4月23日、神奈川県警は横浜市港南区日野、建設作業員、男性YR(28)と茨城県小美玉市幡谷、無職、女性YI(30)の両容疑者を死体遺棄容疑で逮捕したと発表する事件が起きている。
女性容疑者の供述に基づき、横浜市磯子区峰町の雑木林で4月21日、女性容疑者の長女とみられる女児の遺体が見つかったとの事。
女性容疑者は移転を繰り返していたとみられ、複数の公的機関が、子供の養育などを巡って調査するなどしていたらしい。
逮捕容疑は昨年7月ごろ、遺体発見現場の雑木林の土中に、女児の遺体を埋めたとしている。県警捜査1課によると、両容疑者は当時6歳だった長女の遺体を埋めたと認めているらしい。
県警などによると、女性容疑者は昨年4月時点で、神奈川県秦野市に住民登録していたとの事。
今年2月、小学1年生に該当する年齢の長女について「所在が確認できない」と市が秦野署に相談。市は女性容疑者と電話で連絡を取り合っていたが、面会は拒まれ、同月28日に行方不明者として届け出たらしい。3月11日を最後に女性容疑者とは電話連絡が取れなくなったとの事。
県警の捜査員が今月21日、茨城県の現住所で女性容疑者を発見し事情を聴いたところ、「遺体を埋めた場所まで案内できる」と供述したらしい。
供述した場所の付近から4~8歳くらいの女児の白骨遺体が見つかり、県警は22日早朝に女性容疑者を逮捕。女性容疑者の供述から、23日に男性容疑者も逮捕したとの事。
遺体を埋めたとみられる昨年7月時点で、男性、女性両容疑者は横浜市南区のアパートに居住していたとの事。
同月3日、アパート付近住民からの「子どもの泣き声がする」との110番を受けて訪ねた警察官が、女性容疑者の居住を確認し、次女(4)が屋外で裸足になって泣いているのを見つけた。長女とみられる女児と男性容疑者も一緒にいたらしい。
県警南署は2日後、横浜市中央児童相談所に「虐待の恐れがある」と通告したらしい。児相が次女と、長女への虐待の有無を調べていたが、今年1月、児相から南署に「長女の所在確認ができない」と連絡があったとの事。
女性容疑者は、茨城県では次女と生後4カ月の長男と暮らしていたらしい。
子供2人にけがは見当たらないという。長女と次女は、男性容疑者の戸籍上の実子ではないらしい。
遺体を埋めたとされる昨年7月当時、両容疑者は横浜市南区のアパートで当時6歳だった長女、女性容疑者の次女(4)と暮らしていたらしい。
県警によると、男性容疑者は「(長女が)言うことを聞かず、(女性容疑者から)『代わりにしかってよ』と言われ、殴ったり蹴ったりした」と供述しているらしい。
女性容疑者も暴力を振るっていたと話しているとの事。
男性容疑者は、夜に暴力を加えた直後、長女がぐったりしたため病院に連れて行くことを提案したが、女性容疑者に「連れて行かなくていい」と言われたと説明したとの事。
「夢に(長女が)何回も出てきて、うなされて眠れなかった。はき出したくてもはき出せなかった」と述べているらしい。
女性容疑者は「男性容疑者が殴ったら死んだので、夜になってから埋めに行った」と供述したらしい。雑木林の土中に遺体を埋めたのは「7月22日」と説明している。遺体は男性容疑者の車で運び、途中の資材置き場においてあったスコップを使って埋めたとの事。
死体遺棄容疑で逮捕された母親の無職、女性容疑者(30)と元同居相手の建設作業員、男性容疑者(28)は、インターネットのコミュニティーサイトで知り合って同棲(どうせい)を始め、1カ月ほどで事件に及んだ。この間、次女(4)への虐待も発覚。本来就学しているはずの長女は小学校に通っていなかったとの事。
男性容疑者は調べに対し、女性容疑者が「言うことを聞かない」などと怒り、長女に手を上げていたと説明。「『代わりに叱って』と言われ、暴行した」と供述しているらしい。
「(長女が)次女からものを取り上げるなど意地悪をやめないので、注意するために暴行した」とも供述しているらしい。
一方、女性容疑者は「男性(容疑者)が主導し、自分は従属的だった」と主張。さらに、「自分も男性容疑者から暴力をふるわれて逆らえなかった」とDV被害を訴え、遺体の遺棄についても「逆らえなかった」と話し、互いに責任を押しつけ合うような供述をしているらしい。
女性容疑者と同居していたというある男性は県警に対し「感情の起伏が激しく、(子供を)たたいたりすることがあった」と証言しているらしい。
県警によると、男性容疑者は「(長女を)風呂場に連れて行き、水を張っていた浴槽につけた。体をばたばたさせ、泣いていた」と供述したらしい。
「母親から長女は水が嫌いだから風呂場に連れて行ってと頼まれ暴行した」とも供述しているらしい。
その際、死体遺棄容疑で逮捕された母の女性容疑者(30)=茨城県小美玉市=も水をかけたり、たたいたりしていたと話し「先に手を出したのは女の方だ」と話したらしい。
さらに男性容疑者は、暴行後に風呂場を離れたところ「バタン」と音がして、風呂場に戻ると長女が倒れていたと説明。病院に連れて行こうとしたが、女性容疑者が「連れて行かなくていい」と主張してリビングに寝かせたという。翌朝に長女が死亡したとしているとの事。
一部報道では
男性容疑者は、暴行後、長女が冷たくなって息をしていなかったため、「病院に連れて行った方がいい」と言ったが、女性容疑者に「(連れて行かなくて)いい」と言われたと説明しているとの事。
こんなところだけど、まず情報を整理しよう。
事件発生当時、死亡した6歳長女は4歳次女、と母親の女性容疑者と男性容疑者の4名で暮らしていた。
昨年
4月 長女は小学校に通うはずだったが1度も登校していない。
6月 女性容疑者が千葉県松戸市から神奈川県秦野市内に住む男性の家に引っ越してきた。
6月末頃 男性容疑者の住む横浜市南区のアパートに転がり込む形で同棲を開始
07月03日 虐待を疑い、近所の住民が通報、県警が屋外に締め出されていた次女を発見
07月05日 警察から児童相談所に次女への虐待の疑いの通告
07月13日 児童相談所がアパートを訪問、長女には会えず、その後長女の未就学に気づく
07月21日 夜に両親が長女を暴行虐待
07月22日、朝、長女死亡、夜に遺体を遺棄
08月 男性容疑者と女性容疑者が同居を解消(この事件のせいで別れたんでしょうね)
10月12日 児童相談所がアパートを訪問したが、すでに退去していた。
その後、女性容疑者はコミュニティーサイトで知り合った別の男性宅を転々としていた。
長女の暴行の理由は長女が言う事をきかないから躾の為に叱った。
容疑者二人で暴行したところ、死亡、男性容疑者が病院へ連れて行く事を提案するが、女性容疑者が拒否、翌朝、死亡した為、夜に遺体を遺棄した。
ただ、暴行後、長女が冷たくなって息をしていなかったため、「病院に連れて行った方がいい」と言ったが、女性容疑者に「(連れて行かなくて)いい」と言われた。とあるので、「息をしていなかった」「冷たくなった」事をこの二人は知っていたわけですから、そのまま放置すれば死亡する事は予想できたでしょうね。
その意味では「未必の故意」(死亡してもかまわない)と言う思いがあったのかもしれません。
その場合、殺人罪も該当するかもしれませんね。(今の所逮捕容疑は、死体遺棄です)
しかし、記事を書いていて涙がこぼれそうになりますね。
6歳の子供を「水風呂に沈める」なんて、ちょっと想像できません。それも水が嫌いだからあえて、水風呂に沈めるなんてね。
6歳で一度も小学校に通った事が無い、それでは友達も居なかったと思います。住所を転々としているから通わせる事もできなかったのかもしれませんが・・・
幼稚園や保育園は通っていたのかな?小学校よりお金がかかるから幼稚園や保育園も通ってなかったのかもしれませんね。
死亡した長女は生まれから死ぬまでに間に「楽しい」とか「幸せだ」とか感じた事があったのか?
ただ、虐待され死亡する為に生まれてきたのだとしたら、あまりに不憫です。
(涙をこらえる事ができません)
捜査中の段階で事件の原因を語るのは、まだ早いかもしれないけど、今出ている報道からみると、あまりに女性容疑者(つまり母親)に生活力がありませんね。
仕事も無いし、住むところすらない、ネットで知り合った男のところへ、子供連れで転がり込む生活を転々としている。
押しかけられた男のほうだって、母親はともかく、子供と同居なんて内心では望んでいないのではないかな?
男の側は母親(と言うよりその体)だけが目当てでそれ以外に興味は無いんじゃないの?
それを母親も分かっていて、「子供も一緒にいいでしょ?」と言えば、男は「いいよ」と建前として答えるだろうな。
当然、母親にしても、そんな生活では子供が邪魔で疎ましく思っていたかもしれませんね。
子供さえ居なければ、一緒になってくれる男がいるかもしれないという思いはあったかもしれません。
そういった背景がこの事件の下地になっていたのかもしれません。
そして、やはり経済的な問題や将来への不安など母親には日常的にストレスも大きかったでしょうね。
そこでつい、虐待の快感に飲まれてしまったのかもしれません。その時点で母親ではなくなっていたのかもしれませんね。
弱いものを支配する、虐待する快楽は本能に直結していますからね。
(詳しくは参考リンクの書籍を参照願います)
そこへ加えて、男性の側にも問題があったんでしょうね。
普通なら逆に虐待を注意する所です、しかも、「息をしていない」なんて明らかに命の瀬戸際にいる長女を目の前にしても、母親の「いかなくてよい」と言う言葉で病院へ連れて行く事を簡単に断念しています。
もちろん、そこで虐待が発覚する事を恐れた可能性もあります。でも、もともと自分の子供でもありませんから、あまり関心が無かったという事なんでしょうね。
もし、死亡すればどうなるか?を考えれば、ここは絶対に「心臓マッサージ」と「119番通報」ですよね。
長女が倒れた時点で心臓マッサージと119番通報していれば、助かった可能性が高いと思います。
互いに責任をなすりあうような供述をしているようですが、捜査そして裁判の行方に注目しましょう。
供述については、どちらも自分の罪を軽くする為に嘘を言う事も考えられますから慎重に検証が必要ですね。
出産育児は免許制にするべきとのコメントが以前ありましたが、この事件をみるとそれが必要かと思わされますね。
残った次女はこの後、幸せに暮らせると良いですね。そこは関係者にお願いします。
最後に亡くなった長女のご冥福をお祈りします。
2013/05/10追記
死体遺棄容疑で逮捕された母親の女性容疑者(30)が、長女に暴行を加えたことを認める供述をしているとの事。
元同居相手の男性容疑者(28)=同容疑で逮捕=は既に長女への暴行を認めている。
捜査本部によると、女性容疑者は長女に暴行したことがあると供述。「殴る蹴るという虐待がばれると思ったから児童相談所には(長女と面会させずに)ごまかし通した」と話しているらしい。
男性容疑者の供述によると、2人は昨年7月21日、当時同居していた横浜市南区のアパートで、長女と妹とDVDを観賞したらしい。その際、長女に足を踏まれたことに女性容疑者が怒りだし、風呂場で長女にシャワーの水を掛けたとの事。
同容疑者に頼まれた、男性容疑者は浴槽の水に長女の顔をつけるなどしたとの事。2人が居間に戻った後、長女が風呂場で倒れたらしい。
翌22日に「あいりの目が動かず、死んでしまったと思った」(女性容疑者)ことから、2人は遺棄を決意したとの事。
場所は、男性容疑者が幼少期にカブトムシを捕りに行った横浜市磯子区の雑木林を選んだらしい。
長女が倒れた直後に病院に搬送しなかったことについては、2人は捜査本部に対し、それぞれ「相手が止めた」と食い違った説明をしているとの事。
女性容疑者は逮捕当初、長女に対する暴行について自ら語り出すことはなかったが、その後の捜査本部の調べに「頭や頬を4、5回たたいた」「口で言っても聞かないときに手や足が出た」と供述したとの事。
「長女に『(女性容疑者の両親に当たる)おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にみんなで暮らそう』と言われると頭にきた」とも話しているらしい。
長女は誕生直後から2011年6月まで茨城県にある女性容疑者の実家で育てられており「長女が(茨城に)帰りたいと言うので腹を立てた」らしい。
長女が小学校に入学していなかったことについて、女性容疑者は「あまり気にしていなかった」と供述したらしい。
横浜市中央児童相談所は長女と一度も面会できなかったが、「殴る蹴るなどの虐待を長女がぽろっと話してしまうのではないかと恐れていたから」と理由を説明しているとの事。
男性容疑者が、「(昨年7月21日の)午後11時から午前4時半まで暴行した」と供述しているとの事。
捜査本部の調べに対する男性容疑者の供述では、昨年7月21日夜、女性容疑者が長女に足を踏まれたことに立腹、頭をたたいて風呂場で水をかけたらしい。
男性容疑者も暴行に加わった後、居間に戻ったが、口答えをしたため男性容疑者が再び風呂場で蹴ったところ、頭をぶつけてけいれんが始まったらしい。
2人は同22日昼ごろまでに、長女の死亡を知り、その夜に遺体を埋めたといい、「捕まりたくなかった」と供述しているとの事。
昨年9月末に別れる際、男性容疑者は女性容疑者に事件を口止めしたらしい。
詳細を知ればしるほど、酷い事件だと思う。(涙が出ます)
痙攣した時に救急車を呼んでいれば、助かったかもしれないのに・・・
そのまま放置ですからね。
無くなった長女は母親の実家でおじいちゃん、おばあちゃんと暮らしていた時が一番幸せな時間だったのかもしれませんね。
そりゃあ、死ぬほど虐待される場所になど居たいとは思わないでしょうから、子供ながらに精一杯、母親を気遣って遠まわしに言ったのでしょうね。「虐待されない、実家で暮らしたい」と・・・
この男にしろ母親にしろ、「親」としての責任や「愛情」など微塵も持ち合わせていなかったんでしょうね。もはや人生の重荷でしかなかったのかな?
こんな酷い事件をどう防いだら良いのか?と考えたいけど・・・
母親に問題が有りすぎて、ちょっと打つ手が無いよね?根本的に母親から引き離す以外にこの事件を防ぐ事は出来なかったと思いますね。
なにしろ、足を踏まれた程度で死ぬほど暴行してしまうし、あげく、痙攣して意識不明になっても救急車も呼ばない。
そして小学校に通わせずとは、子供の将来をどう考えているのか?ホントに疑問です。
亡くなった長女だって生まれた時には周囲から祝福されたと思うんですよね・・・
たった6年間でどうしてこう変わってしまったのか?
それとも、最初から望まれない妊娠だったのかな?
参考リンク
あなたの中の異常心理
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