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2012/09/27

京都市左京区下鴨大学職員男性殺人事件

9月21日(金)午前0時頃、京都市左京区下鴨下川原町の路上で、近くに住む同志社女子大職員男性(36)が胸から血を流して倒れているのが発見され、間もなく死亡しする事件がおきていた。

9月20日(木)午後11時57分に男性の携帯電話から110番通報があり「変な人が包丁を持っている」と話したすぐ後に、男性とみられる悲鳴が響き、その約20秒後にうめき声が聞こえた、らしい。

府警は、携帯電話の衛星利用測位システム(GPS)を使って通報のあった電話の位置を特定した。駆け付けた下鴨署員が、自宅の西約15メートルで血を流して倒れている男性を発見したらしい。

携帯電話からあった110番は男性が掛けたもので、通報の際に男性とみられる男性が悲鳴を上げるとともに「助けて」と訴えていたことが分かったらしい。京都府警捜査本部(下鴨署)は、男性が通報中に襲われ、助けを求めたとみているとの事。

19日深夜から20日未明に被害者の乗用車がブロックのような硬い物で傷つけられた後、被害者が110番し、器物損壊容疑で被害届を下鴨署に出していたらしい。

被害者が殺害されたとみられる事件前夜の同じ時間帯に車のボンネットがへこまされ、フロントガラスも傷つけられており、府警は事件との関連を慎重に調べているらしい。

捜査関係者によると、被害者は事件前夜の19日午後11時半ごろ、勤務先から自家用車で帰宅約30分後の20日午前0時すぎ、自宅内のガレージに止めた車にブロックのようなものが投げ込まれ、ボンネットとフロントガラスが傷ついた。近くの民家の庭から持ち去られた園芸用ブロックが使われた可能性があるらしい。

近隣住民によると、19日深夜はガラスの割れる音がした後、被害者の車の盗難防止用警報が鳴ったらしい。また、被害者の倒れていた現場近くの女子大学生(19)が21日の事件直前に数分間にわたって複数の男性が大声で言い争っているのを聞いていたことも新たに判明したとの事。

府警によると、被害者は6年前に現在の住居に転居した。事件約1週間前の深夜には男の怒鳴り声や車のドアを強く閉める音を聞いた住民もいるらしい。

府警は司法解剖の結果、死因は胸を包丁のような鋭利な刃物で刺されたことによる出血性ショックだったと発表したとの事。
傷は心臓まで達し、ほぼ即死状態だったらしい。

まずは時系列
事件1週間前の深夜に怒鳴り声
19日 深夜 被害者の車が何者かに傷つけられ、被害届を提出
20日 23時57分頃 110番通報、被害者が刺される。

死因は鋭利な刃物で刺された事による出血性ショック。心臓を損傷しほぼ即死。
被害者の110番通報にも「
変な人が包丁を持っている」とあるので包丁でほぼ確定ですね。
そして、この時「
変な人」と言っているので、被害者は犯人と面識が無かったんでしょうね。

そして、前日の19日にも車を傷つけられています。
もし、この二つの事件が同一人物による物ならば、犯人は車を壊しただけでは満足せずに翌日、包丁を持って現場に再び現れた事になりますね。

しかし、そう考えると、ちょっと不自然なのですが・・・
時間がほぼ0時頃で普通に考えたら被害者は既に帰宅しており、犯人が包丁を持って現場に訪れたとしても簡単に被害者を襲う事はできませんよね?
家の外に誘き出さなければならない、前日は車を壊して、警報も鳴っていたから、被害者は家の外に出たかもしれないけど、同時に周囲にも鳴り響いて、人が集まったかもしれません。

この時は、犯人はそのまま逃走している事になるんですよね。
人が集まった事を嫌ったのであれば、被害者を家の外に誘き出す方法がありません。
流石に、この時間に玄関の呼び鈴を鳴らしても、家人は不審に思うでしょうね。

そうすると・・・被害者が帰宅する所を待ち伏せした可能性があります。
ただ、帰宅する時間はいつもこの時間なのか?が問題ですね。
前日は帰宅して30分後に投石されています。もし、帰宅時間が分かっているなら帰宅した所を襲う事もできたでしょう。30分後だったのは帰宅時間を知らずに、深夜人気の無い所で投石しようとしたとも考えられますね。

まずは、怨恨、トラブルの線が濃厚ですが、犯人に面識が無いので、ちょっと捜査に時間がかかるかもしれませんね。

続報を待ちましょう。

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コメント

京都府警捜査本部は29日、京都市伏見区竹田西段川原町、同大学職員、男性容疑者(59)を殺人容疑で逮捕したとの事。

逮捕容疑は、9月20日午後11時57分ごろ、同市左京区下鴨下川原町の路上で、荒川さんの胸部を刃物で数回突き刺し、殺害したとされる。「すいません。やりました」と容疑を認めているらしい。

府警によると、容疑者は以前から同僚女性にストーカー行為を繰り返し、今月に入ってからは、女性を自宅前で待ち伏せたり、執拗(しつよう)に電話をかけたりするなど、行為をエスカレートさせたらしい。

このため女性が、同僚で友人の被害者に相談。被害者は事件数日前の夜、府内の店舗駐車場に止めた車の中で約1時間、容疑者と女性を交えて話し合いを持ち、容疑者にストーカー行為をやめるよう求めたらしい。

さて、予想外に早い逮捕でしたね。
「変な男」と言う言葉で面識が無いと思いましたが、夜で咄嗟の事だったので顔を確認する事ができなかったのかな?

しかし、ストーカーを注意した事が原因とはね。
前日の車の件も被害者にはピンと来たと思います。
それで、翌日に今度は殺しに行かなければならなくなったのかな?

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2012/09/29 21:12

殺人や器物損壊などの罪に問われた元同女大教育・研究推進センター次長、男性被告(59)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が4月24日、京都地裁で開かれた。検察側は懲役20年を求刑し結審した。判決は26日に言い渡される。

検察側は論告で「犯行態様は極めて悪質で残虐。自己中心的で筋違いだ」と指摘したとの事。一方、弁護側は最終弁論で「犯行に至る経緯にはくむべき事情がある」などと主張したらしい。

この日は被告人質問も行われ、被告は、被害者の車にブロック片を投げつけた後、他の嫌がらせもしようと考えていたことを明かした上で「それでは2人を引き離せないと思い殺そうと思った」と証言したらしい。

最終意見陳述で被告は「申し訳ありませんでした」と裁判長と裁判員に向かって深々と頭を下げたとの事。

59歳、次長まで勤めた人間でも、自分をコントロールできなかったんでしょうね。

判決を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2013/04/26 12:23

4月26日裁判員裁判の判決が、京都地裁であった。裁判長は「短絡的で自己中心的な犯行だ」として懲役18年(求刑懲役20年)を言い渡した。
裁判長は、好意を寄せる同僚女性と親しくする被害者に嫉妬し、引き離すために殺害を決意したと指摘。着替えや凶器を準備するなど計画的で、転倒して抵抗できない被害者を執拗に刺したとして「同僚女性への執着心は異常。事件の動機や経緯にくむべき事情はなく、刑事責任は重い」と述べたとの事。

求刑20年が1割引きで18年になったと言う所かな。
私も動機や経緯にくむべき事情は無いと思いますね。
59歳、人生の終盤でこんな事件を起こすなんて、人間どこで何が起きるかわかりませんね。

投稿: ASKA | 2013/04/27 00:49

同志社女子大の職員、男性=当時(36)=を殺害したとして、殺人などの罪に問われた元同女子大教育・研究推進センター次長、男性被告(60)=懲戒解雇=の控訴審判決公判が24日、大阪高裁で開かれた。

裁判長は「被害弁償をめぐり遺族側と和解が成立した」として、懲役18年(求刑懲役20年)とした1審京都地裁判決を破棄し、懲役16年の判決を言い渡した。

18年が16年に減ったんですね。
2年しか減らないと言う事ですが、遺族と和解したとしても、犯行自体は変わる訳ではないので、このあたりが妥当な所なんでしょうね。

投稿: ASKA | 2013/10/25 18:32

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