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2013/08/26

山形県酒田市高見台男子大学生刺殺事件その6(容疑者逮捕)

1)酒田署捜査本部は8月23日、殺人容疑で、酒田市に住む同大2年の元少年(20)=犯行時(19)=を逮捕した。

関係者によると、2人は山形市内の小中学校で同窓生。同大で再会し、元少年は昨年秋まで被害者と同じ弓道部に所属していた。被害者の遺体の両腕には抵抗した際にできる「防御創」がなかったことなどから、捜査本部は当初から顔見知りの犯行の可能性が高いとみて交友関係を中心に捜査していた。

2)殺人容疑で逮捕された同大2年の男子学生(20)=事件当時(19)=が5月27日夕方に被害者を殺害したと供述しているとの事、男子学生は犯行後、着替えて大学の講座を受講していた。

この講義は被害者も受講予定だった「公務員講座」、捜査本部は男子学生が被害者を殺害後に大学に向かい、講座を受講したとみている。犯行後に服を着替えたとも供述しており、返り血で汚れるなどした痕跡を隠すためだったとみて、押収した衣類の分析を進めているらしい。

捜査関係者によると、男子学生が被害者を殺害したと説明しているのは、5月27日の午後4時すぎから同6時ごろまでの間。被害者は午後4時10分まで「国際協力」の講義を受けたことが確認されているが、同6時から受講予定だった「公務員講座」は欠席していた。

被害者の授業態度は真面目で、無断欠席などはほとんどないため、「国際協力」が終了した午後4時すぎから同6時ごろまでの間に何らかのトラブルに巻き込まれた可能性が高いとみられていたとの事。

3)殺人容疑で逮捕された同学年の男子学生(20)=事件当時(19)=が持参した鉄の棒で被害者の頭部を殴り、室内にあった包丁で背中を刺したと供述しているとの事。鉄の棒は23日の家宅捜索で男子学生の自宅アパートから発見、押収された。

捜査関係者によると、酒田署捜査本部が事件について任意で事情を聴いていた男子学生が22日、被害者殺害を認め、殴打の凶器について言及。自供に基づき家宅捜索を行ったところ、アパートから鉄の棒が見つかった。犯行を裏付ける重要な物証として、逮捕の決め手となった。

被害者の遺体周辺にあった2本の包丁は、ともに犯行に使用された凶器とみられることも分かった。2本とも被害者の部屋にもともとあった包丁とみられているとの事。

4)男子学生は動機について、「被害者をねたんでいた」という趣旨の供述をしていることが分かった。2人は小中学校の同窓生で、大学ではともに弓道部に所属していた。

弓道部では昨年10月、被害者の矢が盗まれるなどのトラブルがあり、捜査本部は21日から男子学生を呼んで、この問題との関わりについて聴取していた。男子学生は矢を盗んだことを認めるとともに、被害者殺害も自供したとの事。

また、昨年4月中旬~5月上旬、男子学生が当時住んでいた学生寮で、他の学生の現金や学生証などが盗まれるトラブルが発生していた。犯人は特定されなかったが、男子学生はその後に大学の相談室を2度訪れ「周りから犯人だと思われている」と相談。同6月に退寮し、アパートで暮らし始めたととの事。

学生は被害者が殺害された5月27日以降も通常通り通学し、講義を受けていたとの事。
5)逮捕された男子大学生が「遺体の頭に飾りの意味でごみ箱をかぶせた」という趣旨の供述をしているとの事。

遺体の頭にかぶせられていたごみ箱について、逮捕された同じ大学に通う当時19歳で現在20歳の男子学生は、「殺害後に飾りの意味で頭にかぶせた」という趣旨の供述をしているとの事。

こんな所ですね。
ゴミ箱は「飾り」と言う事ですが、まー悪意による物だったんですね。
死亡した遺体にまで、そんな「いたずら」をするのは、よほど心に溜め込んだ物があるのかかな?

動機は「ねたみ」のようですね。
「自分はうまくいっていない一方で、大学生活がうまくいっている被害者をねたんでいた」と言う事のようですが・・・

しかし、それだけでは殺害の動機には弱いと思うんですよね。
まだ、話していない事があるのかな?

しかし、やはり、予想外の事は色々ありますね。
A)死亡推定時刻が警察発表では27日の深夜から28日の未明でしたが、容疑者の後述では、27日の午後4時すぎから同6時ごろまでの間となっています。6時間も差が出てしまってますね。

死亡が27日18時として、発見が29日11時25分ですから、死亡から発見まで41時間、で、問題は死亡推定時刻の推定方法ですね。
私は室温から考えて、体温での推定は無理だと考えています。で、胃の内容物から推定と考えたのですが、もし、16時から18時までに殺害して、夕食をその直前に食べていたら胃には未消化の食物があり、死亡推定時刻はもっと早くなっていたはずですよね?・・・食べる前だったのかな?それなら、推定を誤る可能性はあるかも?あるいは、尿で推定したのかな?

いずれにせよ、夏場の事で予想以上に遺体の変化が大きくて、死亡推定時刻がずれてしまったのかもしれませんね。
(単純に食べた時間の想定を誤ったのかも・・・食べた時間は分かりませんからね)

それとも、ホントに深夜まで息があったのかもしれませんね。容疑者は死亡を確認して現場を離れたわけじゃ無いと思います。瀕死の状態で死亡するまで6時間が経過したのかもしれません。

だとしたら、この事件に限らず、一人暮らしで部屋で動けない状態になった時、それを発見して救助するシステムが必要なのかもしれませんね。

B)凶器の包丁は部屋にあった物だった。確かに、頭部を殴打した鈍器と包丁と言う二つの凶器を準備するのも変だよな・・・と言うのはありましたが・・・背中を刺した包丁は持ち出しているのでは現場で発見されず、その為、凶器が現場にあった物か犯人が持ち込んだ物かの判断ができなかったんですね。

私は凶器は犯人が持参した物だから、持ち去ったと考えていましたが・・・現場にあった物なら、どうして持ち去ったのかな?・・・指紋、DNAでも残したのかな?

予想通り、顔見知りでしたが、もっと早く自首すればよかったのに・・・事件後も大学には普段どおり行っていたようですね。まー、急に姿を消したら、疑ってくれと言う事になりますから、普段どおり過ごせざるおえなかったんでしょうが・・・逮捕されないと思っていたのかな?

参考リンク

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コメント

続報です。
捜査関係者によると、男子学生は任意での事情聴取の段階で、被害者を殴打した凶器について「大学で調達し、元に戻した」などと話した。供述に基づき大学構内を捜索したところ、供述通りの場所から長さ1メートルほどの鉄製の棒が発見された。凶器からは被害者のDNAが検出されたとの事。

こちらの報道が正しいとすると、以前に自宅の家宅捜索で押収したとされる鉄の棒は誤報と言う事かな?

投稿: ASKA | 2013/08/27 12:15

テレビの情報ですが、被害者はロシア留学が決まっていて、とても楽しみにしていたそうです。
被害者遺族の悲痛な声が本当に悲しくやりきれないです。
被害者学生のご冥福をお祈りします。

投稿: 名無き | 2013/08/27 15:47

捜査関係者によると、男子学生は同27日夕方に被害者を殺害したとし「犯行後、玄関に鍵を掛けた」などと供述している。

被害者を刺した包丁、頭を殴った鉄の棒から男子学生の指紋が検出されていないとの事。
アパート室内のドアノブなどにも拭ったりした痕跡がないことから、男子学生は手袋をはめるなど、何らかの方法で指紋を残さないようにして犯行に及んだとみられる。

5月末では手袋は防寒用に必要な時期じゃないだろうから、準備はしていたみたいですね。
計画的犯行かな?

投稿: ASKA | 2013/08/28 11:45

殺人罪に問われた大学の同級生で元少年の被告(21)に対する裁判員裁判の初公判が11月10日、山形地裁で開かれた。被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めたとの事。

検察側は冒頭陳述で、被告について「高校、大学時代にトラブルがあり、不平不満を他人にぶつけて解消する人格を持っていた」と指摘。
動機については「自分にはない明るさを持ち、社交的な被害者を嫌悪した。現実感のない自分を開放できると思い、事件直前の5月上旬に殺すことを決めた」と述べたとの事。

一方、弁護側は「以前に広汎性発達障害の診断を受けており、犯行時は心神耗弱の状態だった」と量刑を軽くするよう求めたとの事。

被告は小中学校と大学と被害者の同級生で、大学のクラブ活動でも一緒だったが、事件の前年夏ごろからクラブ活動の練習は休みがちになっていたとの事。

こんな所なのですが・・・
理解できないですね。
自分に無い物を持っている人が妬ましいのなら、被害者以外にも、対象者はいたはずです。
だから、それ以外にも理由はあったと思います。
それに、殺害したからと言って、自分自身の問題は何も解決されないままなんですよね。

弁護側の広汎性発達障害と、犯行時は心神耗弱の状態だったの因果関係もわかりません。
このあたりは今後説明されていくのかな?

今のところ、妬みや嫉みと言ったマイナスの感情は時に、殺人事件の原因になると言う事はわかりましたが・・・
逆に言えば、何がそこまで被告を追い詰めたのか?と言うのが気になりますね。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2014/11/10 23:11

殺人罪に問われた同級生で元少年の被告(21)の裁判員裁判の判決が11月18日、山形地裁であった。
美裁判長は「嫌っていた被害者を殺害し、現実味のない感覚を解消しようという身勝手な考えから犯行に及んでおり、酌量の余地は乏しい」として、懲役18年(求刑・懲役20年)を言い渡したとの事。

公判で弁護側は、被告が犯行時、心神耗弱の状態だったと主張したが、裁判長は「物取りの犯行に見せかけるため室内を荒らして被害者の財布などを持ち去り、犯行時に着用していた服を捨てて証拠隠滅を図るなど自らの計画に基づいて終始冷静に行動している」と退けたとの事。

判決によると、被告は昨年5月27日夕、被害者のアパートで、被害者の頭などを鉄製の棒で複数回殴り、背中などを包丁で刺して殺害したとの事。

さて、求刑20年、一割引きで懲役18年と言う、判決ですね。
結局、事件の詳しい背景は判りませんでした。
妬み、嫉み、そんなマイナスの感情は誰でも持ってます。
それでは、誰でも、このような事件を起こす可能性があるのか?

と言うと、私はそうは思いません。
もし、そうなら、もっと似たような事件が多発しているはずですよね。

事件を起こす前にそんなマイナスの感情をうまく、解消する事ができる人がほとんどなんだと思います。

なので、この事件の背景には何か、特別な理由があるのかな?と考えていますが、そのあたりは、今後の報道を待つしかないですね。

弁護側は、元学生は中学時代にメンタルクリニックで「広汎性発達障害」との診断を受けており、犯行時も症状は継続していたと反論。善悪を判断し、行動を制御する能力が低い心神耗弱状態だったとした。反省し被害弁償の意志があることなどを考慮すべきだとし、刑の減軽を求めている。

と言う事ですが、ちょっと良くわかりません。
広汎性発達障害の人が事件を起こす事はありますが、必ず全ての人が起こすわけでは無いです。なので、広汎性発達障害だから、心神耗弱と言うのは説明にならないと思うのですが・・・

それに、裁判長の指摘したように、偽装工作などもしてますし・・・判断力が極端に無い状態とは思えないですね。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2014/11/18 23:34

殺人罪に問われ、山形地裁の裁判員裁判で懲役18年の実刑を言い渡された同大の元男子学生(21)=同(19)=の判決が12月3日、確定した。期限の2日までに控訴しなかったとの事。

判決によると、元学生は昨年5月27日午後4時半ごろ~同5時10分ごろ、酒田市高見台2丁目のアパートの被害者方で、被害者の頭などを金属棒で殴り、背中を包丁で突き刺すなどして殺害した。

さて、予想外でしたが、被告は控訴しませんでした。
意外といっては何ですが、事件と向き合っているんでしょうね。
事件と向き合う事ができなければ、事件の原因自体が被害者にあると言う思い込みもでるでしょうし、控訴してより軽い量刑を望む事もあるでしょう。

そのあたりが無いので、判決を受けれているんでしょうね。
動機があまりにも身勝手な物でしたから、事件に向き合わずに控訴するんだろうなと思っていました。

あるいは、「もうどうなっても良い」「控訴するのも面倒」と言う心境と言う可能性もありますけどね。

いずれにしても、被害者が一人の殺人事件では、よほどの事情がない限り、死刑判決は無いでしょうから、重くても無期懲役だったでしょう。

とは言え、遺族にとってはまったく理不尽な理由で家族を殺害されたわけで、極刑を望む気持ちもわかります。
この事件の場合、被害者にまったく落ち度は無かったし、言ってみれば「逆恨み」で殺害されたと言っても良いでしょうね。

遺族の気持ちは分かりますが、極刑にならないのならば、例え無期懲役でも、いずれ時間が来れば社会復帰するわけですから、しっかり「更生」して欲しいですね。
ここで「更生」できなければ、結局、社会に溶け込めずに再犯・・・新たな害者が出てしまいますからね。

この事件では、事件までの経緯がどうみても、メンタルに問題がありそうに見えます。
普通なら、いくら嫉妬しても、殺人には発展しませんからね。
弁護側の主張した心神耗弱と言うよりも、メンタルに問題があって、本来なら生まれるはずの無い殺意を生み、増長させてしまったのではないか?と私は考えています。

なので、「更生」とあわせて「治療」も必要なのではないか?と思いますね。

投稿: ASKA | 2014/12/04 20:49

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