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2012/12/14

兵庫県尼崎市連続6人変死事件その1(魔女の終焉)

兵庫県尼崎市の連続変死事件で、県警は12日、同居していたHJさん(当時53歳)に対する殺人容疑などで再逮捕したSM被告(64)(HJさんの死体遺棄罪などで起訴)が同日午前、県警本部の留置場で死亡したと発表したとの事。

発表によると、12日午前6時20分頃、神戸市中央区の県警本部3階の留置場で、SM被告が布団の中で黒色の長袖Tシャツの袖部分を首に1回巻きつけ、あおむけで動かなくなっているのを、巡回中の留置管理課の女性巡査長らが見つけた。SM被告は同市内の病院に搬送されたが、同7時15分に死亡が確認されたとの事。

県警はSM容疑者を特別要注意者としていたが、「3人の留置場のほうが自殺を防げると判断した」と対面監視をしなかった理由を説明している。

警察庁はこれまでに、暴れたり、自殺の恐れなどのある容疑者を特別要注意者として、必要に応じてプライバシー保護のために設置してある遮蔽(しゃへい)板(高さ約1メートル)を外して、対面での監視を求める通知を出しているらしい。
実質上24時間の監視下に置くことになるが、具体的な運用は各警察本部が定める留置管理規定などに基づいて実施されているとの事。

県警によると、SM容疑者は10月22日~11月2日、計4回にわたり、留置管理課員に「死にたい」などと漏らしており、同課は特別要注意者として、細かい行動を記録し、通常より多い1時間に6回の巡視をしていたらしい。
SM容疑者は1人用ではなく、ほかの2人とともに3人で勾留されていた。県警は対面監視は1人用の留置場で行うとしており、3人用の留置場が看守者席の正面にあり、死角が少なく監視しやすいなどと説明している。 だが、看守者席は留置場から2~3メートル離れており、夜間は課員が4時間交代で配置されているが、座ったままでは遮蔽板に遮られてSM容疑者の姿は見えないらしい。

県警は同日午後に司法解剖を行い、SM容疑者の死因が、首を絞めたことが原因とみられる窒息死と発表した。SM容疑者は長袖Tシャツの袖を首に巻いて死亡していたとの事。

20代の女性巡査長が午前6時10分ごろにSM容疑者が寝息をたてていないのに気づき、40代の女性巡査部長もSM容疑者の手が白いのを確認したが、鍵を持つ当直副責任者を呼んで部屋に入ったのはそれから11分後だったらしい。

監視台には緊急用の予備の鍵があったが、使用していなかったとの事。

同課幹部は「予備の鍵は首つりや出血など明らかな異変があれば使う。手が白いのは病気の可能性もあると考えた」と話したらしい。

留置管理課員がSM被告の死亡前夜、首を絞めるのに使われたとされる長袖Tシャツがいつも置かれている枕元にないのに気付きながら、交代時に引き継いでいなかったらしい。
毎日午後9時の消灯時には、長袖Tシャツを脱いで折りたたみ枕元に置いていたらしい。

県警はSM容疑者が長袖Tシャツを首に巻いて窒息死した「自絞死」だったとの見方を強めている。各警察本部も自殺に使えそうな物の持ち込みを禁止しているが、Tシャツは弁護士による差し入れの衣類で禁止対象になっていないらしい。

自分の首を絞めようとすると、意識が遠のいたときに緩むケースが多いが、摩擦があるひも状のものを使ってきつく絞めれば、意識がなくなっても首を圧迫し続け、死に至ることがあるらしい。
大阪府警では、就寝時間帯は特に注意し、首より上が布団から出た状態で寝ているかを担当者にチェックさせているとの事。

留置場への持ち込みについては、自殺の道具となり得るベルトは禁止され、ひも付きの衣類はひもを取り外すなどの対策が取られているのが一般的だ。「裂けやすい物」(北海道警)や「タオル」(警視庁)も認めていない。トイレのドアで首をつるのを防ぐため、輪をかける場所を無くすなど施設面での改善も進めているとの事。

SM容疑者は普段Tシャツを枕元に畳んで置いていたが、兵庫県警では禁じていなかった。警視庁は「脱いだ服はすべて引き取り、留置場の外にある容疑者用のロッカーに保管している」と余分な物を持ち込ませないようにしているらしい。

「悪いのはすべて私です」。SM容疑者は今月5日、元溶接工のHJさん=当時(53)=に対する殺人容疑で再逮捕された際、そう供述したらしい。

弁護団の主任格、T弁護士は弁護団の声明として、尼崎市の民家で3人の遺体が見つかった10月以降、「生きていても意味がない、と口にするようになり、自殺を敢行するのではと心配していた。毎日、交代で接見し、『関係者の処分を見届けずに死ぬことは許されない。真相を述べる必要があるのではないか。頑張れ』と励ましてきた。こういう結果になって残念」と明らかにしたとの事。

T弁護士によると、SM容疑者はこのころから「傷害致死で起訴、有罪判決が出てたら、出所時には80~90歳になるので、生きていても意味がない。家族にも会えなくなる」「死んだら伝えてほしいことがある」などと漏らしていたらしい。

捜査関係者によると、SM容疑者は取り調べで日常会話には応じるものの、供述調書への署名は一貫して拒否。神戸地検でも、取り調べを可視化する録音・録画を行ったが、署名には応じなかったらしい。

こんな所ですね。
6人の人が死にその事件の首謀者とみられていたSM容疑者が留置場で自死にて人生の終焉を迎えました。
沢山の人を生き地獄に叩き込み、多分、日本の犯罪史に名前を刻むであろうこの事件。
首謀者の自死とはあっけなさすぎて陰謀なんて事まで考えてしまいそうです。

まー、最後まで自分勝手に生きたと言う事なんでしょうね。

私としては全てを話して緩やかな時間の経過の中で後悔と贖罪の日々を送って欲しかったと思いますが・・・

事件の全容解明が難しくなったかもしれませんが、亡くなっていった被害者達の為にも、できるだけ真実を明らかにして欲しいですね。

と言う事で事件簿でも少しずつ取り上げていく予定です。
鬼女とか形容されている首謀者ですが、なぜそんな鬼女が生まれたのか?そのあたりの事も考えていきたいですね。

ちなみに、私は「鬼女」よりも「魔女」の方がしっくりくるかなと思っています。

参考リンク
気分の悪い尼崎連続不明死亡事件

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コメント

多分時間をかけても
裁判をしても「悪いのは私」と言いながら
本気の反省はしないと思います
反省しているように見せかけているだけだと
弁護士でさえ洗脳されかけたそうです
自殺する事で世間から警察が批判されるように仕向けていたのかもしれません
私は吸血鬼だと思ってます
あの世で拷問を受けてほしいと思います

投稿: みるる | 2012/12/15 05:45

自殺とは考えにくいですね。
どうやって狭い雑居房で、他の2人に気づかれず、Tシャツで自分で首を絞めて死ねるのでしょうか。
上野正彦あたりが適当なことを言っていますが、可能だと言うなら自らの首で証明してみて欲しいくらいです。
真実は、県警本部の代用監獄で殺人ということでしょう。背後にさらに大きくて深い闇があったのですね。
それにしても、何の容疑で勾留されているか知りませんが、6人もの殺人事件の被告兼被疑者と同房に入れられた2人はさぞ怖かったし嫌だったでしょうね。

投稿: あすな郎 | 2012/12/15 13:18

本当に死んだのか、疑問に感じてしまいます。

ミサイル発射の直前に自殺のニュースがあったのすら意図的な気がしました。

報道の県警本部の留置場という閉鎖的な場所でおきたことですから我々には自殺が事実かどうかなんて確認のしようがないですね…。

被害者たちは脱走しても何度も簡単に数日で連れ戻されていたり、一味だけでできることでしょうか?

旅行中に目の前で自殺を促して断崖から飛び降りさせるほどの神経の持ち主が、自殺をするんでしょうか?

投稿: くろねこ | 2012/12/16 12:17

この事件そのものももちろん気になりましたが、いつも記事にシンプルなタイトルをつけていらっしゃることの多いASKAさんが、「気分の悪い」とか「魔女の終焉」などの修飾語や比喩を使っていらっしゃるのは珍しいなぁ、と思いました。

投稿: 銀雪 | 2012/12/20 21:27

6月9日にNHKで放送された「NHKスペシャル 未解決事件」について、殺人罪などで起訴されたSM元被告(自殺、当時64歳)の親族ら7人の弁護人が、「一定の意図で編集された再現映像によって、視聴者に予断と偏見を与える」とする申し入れ書をNHKに提出したとの事。

7人は今後の裁判で殺意や共謀の有無などを争う構え。申し入れ書は一連の事件が裁判員裁判で審理されるとし、「放送を見た人は裁判員から排除するよう求めざるを得ないなど、将来の裁判員の選任にも影響すると予想される」と抗議。日本新聞協会の「裁判員制度開始にあたっての取材・報道指針」(2008年1月)の厳守と、インターネットで番組を有料視聴できる「NHKオンデマンド」での配信中止を求めたとの事。

と言う報道がありました。
私もこの番組は録画してます(まだ見てないのですが)
とは言え、そんな事いったら、この事件に関する、週刊誌の記事やら、再現記事にした漫画やら既に出回ってますよね。
NHKだから視聴者が多いので影響が大きいから、止めてほしいと言う事かな?

それに、他の事件だってあるし、どうなんだろう?
視聴者としては詳細に分かりやすく事件を伝えて欲しいと思うのですが・・・

たしかに、番組やそれらの情報を知っている人が裁判員になれば、判断に影響がでるかもしれない・・・それは分かるけどね。

でも、そんな事いったら、事件報道なんてできなくなっちゃいませんか?

それに、報道された内容が事実なら問題ないとも思いますね。結局、事前に知った情報も裁判時に渡された情報も同じなら判断に影響は出ないと言う事だと思うのですが・・・

専門家はこの訴えをどう考えるのだろう?
それとNHK側はどう対応、あるいは反論するのだろう?

注目しましょう。

投稿: ASKA | 2013/06/27 20:44

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