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2013/07/24

山口県周南市連続5人殺人事件その2(裏側から見える物)

まずは続報です。
周辺の住民によると、「つけびして」という貼り紙は、2、3年前からあったとの事。

殺人容疑などで自宅の捜索を受けた男の自宅は、全焼したY本さん方の隣。

捜査関係者によると、死亡したK村さん(73)の自宅では、約3年前(別の報道では5,6年前)に不審火が発生。ボヤ程度で消し止められ、大きな被害はなかったとの事。
K村さんは夫と2人暮らしだった。夫は今回の事件の前日から外出しており、留守だった。
住民らによると、男はこの不審火の後、自宅の窓の内側に、「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」と毛筆で手書きしたとみられる紙を貼ったとの事。
男は数年前から集落に住むようになったが、この不審火の後、孤立するようになり、最近も近所とのトラブルが続いていたとの事。

県警によると、平成23年3月28日朝にも、集落の別の男性宅が全焼する火事が発生しているとの事。

捜査関係者によると、男は2011年の元日に1人で同署を訪れ、「集落で悪口を言われて、孤立している」などと相談し、周辺住民との関係がうまくいっていないとする内容の話をしたとの事。応対した生活安全課の署員に「すっきりした」と言って帰った。その後、署への相談はなかったとの事。

男は20年近く前に川崎市から地元の集落に戻ったが、数年前までに両親が死亡して以降、住民とのトラブルが目立っていたとの事。

男は犬を2匹飼っており、散歩の途中ですれ違った住民をどなりつける姿が度々目撃されていたとの事。
K村さん(73)の夫が男の自宅近くの田んぼで農薬を散布していたところ「農薬が家の中に入ってくる」などと苦情を訴えた。
主婦の井戸端会議に割り込んできて、「俺は薬を飲んでいるのだから、10人や20人殺したって罪にならない」と脅したこともあり、住民らがおびえていたとの事。

K村さん(73)はベッドの上で死亡していたの事。

それぞれの自宅で遺体で見つかったK村さんとI村さん(80)はともに頭などを複数回殴打されていた。傷の形状から、表面が丸いバットなど棒状のもので強打された可能性があるとの事。
K村さんに抵抗したような形跡はなかったとの事。

全焼したS森さん(71)方で見つかった遺体のうち、男性の死因は頭蓋骨(ずがいこつ)骨折などで、女性の遺体は頭部のほか首の右側に殴打された跡があり、死因は出血性ショックだった。死亡推定時刻は21日午後8時50分ごろとの事。

Y本さん(79)方の遺体は頭蓋骨が陥没骨折しており、死亡推定時刻は21日夕方から午後9時ごろ。3人ともほぼ即死だったとの事。

住民らによると、K村さんは火災が発生した21日午後9時過ぎに近くの住民の家に避難。県警も午後11時頃、K村さんが避難していたことを確認した。K村さんは22日午前1時過ぎまで、全焼したY本さん(79)方の消火活動を見守った後、自宅へ向かった。火災現場からK村さんの自宅までは徒歩で約15分かかるとの事。

近所の人は「あいさつも何もしませんからね。知らん顔ですよ。あいさつしても知らん顔ですよ」と話しているとの事。

S森さん夫婦との間には、男が飼っている犬をめぐっていさかいがあったとの事。
近所の人は「ふんの始末したらどうかっていう話を(63歳の男に)したら、「血を見たいのか」と暴言を吐いたとの事。

また、自宅で大音量でカラオケを歌うこともあり、住民たちは次第に避けるようになったとの事。

男の父親の介護を手伝っていた元ホームヘルパーの女性(65)によると、金峰地区出身の男は10~15年ほど前、父親の介護のために勤務先の川崎市から戻った。女性が訪問する度に「いつもありがとうございます」と丁寧にあいさつしたと言い、女性は「お父さんを付きっきりで介護するまじめな人だった」と話したとの事。

だが、7~8年前に父親を亡くして以降、様子が変わったらしい。自宅玄関に上半身だけのマネキンを置いたり、周辺に派手な光を放つ電飾を設置したりするようになったとの事。

捜査本部は男の自宅と車2台を捜索したが、男が徒歩で家を出て公共交通機関も利用していないとみて、周辺の山林を捜索しているとの事。

さてこんな所ですね。
再度時系列
1998年頃   両親を介護する為に帰郷(当時48歳)この頃は熱心に介護してヘルパーさんに挨拶もできている。
2005年頃   介護をしていた父親が死亡、その後、人格が変貌(当時55歳)
2010年    K村さん宅で小火、その後、不明男性宅に「つけびして」の張り紙、その後、周辺から孤立(当時60歳)
2011年 元旦 警察に「周囲から悪口を言われる、孤立している」と相談、以後は相談はなし。(当時61歳)
2011年3月28日 別の集落の家でも全焼する火災が発生。

2013年7月
21日(日)21:00頃 S森さん宅から出火の通報、ほぼ同時に60mはなれたY本さん宅から出火、焼け跡から計3人の遺体
22日(月)01:00頃 K村さんが2棟が全焼した現場近くで知人と会話
22日(月)12:00頃 I村さん、K村さん宅から遺体が発見

こんな感じですね。
さて、本題に入りましょう。「裏側から見える物」シリーズは事件の見方を強制的に変更して新たな面から事件を見ようとする。ASKAの事件簿ではおなじみの手法です。

まず、不明男性が疑われているのが現状のようですが、不明男性が疑われる要素って何でしょう?
1)事件後に行方不明となっている事。
2)男性の自宅の窓に「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」と今回の放火を連想するような張り紙がある事。
3)男性が被害者や周辺とトラブルを持っていた事。

この3点ぐらいだと思います。
だけど、良く考えて欲しいのだけど、疑いを肯定する材料ではあるかもしれないけど・・・証拠になるような物では無いですね。動機として近隣トラブルと考える事はできるけど、犯行を実証する証拠は何もありません。

つまり、今の段階では他に犯人がいる可能性もあるわけです。
例えば、男性が行方不明なのは、「真犯人に罪を着せる為に殺され、遺体が隠された」とも考えられます。
男性が周辺とトラブルを持っていた事は有名だったようですし、この状況で、近隣住民が殺害されて、男性が行方不明になれば、男性が疑われる事は容易に予測できるでしょう。

かつて、香川三人殺人事件や愛知県蟹江町一家殺傷事件で何が起きたのか?
反省を込めて、この事件は慎重に考えなければなりませんね。

この事件では犯人に結びつく物証の情報が殆ど報道されていません。
ちょっと妙な話ではあるんですよね。最初の2件は放火されているので現場はメチャメチャだっただろうけど、後半の2件は放火されていないから、現場から情報が出そうな気がします。

少なくとも、足跡ぐらいはあったと思うんですよね。
犯人は殺すつもりで現場に行って、凶器で頭部を殴打し、ほぼ即死させています。
現場は放火もせずに放置しているので、事件を隠蔽するつもりも無いでしょう。
だとしたら、土足で現場に入っていると思うんですよね?
さらに、もし不明の男性の犯行なら、犯行後に行方をくらませる事で疑われるのは必至です。
そうなら、指紋やDNAにも無頓着だった可能性がありますよね。

一部の専門家はあの「津山30人殺し事件」を意識してか、遺書を残して自殺しているのではないか?と言うコメントもあったようですが、もし、覚悟の犯行なら証拠については無頓着だったのではないかな?

実際、不明男性の家が家宅捜索されたようですが、報道されていないので遺書などは出てこなかったようですね。

凶器はバットのような丸い棒状のような物・・・
全ての犯行が同じ凶器を使っているようです。
事件後に逃亡する事を考えたのなら、一旦自宅に戻って必要な物を揃えたりしたかもしれません。
そうなら、「足跡」が残っている可能性があるし、不要になった凶器だって近くに捨てていっても良いはず・・・

しかし、凶器も発見されていないですね。凶器を持ったまま逃走?人が居る場所に逃げるわけでもなさそうなので、必要ないと思うのですが・・・

とにかく、今のところ、不明男性の犯行を裏付ける物証はありません。状況証拠が少しあると言う程度なので、やはり色々な可能性を視野に入れておいた方が良いと思います。

それから、男性の以前の時系列情報を見ると、可哀想な境遇もありますね。
両親の面倒を見るために独身で帰郷してずっと、面倒を見てたんですよね。
周囲も両親の事を考えると縁談の話はしずらい状況だったかもしれませんが、結局、独身のままここまで来ているようですね。

介護だけでも相当なストレスだったと思いますが、その当時はヘルパーさんい挨拶もできるぐらい、まー正常な状態だったようです。

で介護していた両親が無くなったのは喪失感は大きかったでしょうし、介護のストレスが無くなる反面、親と死別すると言うストレス、さらに家に一人と言う孤独感と相まって、やはり相当なストレス状態だったのではないか?と想像できますね。

2011年の元日には警察に相談してます。これが関係被害妄想から来ているのかは不明ですが・・・
でも、元日ですからね。普通ならお正月気分に浮かれてお酒に酔っている時期だと思います。
「話してすっきりした」と言って帰っています。一人で新年を迎えると言うのが寂しかったのかな?

それともう1点、例の張り紙ですが
「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」
この最後の「田舎者」と言うのは解釈が二通りできますよね。
A)この田舎者は自分自身の場合。
B)この田舎者は放火した犯人(自分じゃない)場合。

A)の場合、自虐的に自分を「田舎者」と呼ぶ事になりますが・・・
この男性はずっと川崎市にいたんですよね?そんな自分を「田舎者」と呼ぶだろうか?

B)の場合、この男性が実は放火犯の犯行現場を目撃していたとしたら?この歌(俳句)の説明もできますよね?
張り紙は放火犯に対する無言のアピールだったかもしれません。
今回の事件もその放火犯に「俺は知っているぞ」と脅した所、逆に罪を着せられて殺害されたと言う説明もありですね。
この場合、放火犯は元々、K村さん宅に放火するような動機を持っていたわけですから、K村さんを襲う理由がある事になります。

「裏側から見える物」と言う事で視点を変えて妄想チックにアレコレ書きましたが、やはり「物証」が欲しいですね。

誰の犯行であれ、これだけ荒っぽい犯行で物証が全くないなんて事は無いと思うのですが・・・・

続報を待ちましょう。

参考リンク
山口県周南市連続5人殺人事件
山口県周南市連続5人殺人事件その3(容疑者逮捕)

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コメント

殺害はまだかもしれませんが、拉致監禁など男性が真犯人の管理下におかれている可能性はありそうですね。
捜査員400名が山狩りで男性を捜索しているタイミングに、当の本人を殺害・遺棄なんてハイリスクな事はしないでしょうし、万が一その場面を誰かに目撃でもされたら元も子もありませんから…。

あと、この他にネットのニュースで気になった情報をコメントに残しておきます(不適切なら削除お願いします)。

1. 犯人と見られる男は火災前から行方不明
見た限り1社のみの報道なので不確かですが、火災当日の昼に近隣住民と1、2言会話をしたのを最後に行方が分からないらしい。
当日は大音量のカラオケを聞いていないという情報(21日午後3時頃の時点)もあり、Y本さん宅から出火した際、避難を呼びかけるために隣家の男性宅に入ったが誰もいなかったとの事。

2. 「つけ火して」の張り紙は以前の小火騒ぎとも関係ない可能性(by 報ステ)
付け火は、畑で作物を収穫した後に残ったいらない茎や葉を燃やすという風習を意味しているのかもしれないとの事。
その火で暖を取りながら談笑する田舎の人を歌っているという考え方もあるようです。
ただこちらは全く根拠がないので、何とも言えませんが…。

投稿: OZONE | 2013/07/24 23:44

貼り紙は掲示しているように見えました。孤立など考えると、火のない所にけむりは立たぬと言う事かと思いました

投稿: 10 | 2013/07/25 00:51

やはり63歳の男性は悪い人ではなかったようですね。しかも、10年程前今回殺害された男性に刃物で襲われたことがあった。RV車の屋根のパトランプやオブジェは、また襲われることを警戒し、犯人を威嚇するものだろう。つけびの貼り紙は、煙いぶしの嫌がらせをやって喜んでいる輩への皮肉メッセージと見た。もしかしたら、死亡した人物の中に、63歳の男性を追い出せ、あるいは殺害しろと依頼した人がいたのかもしれない。結局真犯人は、63歳の男性に罪をかぶせたいから、全員殺害したとも考えられる。

投稿: ムツコ | 2013/07/25 10:20

張り紙は放火の告発というよりも、(過去の不審火は)自分ではないという主張なような気がします。

仮に63歳の男性が犯人だったとして、前から警察とかいろんなところへアピール(SOSにも思える)してますよね。
警察は動けなかったにせよ、地元の旦那衆(議員とか)が仲立ちして手打ちできなかったものかとも思います。(とはいえ田舎の事情などは私も良く知りませんが)

投稿: kk | 2013/07/26 00:20

63歳の男性見つかりましたね。
ネット上のブログを見ていると男性に対する同情の声が多いようです。(まだ犯人と確定していませんが)
でも、どうなんでしょう。仮に報道されているようないじめがあったとしても、他にとるべき行動がなかったのでしょうか。(仮に犯人だとしても人を殺すに至るのは短絡過ぎますね)また、家族は引越しなど何か対処をとらなかったのでしょうか。
人と人の絆って本来は何なのかを考えさせられる事件です。

投稿: ルパン | 2013/07/26 14:21

いずれにせよ捕まった人は5人も殺害しております。
普通なら死刑は免れませんね。
どんな理由があれど、人を多人数殺した事には変わりないのですから。

投稿: パイン | 2013/07/26 18:03

どんな事件でもそうだけど…犯罪者って周りの環境やこれまでの出来事、これまでかかわり合った人間の性質に左右されてるんだよね…犯罪者=悪、犯罪者だけが悪いなんて風潮の強い日本では絶対に虚しい犯罪が減ることは無いんじゃないかな…国民全てが考えを改めないと…明日は自分が被害者または加害者になってしまうよ…?

投稿: ながぴー | 2013/07/27 23:48

>犯罪者だけが悪いなんて風潮の強い日本では絶対に虚しい犯罪が減ることは無いんじゃないかな

それを減らす為の抑止力が、より強い厳罰なんじゃないかな。

この人は5人殺した上に放火までしている、すなわち『凶悪犯』で有る事は疑いようもありません。
もし貴方の家族が、同じような被害にあって殺害されたらどう思います?
もしかして、犯罪者の人権を訴え、その広い心で許すのですか?

投稿: パイン | 2013/07/28 01:36

裏側から見ても仕方なかったね…

投稿: | 2013/07/28 05:23

このサイトおよび来訪者は、何をしたいのか、何を目的としてるのかがよく分からんわね。
結局、野次馬根性と暇つぶしでしょ?
それとも犯罪予備軍か?

投稿: | 2013/07/28 05:50

…野次馬?

失礼ですが貴方は
事件の関係者なのでしょうか。

もしそうでなければ、
辞書を引いてみてください。


野次馬は貴方ですよ…

それと、当たり前の事ですが
犯罪者には誰もがなり得ます。

犯罪者予備軍…ですか。


少し考える頭があれば
そのような稚拙な単語は
普通恥ずかしくて吐けないハズですが…


…水を差してしまってすいません。


興味を持ち、知り、
自分ならばと置き換えて考える。

何の苦境もなく
普通に生きる事はとても難しいから、
せめて他人を傷つけず
自衛とできる範囲の救済ができないかと考える為の場が此処だと僕は思っておじゃましています。

違う見方、
加害者と被害者双方の立場になって考えることは
決して無駄でも意味ない事でもありませんね。


程度の低い書き込みに
わざわざ使った時間の方が
よっぽどもったいなかったと反省しています……

投稿: 6996 | 2013/07/29 04:26

みなさん、こんにちは
パインさんへ
パインさんの意見は正論です。間違いでは無いです。

ながぴーさんの言いたい事を私なりに解釈すると、
今回は5人を殺害しています。責任能力に問題なければ、現行法でも死刑確実です。こんな事件だと、厳罰化しても抑止効果はありませんよね。
犯人には例え死刑になっても、やらなければならない犯行だったんでしょう。

犯行を決意した時点で我々は犯行を止める方法が無く、結局、犯行後に犯人を逮捕し裁く事しかできません。

でも、それじゃ、悲劇の事件を無くす事はできない。

だから、犯行を決意するまでの過程に注目していく必要があるのではないか?

と言うのが、ながぴーさんの言いたい事かと私なりに解釈しました。

実際にこの事件は、最初の2軒、3人の殺害の段階で死刑と言うのが脳裏によぎったはずです、さらに数時間の間を置いて次の2人を殺害してますから、覚悟の犯行なのではないかと思いますね。

覚悟の犯行をどうやって止めるのか?と言うのはものすごく難しい問題だと思います。

投稿: ASKA | 2013/07/29 12:10

うわ。今、息子が、勝手に送信したかもです;
途中だったんですが、、、
ご容赦。

投稿: @ | 2013/07/29 14:02

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