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2013/01/17

広島県広島市安佐北区祖父母殺害事件

1月16日(水)午前0時ごろ、広島県警安佐北署に、県立高校2年の少年(17)が「祖父母を殺した」と自首する事件が起きている。

署員が広島市安佐北区の少年の自宅に駆けつけたところ、1階で祖父(74)、2階で祖母(73)が血を流して死んでいるのを発見したとの事。
さらに自宅から凶器とみられる刃物が見つかったらしい。
同署は少年を殺人容疑で緊急逮捕した。

少年は「祖母に不登校を叱責されて口論になり、腹が立った」と供述しているらしい。

逮捕容疑は15日午後10時ごろ、自宅2階の自室で祖母の後頭部をダンベル(重さ2キロ)で殴り、1階台所から持ち出した包丁で腹や背中を刺して殺害しその後、1階仏間で就寝していた祖父の腹や背中を包丁で刺して殺害した、とされる。ダンベルは2階の自室、包丁は1階で見つかったらしい。

同署によると、少年は祖父母と一戸建て住宅で3人暮らし
以前に同区内で父親と同居していたが、家庭環境などから父親の両親の祖父母と住むようになったらしい。

捜査関係者によると、少年は「父親と住んでいたが、居場所がなくなって祖父母と同居するようになった」と説明しているとの事。少年に逮捕歴や補導歴はないらしい。

少年は祖父母を殺害した後、1人で歩いて同署を訪れた。取り乱したような様子はなかったらしい。ジーパンにダウンジャケット、スニーカー姿で血は付いておらず、事件後に着替えたらしい

近所の住民らによると、少年は高校に入学した頃から祖父母宅で暮らすようになったらしい。祖父母は住民らに「孫が言うことを聞かない」「学校に行っていない」などと漏らすことがあったらしい。
高校によると、少年は昨年11月26日から学校を休んでいたとの事。

祖父(74)の遺体が見つかった1階仏間に多数の血痕が飛び散っていたらしい。
祖父は腹や背中に肺や肝臓に達する深い刺し傷があるとの事

県警安佐北署は16日、司法解剖の結果、祖父の死因は失血死だったと発表した。17日に祖母(73)の司法解剖をする。また、16日午後に少年の自宅を現場検証し、包丁とダンベルを押収した。

捜査関係者によると、祖父は1階で就寝中に包丁で襲われたとみられる。その後、祖父は起き上がって室内を逃げたが、少年に追われて背後などから包丁で複数回、刺された疑いがあるらしい。

2階の自室で死亡していた祖母も、ダンベル(重さ2キロ)で後頭部を殴られて包丁で刺されたらしい。
県警は少年が祖父母に強い殺意を抱いていた可能性があるとみて、不登校を巡る祖母との口論など、当時の状況を詳しく調べているらしい。

少年の高校によると、いじめなど、少年に関するトラブルは把握しておらず、不登校の原因は不明らしい。

こんな事件ですね。
良くあるパターンですね。少年の境遇には少し同情する所もあるけれど・・・

不登校の原因などはこれから少年の供述が出てくると思います。
ただ、子供にとっての世界は学校と家庭と言うかなり狭い物が全てですよね。
その内、父親と暮らせなくなって、家庭の部分も小さくなって、更に学校も行けなくなって、この少年に残された世界はこの祖父母の家だけだったんでしょう。

学校に行かなきゃいけない事はこの少年も理解していたと思います。
それでも行けない理由があるわけなので、行かなきゃ行けないけど行けないと言うジレンマの中で相当悩んでいたと言うかストレスが強かっただろうと思います。

その中では自暴自棄になっていたような部分や、ちょっと「うつ」気味な部分やメンタルの問題などもあったのではないか?と推測します。(不良だったわけじゃないようですし)

学校に行けない理由を聞いて(本人がその理由を正確に認識していたとは限りませんが)学校に行かない別の生き方を一緒に考えてあげればよかったのかな?と思いますね。
少なくとも、いきなり「学校に行け」は少年は受け入れる事ができないでしょうから、ある程度時間を掛けて、心を落ち着かせてから学校の話をするのが良いかと思います。

今ある情報では母親の情報が無いので、父親がこのあたりを主導するべきだったのかと思いますが・・・そのあたりは家庭の事情もあるでしょうけど・・・

ニートが起こす事件も何度もありましたが、早い時期に手当てするのが良いのではないでしょうか?
家庭だけで問題が解決できないなら、専門家などの助けを借りる事もできると思います。
世間体などあるかもしれませんが、一生の問題になりかねないので、出来る事はやった方が良いと思いますね。

続報を待ちましょう。

参考リンク
家族依存のパラドクス:オープンカウンセリングの現場から(斉藤学)

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コメント

続報です。
少年が通っていた高校の校長によると、少年はおとなしく内気な性格。所属するバスケットボール部では元気に活動していたらしい。昨年11月末から不登校になり、担任が祖母を交えて面談するなどしたが、少年は「理由については語りたがらなかった」らしい。

家族を知る女性によると、少年の両親が離婚した時期、祖父母はよく父親方に行って、少年と弟の面倒を見ていた。特に祖母は食べ物を詰めたリュックを背負って通い、弁当を作るなど熱心に世話をしていたらしい。

父親は5、6年前に再婚したが、少年は高校進学を機に約2年前、「通学に便利」として、祖父母の家に移っていたとの事。

女性は「悩みを抱え込み、思っていることを打ち明けることはないタイプ」と話す。祖母から「(少年が)難しい時期だから会話がない」と悩みを聞いたこともあったらしい。

学校関係者や近所の人たちによると、少年は学校から帰宅後は2階の自室で過ごすことが多かったらしい。

中学時代から打ち込んでいたバスケットボールは、2年生になってマネジャーを務めるようになり、昨秋から部活動も休みがちになったらしい。

少年自身が父親との別居を申し出たようですが、喪失感とか見捨てられ感とかあったのでしょうか?
不登校の理由もはっきりしませんね。
このあたりは供述を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2013/01/18 11:59

事件付近に住んでいるものです。
ニュースでこの事件のことをしりました。

一体なにがあったんでしょうね。

事件があったところから、警察署までは徒歩圏内ではありますが、決して近くはありません。

どんな心境で向かったんだろう。

胸が痛む事件です。

投稿: サップ | 2013/01/18 17:09

少年(17)の少年審判で、広島家裁は19日、中等少年院送致の保護処分を決定し、「相当長期」とする処遇勧告を付けた。

決定理由で、裁判長は「犯行は残虐で悪質だが、複雑な家庭環境や成育歴が大きな要因になった」と指摘。計画性はなく、犯行後に自首していることなどから「矯正可能性が十分認められ、刑事処分ではなく保護処分が相当」とした。

結局、詳しい事は分かりませんでしたね。
複雑な家庭環境や生育歴が要因と言う事ですが・・・
しかし、こんな家庭は他にもありますから、問題解決を先送りにせずに、早めに手当てするのが良いと思います。

投稿: ASKA | 2013/06/20 12:10

小さい頃から知っている近所の者です。

この子には同情しかありません。

家庭環境がこの事件の発端です。

投稿: | 2016/03/16 13:24

名無しさん、こんばんは

いろいろと問題のある家庭環境だったようですね。

投稿: ASKA | 2016/03/16 17:44

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