« 福岡市大学生ペットショップ侵入虐待事件 | トップページ | 茨城県大洗町水族館駐車場女児2人殺害心中事件 »

2012/09/21

愛知県豊橋市神野新田町4歳女児放置死事件

9月20日、幼い長女に十分な食事を与えず放置したとして、愛知県警豊橋署は豊橋市神野新田町ロノ割、派遣社員男性(48)、妻(39)の両容疑者を保護責任者遺棄容疑で逮捕する事件が起きている。

長女(4)は同日病院で死亡が確認されたとの事。同署は保護責任者遺棄致死容疑でも調べるらしい。

発表によると、2人は長女が昨年12月頃に風邪をひいたにもかかわらず、病院に連れて行くなどせず、容体が悪化後も放置した疑い。2人は容疑を認めているらしい。

発見時、長女に目立った外傷はなかったが、体重は平均的な4歳児の半分ほどの8キロしかなかったらしい。ビスケットやジュースなどわずかな食事しか与えていなかったらしい。

容疑者らは、小学1年の長男(7)を含む4人暮らしとの事。女性(妻)容疑者が20日午前、長女の呼吸が止まっているのに気付き、男性容疑者が119番したらしい。
病院に連れて行かなかった理由について、女性容疑者は「経済的な問題と、長男を1人にできなかったため」と供述しているらしい。

こんな事件ですね。
死亡した長女は4歳なので片言かもしれないけど話す事はできたと思います。
「苦しい」「助けて」「お腹減った」「ご飯食べたい」とか言わなかったとは思えないんだけど。
それでも、放置できる神経が分からないな。

多分、経済的な問題もあって、保育園や幼稚園には行ってないのだろうけど、行っていればもう少し早く育児放棄に気付いたかな?と思うのが残念ですね。
あるいは、定期健診も受けてなかったのかな?

調べると豊橋市では4か月児健康診査・1歳6か月児健康診査・3歳児健康診査の3回行っているようですね。
3歳の時に異常は無かったのかな?

「長男を一人にできない」って言うけど、長男も連れて行けば良いでしょ?
何か問題があって病院に連れて行けないのなら、夫婦2人いるのだから、夫婦のどちらかが病院にもう一人が長男を見ていれば良い話でしょ?
下手な言い訳にしか聞こえません。

経済的な問題もあったかもしれないけど、児童手当が一人月額1万円入っていたでしょ?
そのお金は何に使ったの?(長男と合わせて2万円入っていると思う)

ホント最近この手の記事を読むと、涙をこらえる事が多くなりました。

|

« 福岡市大学生ペットショップ侵入虐待事件 | トップページ | 茨城県大洗町水族館駐車場女児2人殺害心中事件 »

コメント

父親の男性容疑者(48)が県警豊橋署の調べに対し、「ご飯を食べさせようとしても、お米を吐き出すなど受け付けてくれなかった。スナック菓子やジュースは少しなら口にした」と供述しているらしい。
21日の司法解剖の結果、死因は不詳で目立った外傷はなく、胃に少量の食物が残っていたらしい。

容疑者は「生活するのにぎりぎりだった。最近仕事が落ち着いてきたので、そろそろ病院へ連れて行こうと思っていた」と供述しているらしい。

長女は、健康診断や病院で診察を受けないまま衰弱したらしい。一家が転居届を出さなかったこともあり、行政が行方を把握できなくて必要な措置を講じらなかったらしい。

豊橋市こども保健課などによると、長女は生後1カ月の健康診断を受けただけで、生後4カ月と1歳6カ月、3歳時の健診を受けなかったとの事。市は電話したほか、保健師が住民登録されている同市内のアパートを複数回訪問していたらしい。しかし、接触できないまま一家は3年半前に転居し、行方をつかめなくなったとの事。

また同居の長男(7)も11年10月の小学校入学前の健康診断を未受診で、この時も行方が分からなかったらしい。市こども保健課や市教委は「事前に何らかの情報があれば対処しようがあるが、(不在で)情報がつかめない状況だった」と説明したとの事。

なるほど、では児童手当も受け取ってないと言う事なのかな?
健診も受けてないし、学校や保育園にも行ってないので子供状態を把握している外部の人間は居なかったと言う事なんですね。
となると、両親のみが子供の状態を把握していたと言う事になるんですね。
行政のケアも受けられずに育児放棄となれば、救う方法が無くなりますね。

ただ、年頃の子供が小学校に行ってないとは言え、一日中部屋にいる事もできないでしょうから、近所の公園などで遊ぶ姿を周辺住人は見ていると思います。
未就学の児童だと気付けば行政に通報などあったかもしれませんね。
でも、自分の子供の友達でもない限り、年齢や未就学かどうも判断できないでしょうね。
難しい問題だけど、何か方法を考えたいですね。

投稿: ASKA | 2012/09/22 09:04

ASKAさんこんばんは。
初めてコメントします。

自治体によりけりですが、だいたい未就学児の医療費は補助があって無料なんじゃないかと思います(自治体によっては中学生まで無料だったりするし)
なのに生活費云々で病院に連れて行かないというのは…いい年して親が無知すぎます。
生活費ギリギリなのに児童手当てを受けようともしていないわけですよね…
よほどの高所得でもなければ普通にもらえる手当てなのに。
長男を小学校に行かせていないのも、下手したら義務教育の公立小学校に学費がかかると思っていたのか?とまで思いたくなります。
もしくは給食費やランドセルや文具等の出費を忌避したということなのでしょうか…

投稿: 水晶 | 2012/09/22 22:26

その状況から推測すると、長男も年齢相応より小さく未就学児に見えていたんじゃないでしょうか。
健診は無料だし、他の方も仰るように全国的にこの年齢の子供の医療費は、かかっても実質、一回受信に数百円です。ところが窓口で三割負担で払って、数ヵ月後、口座に戻るという市町村が大半ですから、先に払う分のお金を用意できない家は大変です。窓口で数百円となるようにって、どこかの政党が主張してましたが、本当に早くそうなって欲しいです。しかし、親が何の公的手続きもろくにしてないんで、それ以前の問題ですね。児童扶養手当ても子供手当ても、医療費負担も、自動的には貰えませんよね、みんな自ら申請してます、でもこういう事できない大人って実際いるんですよね。

お子さんが本当にかわいそうです。

投稿: りさりん | 2012/09/23 08:33

逮捕された両親が、女の子が衰弱した期間も児童手当を受け取っていたことがわかった。
22日に送検された豊橋市の男性容疑者(48)と妻の女性容疑者(39)は、長女(4)に満足な食事を与えず、放置した疑いが持たれている。
2人は、「生活が苦しくて、病院に行けなかった」と供述しているが、豊橋市によると、長女が体調を崩したとみられる2011年12月以降も、月1万円の児童手当を受け取っていたことがわかった。
容疑者は物流関係の会社の仕事で、毎月20万円以上の収入があり、豊橋市の制度で、長女の医療費は無料となっていた。

児童手当があり、収入があり、その上、医療費が無料で病院に連れていかない?

借金があったとしても、医療費が無料なんだから、連れていかない理由がないよね?

投稿: ASKA | 2012/09/23 14:12

保護責任者遺棄容疑で逮捕された母親の女性容疑者(39)が准看護師の資格を持っていることが23日分かったらしい。

父親の男性容疑者(48)は、妻が准看護師であることを理由に「子供のことは全て妻に任せていた」と供述しているらしい。県警は、母親が一定の医学知識を持ちながら長女を病院に連れて行かず、父親も放置したことが衰弱死を招いたとみているとの事。

捜査関係者によると、女性容疑者は、最近は仕事をしていなかったが、准看護師の資格を持っており、20歳代の頃は県内の医療機関で勤務していたらしい。

長女は、遅くとも今年3月頃には自力で立てないほど衰弱していたらしい。女性容疑者は「自分1人で長男の面倒を見ながら、長女を病院に連れて行くのが煩わしかった」と供述しており、長女の健康状態も医療費が無料であることも知りながら、放置していたらしい。

投稿: ASKA | 2012/09/24 23:32

母親の女性容疑者(38)が長女の兄(7)について「くちびるの病気が気がかりで、あまり外に出なかった」と供述しているらしい。豊橋署は、自宅に閉じこもりがちな生活をするうちに、長女の育児放棄(ネグレクト)に至ったとみている。

 名古屋地検豊橋支部は11日、衰弱した長女を病院に連れて行かなかったなどとして、女性容疑者と父親の男性容疑者(48)を保護責任者遺棄の罪で起訴した。

 同署や豊橋市によると、児童相談所に保護された兄にはくちびるに先天的な「口唇口蓋裂」があった。言葉の発達が遅れ、小学校に通っていなかった。口唇口蓋裂は、日本では500人に1人の割合で発生するといわれ、数回の手術やリハビリなどを受ければ治るが、女性、男性両容疑者は口唇口蓋裂に対する深い知識がなかったとみられるらしい。

長女の死因は分かっておらず、両被告の放置との因果関係を立証できれば保護責任者遺棄致死罪が適用される。地検支部は「早急に結論を出したい」としており、両被告の認否を明らかにしていないらしい。

投稿: ASKA | 2012/10/13 07:20

長女(当時4歳)に十分な食事を与えず放置し、衰弱死させたとして保護責任者遺棄致死罪に問われた元派遣社員男性(49)、妻(39)両被告の裁判員裁判で、名古屋地裁岡崎支部は17日、両被告に求刑通り懲役6年の判決を言い渡した。

裁判長は「唯一頼るべき両親から保護を受けられず、わずか4歳の短い生涯を終え、結果はあまりにも悲惨で重大だ」と述べた。

判決によると、両被告は昨年4月頃、長女が低栄養の状態に陥り、自力で歩けなくなったと認識したにもかかわらず、十分な食事を取らせなかった上、病院に連れて行かずに放置し、衰弱死させた。

裁判長は、家の中に事実上閉じ込め、子供の成育過程に応じた育児をしていなかったとした上で、「やせ衰えていく異常な状態を認識しながら、放置しており悪質な犯行だ」と述べ、両被告の責任は同等とした。

別の報道ではDVの事が出てますね。
女性被告は法廷で、長女を受診させなかった理由を問われるたび、「(夫婦間に)波風を立てないようにと思った」と話した。容体悪化に気付いてはいた。だが家庭にお金が少なくなると不機嫌になる男性被告を恐れ、「交通費がかかる」と病院へ行かなかったという。外部と接触せず一日中、家に閉じこもって暮らし続けたことについても、「浮気を疑われる」「長女が蚊に刺された時、(夫から)『痕が残る』と怒られた」と話し、夫におびえる妻の姿が見え隠れした。

専門家によると「支配されると目の前のことだけになり、自分で考えて行動できなくなる。DVの支配構造に当てはめると、女性被告の言動は納得できる」と見る。

公判では、同居時代に男性被告が2度、女性被告の首を絞めた過去が明らかにされた。女性被告は「あの時の顔と目つきは忘れない」と話した。だが土地勘も知り合いもない中、夫に依存するしかなかったという。

でもな・・・結局は自分を守る為に娘をスケープゴートにしてしまったと言う事なんだよね。
結果的にそうなってしまっただけで、DVで正常な判断ができなかったのかもしれないけどね。

こんな事件をみると、DVは泣き寝入りと言うか、諦めずに、別れるしかないのだろうと思いますね。
まずは、だれかに相談しましょう。支援してくれる人がいると思います。

投稿: ASKA | 2013/06/18 11:51

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 福岡市大学生ペットショップ侵入虐待事件 | トップページ | 茨城県大洗町水族館駐車場女児2人殺害心中事件 »