警察庁の被害届即時受理の通達
警察庁は2012年8月9日、警察の相談窓口を強化し、被害届を即時に受理することなどを盛り込んだ12項目の制度改革・不祥事対策をまとめたとの事。
同庁の片桐裕長官は同日、記者会見で、相次ぐ不祥事について「誇りや、使命感のかけらも感じられないものが目立つ。警察のあるべき原点に立ち返る」と強調したらしい。
即時受理は、長崎県西海市のストーカー殺人事件で、千葉県警習志野署員が業務多忙を理由に被害者からの聴取や被害届の受理を先送りしたことへの反省を踏まえた措置との事。
静岡県警磐田署で部下の不祥事を署長らが組織的に隠蔽(いんぺい)した事件を教訓に、第三者的な立場に立つ都道府県公安委員会に内部通報の窓口も設置し、積極的な通報を促すらしい。
被害や事件の相談対応に当たる女性警察官を増やすほか、警察官の採用や教育方法の在り方なども新たに検討するとの事。
効果に期待したいです。
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