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2013/03/28

大阪西区姉弟育児放棄虐待死事件その3(懲役30年確定)

殺人罪に問われた母親の無職、女性被告(25)について、最高裁第2小法廷は、被告側の上告を棄却する決定をしたとの事。決定は25日付。被告を懲役30年とした1、2審判決が確定する。

子供2人を自宅に放置して外出した育児放棄に殺意があったかが争点だったとの事。

1審大阪地裁の裁判員裁判判決は、被告が最後に家を出た際、衰弱している2人の姿を目の当たりにしていたのに、部屋を施錠したことなどから「立ち去れば死亡させる危険性が高いと認識していた」と未必の殺意を認定。殺人罪が成立すると判断し、保護責任者遺棄致死罪にとどまるとした弁護側の主張を退けたらしい。

その上で、「2人は母親を待ち続け、空腹にさいなまれながら命を絶たれた。刑事責任は極めて重い」として、無期懲役の求刑に対して有期刑の上限となる懲役30年を言い渡したらしい。

2審大阪高裁も「子供が死に至ることを認識していたというべきだ」と判断、1審を支持していた。

さて、事件から3年近くたちましたが懲役30年が確定しました。
私は殺人の方法の中でも「餓死」や「放置死」と言うのが一番残酷な方法だと思っています。
刺したり、殴ったりして死亡する場合はその苦しみは短時間です。
しかし、餓死は死ぬまで苦しみが長時間持続するのが理由です。

殺人罪で2名を殺害で、本来なら無期懲役もありえた事件ですが、無期懲役の求刑に対して有期刑の最長である懲役30年となりました。
残酷な殺害方法を考えると、最低でもこのあたりは必要かなと思います。

ただ、この事件で児童虐待への関心が高まって、色々と良くなってきていると思いますが、いまだに毎週のように児童虐待事件が続いているのは残念です。

この事件のきっかけはどうも離婚にあるようです。
子供を自分の所有物と思い込んで、いらなくなった人形を捨てるように放置したわけですが、どんな事になっても子供を育てると言う覚悟が子育てには必要なんでしょうね。
結局、母親ではなく、女として生きる事を選んでしまったと言う事なのかな?

参考リンク
大阪西区姉弟育児放棄虐待死事件その2(精神鑑定請求)

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