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2012/08/25

ルーマニア邦人女子大生インターンシップ殺害事件

8月17日、ルーマニアの首都ブカレスト北方郊外の国道沿いの林の中で日本人女性の遺体が発見される事件が起きている。

ブカレスト警察は18日、女性を殺害した容疑でブカレスト郊外に住む26歳の男を逮捕したらしい。
女性の身元について大使館などが確認を急いでいる。

現地警察によると、女性は15日夜にブカレスト国際空港に到着した後、男と一緒にタクシーに乗り込んだらしい。
女性の目的地はブカレストの西約200キロ・メートルのクラヨバで、列車に乗るため駅に向かおうとしていたらしい。
遺体が発見された場所は、空港から3~4キロ・メートル北。バス停の近くで、バスの利用客が遺体を発見したらしい。

容疑者は15日夜、ウィーン経由で到着した被害者にタクシーを探すのを手伝うと声をかけ、一緒に乗車。森の脇を通る国道で降車後、被害者の首を絞めて殺害したとみられる。
容疑者は「タクシーまで案内しただけ」と主張し、殺害を否認しているが、監視カメラに2人がタクシーに同乗している様子が写っていたらしい。
同容疑者には傷害罪の前科があるという。2人が乗ったのは無許可の「白タク」で、容疑者は普段から客をタクシーに案内し、運転手から手数料を取っていたらしい。 

警察は、女性はクラヨバで日本語を教えることになっていたとしている。

遺体の身元は日本人女性で外務省海外邦人安全課は21日、被害者がインターンシップ(就業体験)で日本語を教えるため、NPO団体「アイセック・ジャパン」(東京都新宿区)を通じて15日にルーマニア入りしたと明らかにしたとの事。

外務省などによると、被害者は聖心女子大2年で、英語英文学科に所属していたらしい

現地の検察は22日、被害者の殺害容疑で逮捕した男性容疑者(26)のDNAが、被害者の遺体の発見場所から採取されたDNAと一致したと発表したらしい。

容疑者は、ブカレストの空港に15日夜到着した被害者と一緒にタクシーに乗ったことは認めているが、「(遺体発見現場近くの)バス停まで案内して別れた」と主張し、殺害を否認しているらしい。

現地の検察は23日、被害者の殺害容疑で逮捕した容疑者(26)が被害者の持ち物だったカメラを第三者に売り払っていたと発表したとの事。

容疑者が被害者を殺害後、携帯電話などとともにカメラを奪ったらしい。

現地の検察は24日、被害者の殺害容疑で逮捕した容疑者(26)が今年2月以後、ブカレスト周辺で女性を襲う5件の暴行強盗事件を起こした疑いがあると発表したとの事。

地元メディアによると、4月に起きた事件では容疑者が捜査対象となり、警察は現場で採取された犯人のものとみられるDNAを含む試料と、同容疑者の唾液を鑑定機関に送っていたらしい。
即座にDNA鑑定が行われていれば、容疑者を検挙できた可能性が高いが、予算不足のため、1500レイ(約3万3000円)かかる鑑定の実施は先送りされていたとの事。

こんな事件ですね。
私は日本は世界一治安の良い国だとおもっています。
残念ながらそれでも、毎日のように凶悪事件は起きているわけですが・・・

被害者の女子大生は日本でも、夜、知らない男性と白タクに乗ったりするのだろうか?
私は多分しないと思います。
現地に到着した時、他に正規のタクシーがあったのであれば、正規のタクシーを選ぶべきだったと思います。

もちろん、正規のタクシーが安全と言う保証はありません。日本でも正規のタクシー運転手が連続強姦殺人事件を起こした事もあります。
でも、犯罪に巻き込まれる確率は白タクに比べて低いだろうと思います。

そして、「警戒心」は忘れてはいけない事だと思います。
それが外国だらではなく、一人でいるからです。

一人でいる時、知らない人が近づいてきたら「警戒」して欲しいです。
その話す内容は注意して聞いてください。かならずしも「親切心」では無い事があります。

とは言え、知らない外国で心細い所へ声を掛けてくれれば、嬉しいと思います。
タクシーの向かった方向が違う事も気付かないでしょう。
タクシーに乗った段階で行き先は運転手かこの容疑者に告げたはずですから、目的地でないところへ連れて行ったのですから、白タクに乗せた段階で犯行は計画されていたのでしょう。

白タクに乗ってしまえば、若い女性一人で逃れる事は奇跡的偶然に期待するしかないでしょう。
この事件を防ぐにはと考えると、まず、この白タクに乗らない事になるわけです。
現地警察が以前の事件のDNA鑑定を行っていれば検挙していて被害に会わなかった可能性もありますが、現地の事情ですから難しいですね。

その上流でとなると、移動スケジュールの調整ですね。
日本を発つ前に移動スケジュールは分かっているはずですから、夜に現地に着きその後、移動しなければならないと言う事は知っていたはずです。
この時点で昼間移動するようなスケジュールに変更していれば、リスクはもっと低減されていたのではないでしょうか?

自己責任と言うと、事件後では後だしジャンケンみたいになって、何とでも言えてしまうわけですが、「自分の身は自分で守れ」は世界的にみても共通の認識なのではないでしょうか?

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コメント

初めてコメントします。私は防犯に興味を持っていて、こちらのサイトは今年の6月頃からよく訪れています。
このインターンシップを斡旋した学生団体に知人が関わっていたので、この事件はさまざまなニュースサイトで情報をチェックしています。ASKAさんのサイトで取り上げられるのはいつになるか、しばらく気になってました。

被害者のTwitterを見たところによると、この日程は被害者本人が決めたわけではないようですね。出発前に不安で号泣していたり、「辿り着けたら奇跡だと思う」とツイートしていたことから、無茶なスケジュールを決め、迎えの手配も不十分なまま送り出した団体側にも大きな責任はあるのではないかと考えています。

投稿: 銀雪 | 2012/08/25 23:33

最大の壁は、現地情報のどこまでを日本にいて知ることが出きるのか、ですね。
治安が悪いとか、無認可のタクシーがあるとかいう情報が得られても、現地で認可・無認可の判断が出きるのでしょうか?
恐らくはほぼ不可能です。
となると防犯スプレーか何かを携帯するのが最善策なんでしょうが、飛行機の手荷物検査とか別の問題が出て来ますし対策は難しい印象です。

投稿: OZONE | 2012/08/26 03:18

 少なくとも外交ルートを通じて、「他人の故意行為による死」「被害者側のあまりに杜撰な移動行為」は明らかになるでしょうから、これを企画し被害者を派遣したアイセックなるNPO法人には、司法の手が入るのではないでしょうか。
 それにしても、よく分らない団体です。検索するとトラブルや不満が多いらしいのに驚きます。

投稿: あすな郎 | 2012/08/26 10:55

行く前からそんなに不安な状態で、何故行くのをやめなかったんだろう。もし自分の友達や身内だったら、そんなに不安な場所へ行かないよう助言する。というか行かせられない。どうしても行かなきゃならなかったのでしょうか。

投稿: りさりん | 2012/08/27 03:35

はじめまして。KANAと申します。

今回の事件は、悲惨ですが、もはや、
「起こるべくして起きた」と思っています。

ルーマニアは、治安が非常に悪く、警察までもが、
買収されている国。

そんな国に、「右も左も分からない外国人」が、
1人で訪れたと言う事が問題なのです。

「彼女が美しいから、狙われた」という意見がありますが、
私はいささか違う様に感じます。
日本人の美の基準が、ルーマニア人と同じとは考えにくいので。

やはり、右も左も分からない外国人が、空港から降り立ち、
キョロキョロしていれば、 宝の山と思われると思います。
1 パスポート 2 お金、カード 3 金になる持ち物等。

男性であっても、トラブルに巻き込まれる危険性は、
充分にあります。
今回の事件ですと、さらに女性の性も、強奪の対象に
なったのでしょう。
(ただ、強奪が目的であるなら、何故殺す必要が
あったのか」

責任は、現地案内人をつけなかったNPO団体と、
成人し、立派な大人が、不安を抱えつつも、ルーマニアに
1人で行った彼女にも、責任はあります。

亡くなっている人に対し、失礼だと思います。
ただ、感情を抜きに考えた為、責任はやはり、
彼女にもかなりあると思います。

きつくてすみません。

投稿: KANA | 2012/08/30 04:09

みなさん、こんにちは
KANAさんへ
日本人は国民性として無意識に自己責任の部分を重視してしまう所があるのだと思います。

それから、同じ国民性の部分で「従順」と言うのもあるかもしれませんね。「女性だから」と言うのもあるかもしれませんが、もし、外国人女性なら、同じ状況になったら、例のNPO法人にクレームをつけると思います。
不安だけど、盲目的に指示に従ってしまう「従順さ」は今後の教育として見直した方が良い部分かもしれませんね。

投稿: ASKA | 2012/08/30 12:22

ASKAさん、その通りですね。
外国人の方は、子供の頃から自分の
気持ちを他に表現する事や、
考えをレクチャーする文化。

日本人が最も苦手としている所ですね。

彼女の不安は、出発前の文章からも
伝わって来ますので、もし、日本人が、
自己主張する教育を受け、
主張する事が、「出る杭」では
決して無く、「正当」だと思える
国民性であるなら、今回の事件は
未然に防げていたかも知れません。

そして、もう一つ、日本人の
危機管理の甘さも、考えられると
思います。

日本人は、単一民族ではありませんが、
海外の様な、人種間のトラブルや、
外国で言うスラム街の様な所も、
あまり目にする機会も無い為、
警戒心を持つのは、暗い夜道ぐらい
という人が多いと思われます。

治安の良い国で暮らしてからこその
感覚ですが、外人と比べたら
圧倒的に危機管理はなっていないでしょう。

今回の事件に繋がる原因は、多々ありますね。
考えさせられる事件です。

投稿: KANA | 2012/08/31 00:09

この事件の続報が気になっている者です
NPO法人のアイセックジャパンが、この容疑者のタクシーを手配したといわれていますが本当でしょうか

投稿: | 2012/11/07 19:56

ルーマニア・ブカレスト近郊で8月、日本人女子学生(20)が殺害された事件で、殺人罪に問われた男性被告(26)の初公判が7日、ブカレストの裁判所で開かれたとの事。

公判では、暴行強盗常習者の被告を放置した警察官の関与も焦点として浮上したらしい。

検察によると、被告は過去2年で日本人女子学生以外に6人の女性への暴行、強盗を繰り返し、うち2人を死亡させたとの事。
公判では、被告が2010年夏に起こした最初の事件で、捜査を担当した警察官が被害女性の調書を書き換え、事件をもみ消したことが検察によって明らかにされたとの事。

公判でブラド被告は、日本人女子学生殺害を含むすべての女性暴行を否認。検察は警察官のもみ消しで、被告のその後の犯行がエスカレートしたと見ており、被告による警察官買収がないかなど、追及する構えとの事。

ルーマニアの警察も酷いですね。
日本にいればこそ警察官の矜持も期待できると言う事でしょうが、国が違えばそんな事は期待できないと言う現実を日本人は知らなければならないんでしょうね。

裁判の行方に注目です。

投稿: ASKA | 2012/12/09 00:35

殺人罪などに問われた男性被告(26)に対し、ブカレストの裁判所は3月7日、終身刑を言い渡した。

裁判所は、被告が2010年以降、この事件以外の6人の女性に暴行し、うち2人を死亡させたことも有罪認定したらしい。

ルーマニアは死刑が無い国なのかな?
日本なら死刑がでそうな事件ですが・・・
いずれにせよ、ルーマニアに行くときは十分注意しなければなりませんね。

日本では例のNPO法人についての動きはなさそうですね。昨年10月に今後の方針についての資料が公開されています。

やらないよりやった方が良いのは分かるんですが・・・
日本でさえ、罪の無い人が毎日のように事件の被害にあってますから、全ての対策を行っても被害者がでる事はもう確率の問題だと思うんですよね。

そんな事を言うと、活動その物が出来なくなってしまうのですが・・・

最終的には「命がけ」なんだよって「覚悟」が必要なのかな?

投稿: ASKA | 2013/03/08 12:11

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