今年1月21日午後5時半ごろ、奈良県吉野町六田(むだ)の民家で、住人の無職、男性(87)が居間のソファに座ったままの状態で死亡しているのを訪れた近所の女性(61)が見つけ、近所の男性(55)を通じて奈良県警吉野署に通報する事件が起きていた。
被害者の首に刃物による切り傷があり、血を流していたらしい。殺人事件の疑いもあるとみて捜査を始めたとの事。
被害者は一人暮らし。遺体の周辺から凶器は見つかっておらず、女性が訪れた際、玄関ドアは施錠されていなかったらしい。
室内に荒らされた跡があり、物が散乱していた。女性は地域の行事に参加するかどうかを尋ねるため、被害者の自宅を訪れたらしい。
20日夕、近所の住民が被害者を自宅近くの畑で目撃したとの情報もあるらしい。
県警は3月18日、同県大淀町北野、産経新聞大淀東販売所配達員男性容疑者(25)を殺人の疑いで逮捕したとの事。
容疑を認めているらしい。
発表によると、容疑者は1月20日午後4時頃から翌21日午後5時30分頃までの間、被害者の首を刃物で突き刺すなどして失血死させた疑い。今月17日午後7時25分頃、吉野署に一人で出頭してきたらしい。
容疑者は新聞購読料の集金で被害者方に出入りしており、面識があったらしい。
調べに対し、「20日午後7~8時頃に被害者を殺すために行った。被害者がかわいそうだと思って出頭した。後悔している」と供述しているらしい。
県警は、被害者が肋骨(ろっこつ)を折られるほどの執拗(しつよう)な暴行を受けていたことから、動機を調べるとの事。
容疑者が出頭前、自宅に残した家族宛ての手紙について、父親は「最初は家出でもしたのかと思い、2、3日しても戻らなければ、家出人として捜索願を出そうと考えていた」と振り返り、「いつもと変わった様子がなかったので、今でも信じられない…」と話しているらしい。
家族や販売所の関係者によると、容疑者は約10年前の中学生の頃、大和高田市内から家族とともに現在の自宅に転居したらしい。
大淀町内の中学校に通っていたが、不登校になり、卒業後は通信制の高校に進学したとの事。
約2年前から新聞配達のアルバイトをはじめ、大淀、吉野の両町内で配達や集金を担当していたらしい。
容疑者宅の近くに住む主婦(60)は事件後、容疑者が通常通り、バイクで新聞配達をしたり、近くのスーパーで買い物をしたりする姿を見かけたらしい。
容疑者(25)が調べに、被害者を襲った理由について「一人暮らしで悲しむ人も少ないと思ってやった」と供述しているらしい。
「殺害には特殊なナイフを使い、吉野町内の川に捨てた」とも言い、県警は19日、川を捜索するとの事。
被害者は首を刃物で刺されていたが、肋骨(ろっこつ)などが折れ、暴行された後に刺されたらしい。
現場は室内が荒らされていたが、ソファの下の約70万円は手つかずだったらしい。
殺人容疑で逮捕された大淀町北野、産経新聞大淀東販売所アルバイト従業員(同日付で懲戒解雇)、男性容疑者(25)は「四十九日を過ぎ、被害者がかわいそうだと思って自首した」と話しているらしい。
容疑者は約2年半前からアルバイトとして働き始め、まじめで欠勤もなかったらしい。
被害者宅は約1年前から担当。トラブルなどはなかったといい、17日夜、容疑者から「アルバイトを辞める」とメールがあったらしい。
住民や知人によると、容疑者は子供の頃からおとなしく、目立たないタイプ。配達以外はほとんど家にいて、部屋の電気が深夜までついていることが多かったらしい。
容疑者(25)が調べに「家族に迷惑をかけたかった」と供述しているらしい。
県警は、容疑者が家庭内での疎外感から犯行に及んだ可能性があるとみて、動機を調べるとの事。
家族によると、容疑者は職場などでは目立ったトラブルはなかったが、家庭内で親にしかられて言い争いになることがあったらしい。
県警吉野署に出頭した17日、「M家のみなさんへ ごめんね。迷惑かけて(笑) **」という置き手紙を自宅に残していた。(** は容疑者の名)
とこんな事件ですね。
整理しよう。
今年1月21日、顔見知りの1人暮らしの87歳男性を暴行後にナイフで刺殺。
被害者は肋骨が折れるほどの暴行を受けた上で刺殺され、部屋は荒らされていたがソファーの下の現金70万は手付かずだった。
3月17日、19時25分頃、1人で出頭してきた容疑者を殺人容疑で逮捕。
逮捕されたのは、地元の元新聞配達員で配達や集金で被害者の家にも出入りしていた。
凶器は特殊なナイフで犯行後に川に捨てた。
容疑者の人物像としては、子供の頃からおとなしく目立たない、まじめなタイプ。
中学校の時に不登校になり、卒業後は通信制の高校に進学した。
2年前から新聞配達のアルバイトをしている。
配達以外では殆ど外出しない。部屋の明かりは深夜まで着いている事が多かったらしい。
(新聞配達って朝早いはずだけど、睡眠はちゃんと取れていたのかな?)
動機については「家族に迷惑を掛けたかった」と話している。
自首当日に家に残した置手紙には「M家のみなさんへ ごめんね。迷惑かけて(笑) **」と残されていた。(笑の文字は皮肉なんだろうな、家族に対する恨みは有りそうだね)
親との間での言い争いはあったらしい。
時系列にすると
25歳 1月に事件を起こし、3月に出頭
23歳 新聞配達のアルバイトを始める
高校は通信制の高校に進む(高校を卒業したのが何年なのか不明)
中学校は途中で不登校
こんな感じかな。
ここまでの情報を見ると、容疑者自身の家族に対するあてつけで罪の無い独居老人を殺害したと言う事らしいね。
被害者の選定でも、容疑者の尺度で「悲しむ人が少ない」独居老人を狙っているし。
凶器のナイフも特殊な物を自分で調達したんでしょうね。
つまり、計画的な犯行だったと言う事なんだよね。
出頭した理由が「被害者がかわいそうになったから」でも、犯行の動機は「家族に迷惑を掛ける為」この二つは繋がらないんだけど・・・
置手紙にもあるように、家族に迷惑を掛けるには犯人として逮捕されなければならない、はずだから、逮捕される事は最初から予定通りだったんだろう。
被害者がかわいそうになったのは、49日も過ぎてるのに犯人が逮捕されないからなかな?
つまり、容疑者はもっと早く逮捕されると思っていたんじゃないかな?
このあたりは、供述がでてくるだろう。
最大の問題は動機とその背景だね。
凶器の特殊なナイフはもともとは家族を殺す為に用意した物なのじゃないかな?
被害者を殺す事は本当の目的じゃないからね。その手段にはこだわらないだろう。
本当の目的は自分の家族に迷惑を掛ける事だから、最初は直接殺すを事を考えていたんじゃないかな?
あるは、自殺用に用意した可能性もあるけどね。
この事件は「ひきこもり」が家族を逆恨みから殺害してしまう事件の亜種と言う所かもしれないね。
容疑者周辺にトラブルは無かったようだけど、子供の頃、容疑者が思い描いた姿とはかけ離れた自分が許せなかったのかな?
あるいは、中学の不登校になった時、こうしていれば、こんな事にならなかった。とかあるかもしれないね。
「ひきこもる」とどうしても、社会との接点が家族だけになってしまうから、不満やストレスをぶつける相手が家族しかいないんだよね。で一方的に逆恨みしてしまうんでしょうね。
もともと、引きこもってしまった原因が家族にあるような場合はなおさらかもしれない。
(だけど、立ち直る人もいるわけだから、きちんとケアすればこんな事件は起きないと思います。)
ただ、この容疑者の場合は通信制だけど高校にも進んでいるから、それなりに将来に事も考えていたかもしれないよね。
いずれにしても、本当の所は容疑者の供述を待ちましょう。
とりあえず、引きこもり問題に関心のある方にはこちらの本をお勧めします。
家族依存のパラドクス:オープンカウンセリングの現場から
それからちょっとだけ不登校の事が書かれているけど、参考になるのがこちら
精神科ER 緊急救命室
この事件はそれほど珍しい事件ではないですね。
それだけに、将来起こるであろう他の事件を未然に防ぐにはこの事件を知る必要があるかもしれません。
続報を待ちましょう。
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