が高そうなので、地道な捜査になりそうです。
私が気になる点としては
A)犯人は刃物を持っていたようだが、計画的な犯行なのか?
でも、気になるのが遺体発見現場(犯行場所)が結構街中なので、もし計画的犯行なら、もっと人気の無い所を選ぶんじゃないの?と言う疑問はありますね。
それに逃走経路も幹線道路を深夜とは言え、徒歩で上半身裸は無いと思うけど・・・
B)タクシーに乗ったら降りなければならない。降りた後は何処へ行く?
普通なら自宅だが、自宅とは別の可能性もある。
計画的な犯行なら逃走ルートも考えていたはず。しかし、突発的な事件なら意外な可能性もあるよね。
他の交通手段もなさそうなので、徒歩での犯行だとしたら、遺体発見現場から半径5km以内でしょうか?(でも、場合によって10km以上移動したケースもあるんだよね)
C)なぜ被害者を殺害したのか?
被害者は高齢だし、危険な仕事である事も理解していた。刃物で脅せば、命と引き換えに売り上げ金を渡した可能性は高いと思うのですが・・・昔かたぎで拒否したのだろうか?
あるいは顔を見られたので殺害?って可能性もあるね。
D)携帯電話はなぜ、持ち去られた?
もし、被害者が死亡していれば、被害者が携帯で通報する事はできないよね。
それなら、携帯電話を持ち去る理由が無いでしょう。
やはり、犯人が逃亡時には被害者は重症ながら生存していたのではないだろうか?
あるいは、携帯電話に経済的価値を感じたのか?
E)どうやって、犯人は返り血を浴びた?
タクシーだと、通常客は後部座席に乗せると思う。
仕切りが無いとは言え、運転席越しに被害者を後ろから刺したとしたら、犯人は返り血を浴びないのではないか?
そのあたりを考えると、殺害の状況は幾つかに分かれるだろうね。
とりあえず、地道に捜査すれば犯人にたどり着くのは時間の問題だと思います。
もし、ここを見ていたら犯人には自首する事をお勧めします。
容疑者逮捕に期待しましょう。
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