山形県酒田市高見台男子大学生刺殺事件その4(被害者の足取り)
部屋着についてのコメントもありましたので、別の視点から被害者の足取りについて考えてみます。
もちろん、被害者の足取りについては全く情報がでていませんが、そこはいつものように妄想していきます。
まず、分かっている事と言うか、前提条件ですが
A)出発地点は最後に目撃された大学です。
B)到着地点は遺体が発見された被害者の自宅アパートになります。
C)死亡推定時刻の判断方法から、被害者は死亡する前に夕食を食べていると妄想しています。
D)被害者は自宅アパートで最後に刺されている。他の場所で刺されて移動したのなら、血痕が出るでしょう。
E)頭部の殴打が自宅アパート内で起きたのか?は不明です。頭部の出血がなければ、他の場所で頭部を殴打して意識が朦朧としている状態で被害者の自宅に移動する事は可能だと思います。
これらの事を踏まえて、この出発地点から到着地点までの移動経路を考えれば良いわけです。
1)大学を出発。
2-1)このまま自宅に直接帰宅。(この場合は犯人が部屋を訪問した事になりますね)
3-1)自宅へ直接帰宅
3-2)途中コンビになどで弁当などを購入してから帰宅
4-1)実はこの後再度外出と言う可能性もあります。まだ、時間が早いですからね。
2-2)どこかへ遊びに行く(大学を出たのが16時10分だとして、夕食にはまだ早いですよね)
3-3)カラオケとか喫茶店などかな。
3-4)居酒屋など(暑い日でしたから、生ビールでも飲みたくなるとかね)
3-5)友人の部屋に遊びに行く(学生でお金が無いなら、これも有りでしょう)
3-6)アルバイトに行く(情報はありませんが十分可能性はあると思います)
3-7)車でドライブ(被害者は車を持っていないようなので、犯人の車でと言う事かな)
このどこかへ遊びに行くと言う場合は一人でとは限らないのでこの向かった先で犯人と合流している可能性があります。
5)夕食を食べる(一人で食べたか犯人と一緒だったかは分かりません)
この時点での時刻は遅くても21時ぐらいだと思います。
大学を出てから約5時間はちょっと長いと思うんですよね。
3時間も居酒屋で飲んでいたら、かなり酔ってしまうし、店員の記憶にも残ると思うんですよね。
カラオケで2時間歌ってから、居酒屋で飲むとこのぐらいの時間になるかな?
あとは、時間制限の無い場所としては友人宅と言うのがありますよね。
アルバイトならアルバイト先がその情報を持っているはずで、足取りが分からないと言う事は無いでしょう。
事件の報道を聞いて、警察に連絡すると思います。
足取りがつかみ難いと言う意味ではやはり、3つですね
あ)自宅へ帰宅してから犯人が訪問した場合
い)友人(犯人)の部屋へ遊びに行った場合
う)犯人の車でドライブに行った場合
なのでこの後の展開としては
あ)被害者自宅で被害者を殴打、刺殺し、部屋に鍵を掛けて逃亡
い-1)友人宅でトラブルとなり頭部を殴打、そのまま、被害者の部屋へ移動、そこで刺殺
い-2)友人宅から被害者の部屋へ移動し、そこで殴打、刺殺
う-1)被害者の家に送りそこで、頭部を殴打、刺殺
う-2)ドライブ中に被害者の頭部を殴打、被害者宅へ移動して刺殺
こう考えてみると、被害者が部屋着に着替える事ができるのは直接、家に帰宅した場合でなおかつ、そのまま、部屋で過ごす事を選択した場合だけになるかな?
男同士なら、ちょっと着替えてしまうと言うのもありだと思います。
このあたりは、被害者自身の生活習慣なのでコメントの通り、なんとも言えませんね。
犯行の経緯と足取りとしてはこんな感じになると思いますが、それぞれバリエーションはいくつもあります。
ただ、外に出てお店などに行っているならそれなりに、痕跡が残ると思うんですよね。
目撃情報はもちろんですが、ATMの使用履歴、電子マネーの使用履歴、クレジットカードの使用履歴などは使えば必ず記録が残るはずです。
携帯電話のアンテナ情報、写真の位置情報、防犯カメラの映像とかもありかもしれません。
今回の場合は被害者が「食べた夕食」も手がかりになると思います。
事件の性格を考えると、捜査本部はそれなりに当たりがついていると思うんですけどね・・・
犯人逮捕に期待しましょう。
参考リンク
山形県酒田市高見台男子大学生刺殺事件その3(時系列情報)
山形県酒田市高見台男子大学生刺殺事件その5(計画性を考える)
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