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2012/10/02

広島県府中町石井城小5長女虐待死事件

10月1日(月)、小学5年の長女(11)を暴行して死なせたとして、広島県警広島東署は、母親の無職女性容疑者(28)(広島県府中町石井城2)を傷害致死容疑で緊急逮捕する事件が起きている。

容疑者は「殴ったことは間違いない」と容疑を認めているらしい。

発表では、容疑者は同日午前11時頃、自宅で、同町立府中北小5年、長女の頭や腹を素手で殴ったり蹴ったりして死亡させた疑いが持たれているらしい。

容疑者は暴行後、長女を車に乗せて同県東広島市内の母親宅に向かっている際、長女の様子がおかしいことに気がつき、午後2時頃、同市内の交番に出頭したらしい。
長女は病院に運ばれたが、心肺停止状態で、同2時30分頃、死亡が確認されたとの事。

容疑者と長女は2人暮らしらしい。
2009年2月頃、当時住んでいた東広島市に対し、近隣住民から「長女が虐待を受けているのではないか」との通報が寄せられ、県西部こども家庭センター(広島市)が翌月から11年3月まで(2年間)児童養護施設で保護していたらしい。

とこんな事件ですが、動機が分かりませんね。
以前から虐待があり児童養護施設に保護されていた事を考えると、動機は以前からあったのだろうか?
しかし、同居を始めて1年以上は問題なかったようなので、衝動的な物なのかもしれませんね。

ただ、11歳なので自分の事はほとんど自分でできるようになっているわけで、育児の苛立ちが爆発と言う事ではなく、何か意見の衝突と言うか、態度や言動などに腹を立てたと言う事なのかな?

年齢から見ると17歳の時に生んだ子だったようだけど・・・
苦労もあったと思うけど、子育て自体や自分の境遇に不満があったのかな?

続報を待ちましょう

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コメント

容疑者が死亡した長女(11)の後頭部を練習用のゴルフクラブで殴っていたことが分かったらしい。容疑者は「嘘をつくのでしつけのため殴った」と供述しているらしい。

県警によると、長女の死因は後頭部くも膜下出血と脳挫傷による出血性ショックだったとの事。
練習用ゴルフクラブの硬質ゴム製のヘッド部分で後頭部を殴られたためとみられるらしい。

また、長女には腹部にも殴られた痕があったほか、この事件以前とみられる複数の打撲痕も確認された。県警は、容疑者が日常的に虐待をしていたとみて調べを進めているらしい。

同県こども家庭課によると、平成21年2月、長女が当時通っていた小学校から同県東広島市に「左目下と下腹部に大きなあざがある」と通報があったとの事。同県西部こども家庭センターが調査し、容疑者と祖母が虐待していたことを確認したとの事。長女は「祖母にほうきでたたかれ、母に顔を殴られ、腹を蹴られた」と話していたらしい。

どれほどの力で殴ったか分からないけどゴルフクラブで殴ればそりゃ死にますよ。
祖母、母から虐待されては家庭の中で長女の居場所は無かったかもしれませんね。
しかし、祖母とは・・・虐待の連鎖の情報は無いけど、やはり、長女の出生の事情が虐待の原因なのかな?

投稿: ASKA | 2012/10/03 11:53

21年2月、長女が当時通っていた東広島市の学校から、虐待の通報を受けた県西部こども家庭センターが調査。長女が「祖母にほうきでたたかれた。母に顔を殴られ、腹を蹴られた」と話し、容疑者に反省の色がみられなかったため、同センターは長女を職権で一時保護。その後、呉市の児童養護施設に入所させたとの事。

入所後、容疑者との面会や一時帰宅を経て関係が良好になったと判断したらしい。昨年3月に長女の入所を解除し、容疑者のいる府中町のアパートへ帰宅させたとの事。この際、県は同町に簡単な電話連絡をしただけで、文書での引き継ぎはせず、電話を受けた担当者も重要案件ではないと判断していたらしい。

県内では平成22年8月、福山市で女児=当時(2)=が母と養父から虐待を受けて死亡する事件が発生。一時保護措置から帰宅した後に起きた事件だったため、県は児童虐待危機管理要領(マニュアル)を改訂し、一時保護された児童を親元へ返す際は文書で市町へ引き継ぎ、見守りを継続、個別ケース会議を開いて対応するとしているらしい。

しかし、新しい改訂要領の運用開始は今年4月で、長女の場合は適用されなかったとの事。

死因は出血性ショック死。容疑者に練習用のゴルフクラブのゴム製のヘッド部分で頭を殴打されたとされる。長女の腕などには抵抗したときにできる防御痕はなかったらしい。

捜査関係者によると、容疑者は「嘘をつくのでしつけのために殴った」と供述しているらしい。「30分ぐらい、部屋のいろんな場所で殴った」「やりすぎた」とも話しており、練習用のクラブで、無抵抗の長女を繰り返し殴打した可能性が高いらしい。

長女の全身は、古いあざだらけで、いずれも衣服で隠れる部分。「体罰」と称する虐待の連続だった可能性もあるらしい。

容疑者は17歳で長女を出産。離婚して養育が困難となり、長女は生後まもなく広島県内の乳児院に預けられ、4歳まで児童養護施設で育ったらしい。

平成18年3月、容疑者の希望でいったんは施設を出所し、東広島市の祖母宅で同居を始めたらしい。だが、21年2月、小学校から「顔にあざがある」と通報があり、虐待が発覚。別の児童養護施設に再び入所したらしい。

だが、母親との生活を忘れられず、「家に帰りたい。お母さんと暮らしたい」と訴え、約2年後に念願だった容疑者との同居を再び始めたとの事。

無抵抗で殴られていたなんて、涙が出ます。

投稿: ASKA | 2012/10/04 11:59

前のコメントの訂正を含みます。
長女の腕には防御創があったようです。

容疑者が出頭時に「娘に口答えされた」と供述していたらしい。県警は、容疑者が口論していて逆上し、抵抗する長女を執拗に暴行したとみているらしい。

県警によると、容疑者は自宅でゴルフの素振り道具(長さ55センチ)を使うなどして約30分間にわたり長女を殴ったらしい。

捜査関係者によると、遺体の両腕には、素振り道具の柄の部分が当たったとみられる棒状の打撲痕があちこちにあり、頭部には複数の骨折があったとの事。このため長女は頭を両腕でかばおうとしたとみられるとの事。

確かに、頭骨が骨折する程の暴行ですから、防御すると考えるのが自然ですね。
読んだ時に疑問に思うべきでした。反省です。

投稿: ASKA | 2012/10/05 18:49

1月28日、裁判員裁判の判決がありました。広島地裁は「長女への暴力が発覚すれば再び施設に戻されると考え、暴力を振るってはいけないとわかっていながら犯行に及んだ」として、被告に懲役8年の判決を言い渡した。

裁判では、亡くなった長女の祖母にあたる被告の母親も出廷。祖母によると、長女は事件の2か月前、祖母に対しこのように助けを求めたといいます。

「野外活動の準備をしなかったから殴られた。おかあさんに殺されるかもしれない」

裁判で被告は「なんでこんなことをしてしまったのか、(長女に)申し訳ない気持ちでいっぱいです。5年生になり、宿題や帰宅時間をめぐって自分の言うことを聞かなくなってきた長女にどう接したらいいのかわからなくなりました。事件より前に、少なくとも3回殴ったり蹴ったりしました」と証言。

一方、被告は、自分自身も母親から虐待を受けており「暴力以外の子育てのやり方を知らなかった」などとして、自身の生い立ちが虐待の一因になったと主張した。また、事件の当日も、些細なことをきっかけに自分の感情を抑えられなくなったと振り返った。

「私が母親を嫌うように、嫌いになってほしくない。こんなに愛情をもっているのに、なんでわかってくれんのん(くれないの)」と証言。


この内容だけ読むと、虐待の世代間連鎖だったのかもしれないのですが・・・
ゴルフクラブで頭蓋骨が骨折するほど殴るって、虐待の連鎖だけで説明できるのだろうか?

正常な判断ができない状態とか、暴力衝動を抑えられない状態と見るべきではないのか?

それに、自分が母親を嫌う理由が母親からの虐待なら、長女が自分を嫌う理由もその「虐待」になるとは考えられなかったのか?

もし、これが虐待の世代間連鎖による物だとしたら、事件が起きる前に予防する措置をとるべきではないのか?
世代間連鎖のように予め予想できる事態なら、予防する事で未然に事件を防ぐ事ができるのではないか?

結婚時や出産時のタイミングで両親に対する聞き取り調査とかして、問題があるようなら、カウンセリングを進めるとか、監視を強化するとかしても良いかもしれませんね。

もっとも、聞き取り調査で正しい情報が引き出せると言う前提になりますが・・・

投稿: ASKA | 2014/01/29 00:11

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