10月5日(金)午後7時半ごろ、「同居の女性が死んでいる」と青森市八ツ役のアパートに住む男から110番通報する事件が起きている。
警察が駆けつけたところ、台所で女性(31)が死亡しているのを発見したとの事。
女性のそばにはワイヤで部屋につながれていた犬用の首輪があったらしい。
青森県警青森署は同日深夜、通報者で同居していたトラック運転手男性K容疑者(38)を逮捕・監禁容疑で逮捕したらしい。
容疑者は首輪で女性をつないでいたことを認めているという。
県警によると、容疑者は5日午前11時ごろ外出し、午後7時25分ごろ帰宅したが、女性は衣服を身に着けていない状態で台所で両膝をつき、顔を伏せて死んでいたらしい。
目立った外傷はなく、県警は6日に司法解剖し、死因や、逮捕・監禁と死亡の因果関係を調べたとの事。
容疑者は「5日午前11時ごろ、仕事で家を出たときには女性は生きていた」と話しているらしい。
容疑者は女性と「約1年前から2人暮らしをしていた」といい、「仕事から帰ってきたら死んでいたので通報した」と供述しているらしい。遺体は死後数日以内とみられ、若干の外傷があったが、やせるなど衰弱した様子はなかったとの事。
室内にあったワイヤは長さ約4メートル。容疑者はワイヤを二つに折り曲げて両端をそれぞれ首輪と台所の金属棒につなぎ、女性を逃げられなくしていたらしい。署員が到着した時には女性は首輪をしていなかったが、同署は容疑者が到着前に外したとみているとの事。
県警は6日、女性の死因は複数の部位をけがしたことによる多臓器不全と発表したとの事。
県警は、同居していたトラック運転手の男性K容疑者(38)=逮捕監禁容疑で逮捕=が、精神的に不安定だった女性が暴れてけがをするのを防ぐために拘束した可能性もあるとみて調べている。女性が自ら体に傷をつけたのか、他人にけがをさせられたのかも調べるらしい。
容疑者(38)が、「女性は自分で自分を傷つけることがあったので、そうさせないように首輪をつけた」と供述しているらしい。
捜査関係者によると、女性の家族は、女性が自傷行為をすることがあったと説明しているらしい。県警は、自傷行為を巡って、容疑者と女性との間にトラブルがあった可能性があるとみて調べているとの事。
トラック運転手、K容疑者(38)が逮捕監禁容疑で5日深夜に逮捕され、7日送検されたとの事。
容疑者は首輪とワイヤなどについて「前日に青森市内で一人で買った」と話しているらしい。
女性は過去数年間、家族と会わず、所在先も明らかにしていなかった。8月10日には家族が同署を訪れ、「会って話したい」と所在確認を求めたが、携帯電話で連絡が取れており、安否確認がされていることから「連絡が取れなくなったら、行方不明者の届けを出すように」とアドバイスしたらしい。しかし、届けは出されなかったとの事。
今月1日には、女性と親族の間で金銭を巡るトラブルがあったため、親族が所在確認を求め、同署員が電話をしたが、女性は「関係ない」と断ったらしい。家族や親族は、容疑者と同居していることは知らなかったとの事。
新たに男女3人を同容疑で逮捕したとの事。
逮捕されたのは、同市高田朝日山、無職、女性S(40)▽青森県平内町小湊和田、会社事務員、男性O(37)▽同市岡町藤戸、無職、男性E(38)--の3容疑者。
逮捕容疑は、男性容疑者と共謀し、今月4日ごろ、女性を拘束するため首輪とワイヤなどを購入、容疑者のアパートの部屋の台所で、女性を監禁したとしているとの事。県警によると、3人は死亡した女性や容疑者と友人関係にあった。
近所に住む60代の男性は「事件2日前の深夜に女性の甲高い叫び声が何度も聞こえた。何をしているのか分からなかったので、不安だった」と話したらしい。
さて、こんな事件ですが、ちょっと複雑ですね。
少し整理しましょう。
全裸でアパートの台所に首輪をつけて監禁されていた。目立った外傷は無く、痩せるなどの衰弱した様子もない。死因は多臓器不全。
監禁は前日の4日に首輪などを購入し監禁、
近所の住民の証言では事件2日前の深夜(4日の未明?)に女性の叫び声を聞いている。
3日に女性に異変があり翌日に監禁する為に首輪を購入したと考えれば説明できるね。
首輪購入後に共犯者の男女3名と協力して女性を監禁した。
5日11時頃にK容疑者が家を出る時には女性は生きていたらしい。
5日19時25分頃、K容疑者が帰宅した時には女性は死亡していたらしい。
幾つかの疑問がある。
1)女性は首輪をされて、南京錠が掛けられていて逃げる事はできなかった。
しかし、手足を拘束されていたわけではなく、更にサルグツワをされていたような報道もない。
つまり、女性は自傷しようとしたら自傷できる状況だったのではないか?
台所で包丁などもあれば、手足が拘束されていなかったのだから、リストカットなども可能だっと思うのだけど・・・自傷を防ぐなら不十分なんじゃないの?
反面、もし、自分の意思に反した監禁ならば、サルグツワをしていないので助けを呼ぶ事もできたはず・・・
2)目立った外傷が無いのに、多臓器不全?
死因が複数の部位を怪我した事による多臓器不全と言う事なんですが・・・
10月5日の青森市の気象情報だと、昼間は気温20度前後ですね。
さすにげ全裸では寒いと思うけど、さらに、もし4日の夜からこの状態だったとしたら、夜は13度前後でかなり寒かったでしょうね。
多臓器不全については
多臓器不全の原因となる侵襲とは重症感染症、外傷、大手術、ショック、膵炎、大量出血、播種性血管内凝固症候群(DIC)、心不全、低血圧、低酸素血症、悪性腫瘍などがありますが、頻度的には重症感染症が圧倒的に多いとされています。それらの原因が引き金となり生じるわけですが、とりわけ次の大きな二つの因子が機序として考えられています。一つは数々の原因、例えばショック・低血圧などによる末梢循環不全による組織血流の低下が原因である組織内低酸素血症。
もしかして、寒くて長時間膝を抱えてうつ伏せになっていた事が原因で静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)になったとかあるのかな?
このあたりは専門家の意見を聞いてみたいですね。
3)どうして全裸?
服を使って自傷、自殺をしようとするから服も着せられなかったのかな?
容疑者の供述を信用するとしても、自傷するから首輪につないで監禁するなんてのは、人間的な扱いじゃないですよね。
この対応が間違っています。
本人が暴れると言うのがメンタルの問題による物なら、病院につれていくべきだったと思います。
メンタルの問題でないのであれば、共犯の友人が無職のようなので、家に一緒に居てもらう事ができたと思うのですが・・・
家族は自傷する事があったと供述しているようですが、治療歴は出てきませんね。
とにかく、分からない事が多い事件です。
続報を待ちましょう。
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